Gメン75 289話は、帰って来た女刑事シリーズ(津川螢子警部補編)「鷹森立一監督・Gメン75最終編」Gメンの一員として特命を受けた津川螢子警部補は女子刑務所に潜入!国外脱出した国際テロリストの謎を追う
第289話 裸の女囚たち | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | 帰って来た女刑事シリーズ | |||||||||
放送 | 80.12.13 | |||||||||
プロデューサー | 近藤照男、樋口祐三(TBS) | |||||||||
脚本 | 山村英司、小松範任 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | 杏子 | - | 結城警視正 | 津川螢子警部補 | - |
主演 | 津川螢子警部補 | |||||||||
ゲスト |
夏木マリ<元Gメン・津川螢子警部補> —- 水原麻記(萩原宣子、現・水原まき) 荒木道子 吉岡ひとみ 遠藤征慈 飛鳥裕子 阪上和子 北城真記子 小沢寿美江(小沢咲子・小沢さき子・小沢紗季子・小沢左生子) 加地健太郎 森祐介 池田直人 立川良一 石井浩 松山武由 —- 中丸忠雄(キイハンター/小田切慎二、Gメン75/結城警視正) |
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タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):◎ (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):◎ (7)DVDコレクション:97号 |
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主題歌 |
エンディング 「遥かなる旅路 Wandering man」(作詞:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:川上了 唄:ポプラ/コロムビアレコード) —- オープニングテーマ 255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」 |
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挿入歌 | - | |||||||||
劇伴特記 | - | |||||||||
備考 | - |
Gメン75 第289話 裸の女囚たち あらすじ(ストーリー)
北関東刑務所に女囚として潜入した国際外事局捜査官・津川螢子警部補。収監された監房には江島たみを筆頭に、吉村淳子、松延真弓、柳田ミカという一癖も二癖もある兵が刑に服していた。
螢子が狙うターゲットは「松延真弓」という女囚だった。数ヶ月前の連続爆破事件と公安課・竜野刑事刺殺に絡む容疑である。真弓は昭和50年、クアラルンプールで起こった大使館ジャック事件で国外脱出した国際テロリスト・松延の妻だった。
真弓は公安捜査官殺し直後に自首してきたが、事件には裏があると睨んだ黒木警視正は螢子をGメン本部に招き、事件の真相を暴くため極秘任務を与える。螢子は松延を超法規的措置のもと、中東へ脱出させ煮え湯を飲んだ当時の担当捜査官のひとりでもあった。
黒木の特命を受け守備よく女囚として潜り込んだ螢子だが、刑務所内では不審な動きをする女囚がいた。
Gメン75 第289話 裸の女囚たち 感想・ポイント
- 帰って来た女刑事シリーズ(津川螢子警部補編)
- 小包爆弾による連続爆破事件に絡むテロリストは国外逃亡した男?
- Gメンの特命を受けた津川螢子警部補が女子刑務所に潜入
- ターゲットはテロリストの妻である女囚
帰って来た女刑事シリーズの第二部・第2弾(津川螢子警部補編)
今回は、女囚に化けて事件の鍵を握るテロリストの妻と接触する津川螢子警部補の潜入捜査モノ。女子刑務所潜入モノのルーツは、土曜夜9時のアクションシリーズだと古くはキイハンター 29話「その名は女番外地」にまで遡る幾度かお目見えしたスパイ活劇風サスペンス。
今回の津川警部補は、”私はGメン”と自ら身分を明かすシーンがあるが、警視庁からGメンに一時出向し潜入捜査の特命を受けた故のセリフと思われる。
最後まで絶対見ることをオススメしたい作品。アッと驚く見せ場がある。
何と言っても津川螢子警部補(夏木マリ)のクライマックスからラストショットまでがカッコよすぎるのだ。
ラストのセリフと表情がいい!鷹森立一監督入魂の演出。これでGメンを降板してしまったのは誠に残念。
「帰って来た女刑事シリーズ」は個人的見解だが、後の297話「ラッシュアワーに動く指」(293話の土屋署長編後日談)とともに1981年春の女性Gメン大量加入のテストケースも兼ねていたのではないかと感じる。
Gメン75 第289話 放送当時の資料
※こちらも切り取りなしのオリジナル番宣記事。写真は今回のモノではなく280話「パリから来た車椅子の女刑事」より流用。
Gメン75 帰って来た女刑事シリーズ
<第一部>
279話:速水涼子刑事・帰国再会編(最終編:203話「また逢う日まで速水涼子刑事」)
280話:津川螢子警部補・帰国再会編(最終編:251話「Gメン対エーゲ海の骸骨」)
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<第二部>
288話:速水涼子刑事・活躍編
289話:津川螢子警部補・活躍編
「帰って来た女刑事シリーズ」は二部構成となっている。
一部は外国の捜査機関から帰国した直後の主人公とGメンとの再会。そして合同で捜査する活躍編。そして前回から始まった二部は、帰国後警視庁の捜査員としてGメンの捜査に加わる活躍編といったような位置づけになっている。
初代女性Gメン・響圭子刑事(藤田美保子、現・藤田三保子)も今度こそ再会できるかと期待していたが、残念ながら叶わず。
インターポール(国際刑事警察機構)本部に転籍となりその組織の一員としてロサンゼルスへ派遣された設定のまま戻ってはこなかった。
男性Gメン編も制作していただきたかったので、当時リクエストするもこちらも叶わず。
なお、287話「手術台の上の悪魔」のあと流れた今回の予告編は、通常予告だったがサブタイトルの上にシリーズ名「帰って来た女刑事シリーズ」と打ちこまれていた。