あらすじ

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター

キイハンター 262話( 最終回 )は、総集編!黒木鉄也(丹波哲郎)たちを殺人罪で告訴した中小企業の男(南原宏治)と謎の黒覆面の裁判官、赤い覆面の傍聴人の正体

第262話( 最終回 ) また逢う日までキイハンター 
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
放送 73.04.07
脚本 佐藤純弥(佐藤純彌)
撮影 不明
監督 小西通雄
出演 黒木鉄也 津川啓子 吹雪一郎 島竜彦 谷口ユミ 風間洋介 村岡特別室長 小田切慎二 壇俊介
主演 黒木鉄也以下全員、村岡特別室長以下全員
ゲスト 南原宏治
番組設定 キイハンターとは
備考 傍聴席の赤覆面:アイフル大作戦「岸涼子(小川真由美)」

キイハンターを作った人たち(キイハンター最終回 エンディングクレジットより)

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター
キイハンターを作った人たち
プロデューサー 近藤照男
小野耕人
坪井久智
脚本 池田雄一
小山内美江子
佐藤純弥(佐藤純彌)
高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 東光一
加藤弘章
下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
瀬尾脩
高岩震(高岩淡プロデューサーの兄
林七郎
村上俊郎
山本矩雄
録音 岩田広一
照明 大町博信、酒井昌貞、鈴木勝政、森沢淑明、山本辰雄
美術 兼子元昭、川村晴通、北郷久典、安井丸男
編集 大橋四郎、望月徹
進行主任 市倉正男、大山勝利、三瓶稔彦、斉藤正勝、末永和雄、原田良彦、水谷和彦
記録 浅附明子、大坂聡子、川村澪子、小貫繁子、古村史子、中野正子、宮瀬淳子
助監督 植田泰治、大櫛敬介、倉橋隆志、小菅宣生、清水徳三、杉野清史、館野明、富田義治、山崎充朗
擬斗 日尾孝司久地明西本良治郎伊達弘
演技事務 吉田武彦
衣装 東京衣装
現像 東映化学
音楽 菊池俊輔
ナレーター 芥川隆行
監督 加島昭
小西通雄
小松範任
小林義明
佐藤肇佐藤肇・回顧録
佐藤純弥(佐藤純彌)
鷹森立一
竹本弘一
深作欣二
降旗康男
堀長文
村山新治
山内柏
出演 丹波哲郎 野際陽子 川口浩 谷隼人 大川栄子 千葉真一 仲谷昇 中丸忠雄 宮内洋

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター あらすじ(ストーリー)

黒木鉄也、津川啓子、吹雪一郎、島竜彦、谷口ユミ、風間洋介・6人のキイハンターは被告となり、裁判にかけられることになった。

その法廷で、原告側の男はキイハンターたちの犯罪を立証するという。黒木らは過去扱った事件の捜査手法を、謎の覆面裁判官の前で問われる羽目になった。

原告の男は、黒木らを徹底的に糾弾して行く。裁判が進む中で暴かれる黒木らキイハンターたちの行動。男は自分たちこそ被害者だと言う。男の証言と黒木たちの反論が続く。

裁判長が下す判決とは?裁判官や裁判長の正体は?そして国際警察特殊スタッフ「キイハンター」の組織はどうなる?

判決が下り閉廷。裁判を終始傍聴していた赤い覆面をした人物が席を立つ。

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター ポイント

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター
  • 裁判形式
  • 原告兼検事:悪役代表
  • 被告兼弁護士:キイハンター
  • 裁判長:村岡特別室長
  • 裁判官:小田切慎二、壇俊介
  • 傍聴人:赤覆面の人物

「キイハンター」はよく「キーハンター」「キイ・ハンター」と表示されることがありますが、正しくは「キイハンター」「KEYHUNTER」です。

キイハンター最終回裁判を通して過去の名場面を見せるという一風変わった総集編

キイハンターを訴える男は、キイハンター 1話「裏切りのブルース」からおなじみの南原宏治氏。総集編でも登場シーン大盛り。

南原宏治氏は良い役も演じたことがあったが特にそのことに触れるシーンはなし。

原告が検事や、被告が弁護人も兼ねてるヘンな裁判だがが、難いこと言いっこなし。そこはキイハンター!

最終回(262話)のサブタイトルの出方も通常とは異なり、オープニングテーマの後、コマーシャルタイム。そのあと本編第1ロールの始まりとともに記されていた。総集編として取り上げられた作品は以下のとおり。
 
132話「日本アルプス大追跡作戦
114話「乾杯!殺人スコッチ
161話「荒野の列車大襲撃作戦
162話「蒸気機関車大渓谷の決戦
249話「お年玉は必殺必中の弾丸!
225話「大空のギャング現金強奪作戦
130話「縛り首の木のある家
119話「殺人免許証貸します
126話「走れ!金塊ヨット真夏の海を
236話「夕陽のガンマン荒野の大襲撃
196話「1972紅の翼大空を行く
240話「危機一発!死の接吻作戦
184話「決闘!大雪渓のダイヤモンド作戦
157話「キイハンター皆殺し作戦
207話「黒猫と死者との結婚式
173話「首のない女と男の戦争
 
各々のエピソードが紹介されたあと原告、被告の主張、反論が飛び交い主題歌の合唱や裁判長の制止などの末、裁判は結審。キイハンターに判決が下る。そして黒木鉄也(丹波哲郎)以下6人のキイハンターの任務が一時解かれ、銀座の雑踏で最後の別れを告げるシーンへと移る。

その時<キイハンターを作った人たち>のテロップが被せられた。「Gメン75」最終回スペシャル同様、全てのスタッフが列記されたわけではなかったが長年親しんだファンにとっては熱い想いが込み上げてくるラストであった。

地上波の再放送ならびにCSの再放送では銀座の雑踏でレギュラーが別れを告げ各々去って行くシーンの後、黒木鉄也(丹波哲郎)のアップで終わる。

だが本放送では次回スタートの新番組「アイフル大作戦」の第一回予告へと繋げられていた。裁判の傍聴席にいた赤覆面の人物こそ「アイフル大作戦」の主役・岸涼子(小川真由美)だったのだ。

近藤照男アクションシリーズ一連の流れを感じた最初のシーンであったがその後の地上波再放送やCSでの放送、後のDVD-BOXでも赤覆面の人物の詳細は未収録

キイハンター 最終回 262話

あと、総集編で紹介された作品群にモノクロ編が加えられていなかったのは残念で仕方なかった。

最終回のお休みは、なし<松原薫役の野添ひとみ滝裕二役の沖雅也両氏はエンディングクレジットにも記載なし>(サブタイトル別出演ランキングはこちら

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター 放送当時の記事

キイハンター 第262話(最終回) また逢う日までキイハンター
※裁判形式で過去のキイハンターの活躍を名場面として振り返る「総集編」。

出典:週刊TVガイド

キイハンター 最終回 262話
※放送当日の朝刊にはキイハンター最終回の番組解説記事が無く、夕刊に「今晩のハイライト」と称して週刊TVガイド誌より大きく詳しい番組解説記事が掲載されていた。

この記事に使われた番組スチール写真は最終回のものではなく、キイハンター三周年記念作品・157話あたりで撮影された番宣写真が使用されていた。

キイハンター 最終回 262話
※当日の番組欄。

この日の視聴は、19時「ど根性ガエル(東海テレビ)」、19時半「仮面ライダーV3(名古屋テレビ)」、20時「人造人間キカイダー(名古屋テレビ)」、20時半「ミクロイドS(名古屋テレビ)」、そして21時「キイハンター(CBCテレビ)」までと記憶している。中学に入学したばかりの春だった。

出典:静岡新聞(夕刊)1973年<昭和48年>4月7日

その後のキイハンター「NEWキイハンター」?|千葉真一、谷隼人と40年ぶりにそろって登場「キイハンター」映画版の構想も明かす

千葉は自分で脚本を執筆したものを含め、現在8本ほどの企画をあたためているそうで、映画版「キイハンター」の構想があることも明かす。キイハンターが捕まえた犯人の子どもたちが成長して復讐にくるという内容で、タイトルは「ニューキーハンター 救出」だという。「東映さんが協力してくれたら……」と谷と共に映画会社にラブコールを送った。
出典:映画.com(2013年7月5日)



2013年7月6日/TBSキイハンターに詳しい事情通

黒木ボス(丹波哲郎)がご存命の頃も、その後の「キイハンター映画化」構想があったらしいがソースの資料が散在で詳しくは書けず。記憶違いでなければ当時のフィルムを活かし黒木ボスが殉職し・・といった案が記されていた筈。資料を発見したら改めて追記修正したいと思う。

<追記 2023/12/17>

一部抜粋
千葉
「じつはね。丹波さんがお元気なうちに「キイハンター」を映画化しようと俺は真剣に話を進めていたんです。丹波さんも前向きだった。でも、台本が3分の1できたところで亡くなられて、ストーリーを黒木の仇討ちに変えたんです。物語は、黒木が乗った車が襲撃されて、3人の若い男に殺される場面から始まる。
谷君、宮内君、陽子・・・みんないるんだから、まだできるんですよ。ギル君(丹波義隆)、ボスの十回忌でやろうよ。」
出典:週刊現代 2012年12/16号 熱討スタジアム第41回 「キイハンター」のボス丹波哲郎を語ろう/千葉真一×谷隼人×宮内洋×丹波義隆

探していた記事が出てきたので記録として残しておきたい。週刊現代掲載のこの座談会記事。特撮専門誌「宇宙船」や「刑事マガジン」を切りぬいたファイルの中に埋もれていた。。

RELATED POST よく読まれる関連記事