あらすじ

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦

キイハンター 132話は、期首特番!名古屋-新穂高ロープウェイロケ編・第一弾!黒いチューリップをシンボルマークにする狂信的なナチズムの国際秘密結社を追う黒木鉄也(丹波哲郎)たちキイハンター

第132話 日本アルプス大追跡作戦 
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 (1)日本アルプス大追撃作戦
(2)日本アルプス大追跡作戦(シナリオ#132)
シリーズ名
放送 70.10.10
脚本 池田雄一
撮影 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
監督 村山新治
役名(台本) 高峰梢(※ルナ通訳センタースタッフ)
ブロッケ(※オランダから来日した密使)
ブロッケ夫人(※オランダから来日した密使)
篠崎所長(※ルナ通訳センター)
南波(※喫茶店のマスター)
少年(※秘密結社の首領・スノーク、ナチスドイツの後継者)
男A(※秘密結社・工作員)
男B(※秘密結社・工作員)
男C(※秘密結社・工作員)
由紀(※殺されたルナ通訳センターのスタッフ)
車掌(※北アルプス号)
出演 黒木 啓子 吹雪 ユミ
主演 黒木鉄也、吹雪一郎
ゲスト 島かおり(Gメン75・Gメン82/片桐ちぐさ
宗方勝巳
木村元
三重垣恒二
団巌
山浦栄
伊達弘
小林千枝
ロルフ・ジェーサー(ロルフ・ジェッサー)
ギブ・メイヤー
佐藤好将
貝塚みさ子
三島新太郎
某国
タイアップ ※ノンクレジット
子ノ原高原ロッヂ(閉鎖?)(現・無印良品南乗鞍キャンプ場?)(子ノ原高原)※当初予定:ホテル穂高
新穂高ロープウェイ
全日空
ロケ地 ※参考:台本
【愛知】
名古屋城
【岐阜】
飛騨古川
飛騨小坂駅
高山
平湯峠
平湯
一重ケ根温泉⇒子ノ原高原に変更
子ノ原高原
新穂高
西穂高駅
類似シーン
番組設定 キイハンターとは
備考 台本:セスナ機使用
本編:ヘリコプターに変更
オランダ語、ドイツ語:字幕スーパー

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦 あらすじ(ストーリー)

東京の通訳センターで女性スタッフ・由紀が殺された。黒いチューリップが目印の暗号を使う秘密結社の仕業か。組織は国際警察が10年間追いつづける狂信的なナチス・ドイツに絡む集団だが現在の首領はわかっていない。

黒木鉄也たちの捜査で通訳センターの所長・篠崎が組織に関わっており首領が密かに日本に潜伏している事実が判明した。そして、ナチス第三帝国再建のための莫大な資金の一部である宝石がオランダから日本へ運ばれてくることを知った吹雪一郎たちキイハンターは緊急出動する。

ルナ通訳センターの女性スタッフ・高峰梢はオランダからの密使・ブロッケ夫妻の通訳を担当し新穂高まで案内することになっていた。だが、職務の秘密を知ってしまった梢は密かに監視される立場になる。

敵のアジトは、北アルプスの山岳地帯にあることを突き止めた黒木は通訳・梢の婚約者である南波とともに名古屋へ飛ぶ。ブロッケ夫妻を案内する梢を吹雪、島竜彦らが尾行するが、追いつ追われつの急行北アルプス号列車内に黒いチューリップをかざした不気味な男達が乗車してきた。

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦 解説・見どころ

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦
  • 新穂高ロープウェイを借り切った大アクション
  • 狂信的なナチズムの秘密結社の首領は北アルプスに潜伏
  • 名古屋-高山-子ノ原高原-新穂高などで大ロケ敢行
  • ヘリコプターを使用した空中アクション
  • 謎めいた首領の正体
  • 重要な通訳役で島かおり氏ゲスト

夏の名古屋城と澄みきった北アルプスを舞台にしたハードアクション編の第1弾!番組改編期特別番組

飛騨へ向う列車や新穂高ロープウェイを借りきっての大アクションが見ごたえ十分。ゴンドラの上での決死ロケに挑む吹雪一郎(川口浩)捨て身のアクション!一部特撮を交えての死闘を展開する。

近藤照男プロデューサー作品ならではの史実を絡めたストーリーも見どころ。ナチスドイツの実写フィルムによるインサートフラッシュ、ドイツ語を駆使する黒木(丹波哲郎)の活躍、オランダ語の字幕スーパーと国際的ストーリーをより一層盛り上げて行く。

Gメン75 251話「Gメン対エーゲ海の骸骨」にも継承されたナチス第三帝国復活をもくろむ秘密組織の首領の正体などひとひねりした池田雄一脚本ならではのハードボイルド。

なお、今作品の重要人物を模した人物が、この作品にも登場するので合わせて楽しめる。

今回のお休みは、風間くん(千葉真一)(サブタイトル別出演ランキングはこちら

キイハンター 132話
※名古屋城を背景に左から南波(宗方勝巳)、黒木鉄也(丹波哲郎)

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦 放送当時の記事

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦
以下は番組解説記事完全版。期首特番ともいえる大掛かりなロケだったためか充実した解説記事。
キイハンター 132話
※ナチス第三帝国再建のための資金を持って来日したオランダ人夫妻、夫妻と接触する狂信的なナチズムの秘密結社が日本アルプスで接触することを知った黒木らは名古屋、新穂高へ飛ぶ!
キイハンター 132話
※当時の番組表より主な番組
18:00~「わんぱくフリッパー」(TBS)
18:30~「男どアホウ!甲子園」(日本テレビ)★
19:00~「キックボクシング~後楽園ホール(ゲスト:丹波哲郎)」(東京12ch)
19:00~「巨人の星(大投手金田の引退)」(日本テレビ)★
20:00~「謎の円盤UFO(シャドー秘密指令)」(日本テレビ)★
20:00~「8時だヨ!全員集合(渋谷公会堂/佐良直美、和田アキ子、石田ゆり、ゴールデンハーフ他/ドリフのパイロット全員集合)」(TBS)
21:00~「キイハンター(日本アルプス大追跡作戦)」(TBS)★
22:00~「おやじ火山(どっこい生きている)」(TBS)
※視聴した番組(★)
※この日の「キイハンター」「巨人の星」は、ハッキリ記憶している。

出典:週刊TVガイド

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦
※スタントマン特集で「キイハンター」のエピソードからいくつか紹介したグラビア記事だった。

出典:週刊少年サンデー(1971年4.5号)

キイハンター 第132話 日本アルプス大追跡作戦
※今回の作品と第二弾の136話「殺人超特急西へ」は小学4年生だった自分でも強烈な思い出として心に刻まれている。ストーリーの主旨は当然わからなかったが、翌週初日、クラスの男女間の話題は運動会とともに今回のキイハンター・ロープウェイアクションがダントツだった。

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