Gメン75 295話は、島谷刑事(宮内洋)単独主役編!外勤巡査たちの行動に鉄鎚を下した島谷刑事。ヤキを入れた外勤巡査の一人(坂東正之助)は島谷より上級、前警視総監の遺児で警視庁幹部候補生だった!
第295話 午前6時の通り魔 | ||||||||||
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仮題 | お巡りさん達の暴力教室(シナリオ#296) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 81.01.31 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 山口和彦 | |||||||||
役名(台本) |
草鹿秀一郎警部補(22才)※城西暑 草鹿ひさの 土屋署長<土屋和正警視>(55才)※城西暑 次席(48才)※城西暑 警邏課長 ※城西暑 捜査主任 ※城西暑 深田巡査(20才)※城西暑 南川巡査(22才)※城西暑 森部巡査(22才)※城西暑 国安巡査(22才)※城西暑 松崎弘(※本編:松崎登)(25才) 本間 (25才) 派出所の班長タクシーの運転手 レジの女 ラーメン屋の親父 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | 吹雪杏子 | - | - | - | - |
主演 | 島谷刑事 | |||||||||
ゲスト |
長門勇<土屋署長/警視> 坂東正之助(河原崎権十郎<4代目>) 山本清 片岡五郎(片岡光雄) 平松慎吾 小沢寿美恵 堀礼文 浅見小四郎 池田広法 今井耕二 津山栄一 狩野勝彦 山口陽美 小甲登枝恵 伊達弘 水原仗二 高野隆志 久木念 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:99号 |
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音楽 | - | |||||||||
備考 | 土屋署長(警視)フルネーム:土屋和正(部下の親に送る手紙より) |
Gメン75DVDコレクション収録予定:99号
Gメン75 第295話 午前6時の通り魔 あらすじ(ストーリー)
島谷刑事は身体を鍛えるためジョギングをしていた。そのとき暴走タクシーを発見!タクシーから出てきたのは強盗団だった。島谷はいきなり発砲され、出くわした外勤巡査に援護を依頼し犯人を追跡するが負傷して取り逃がしてしまう。
援護を依頼された若き警官たちは足がすくんで身動きができなかったのだ。警官らが所属する城西署を訪れた島谷は、当事者の警官を発見する。臆病風にふかれた彼らのコトバに腹が立った島谷は思わず相手をぶん殴ってしまった。
翌日、城西警察署署長・土屋警視から苦情を申し立てられた黒木警視正は、島谷に真相を問いただす。島谷が殴った警官のひとり草鹿巡査は、前警視総監の遺児で階級は警部補。巡査長の島谷は上級警察官にヤキを入れてしまったのだ。
Gメン75 第295話 午前6時の通り魔 当時の話題・感想
- 城西暑・土屋署長(警視)登場編第一弾!
- 島谷刑事の階級は「巡査長」
- 島谷と若き外勤巡査たちとの葛藤
- 島谷と若き外勤巡査たちの心の動きと行動
- Gメンたちの飲み会と仲間意識
- クライマックスからラストまでの流れ
久々の島谷刑事単独主演作品!島谷の元上司である城西署署長・土屋警視(長門勇)が登場するシリーズその1。その2は297話「ラッシュアワーに動く指」。
本放送当時、改めて高久進脚本は良い!と、見終ってじわっときたことが思い起こされる人間ドラマ。
今回のもうひとりの主役である草鹿警部補(坂東正之助/現:河原崎権十郎<4代目>)。彼がもし実在する警官だったらこの時味わった経験はその後の歩む道に大きく影響を与えていただろう。今頃は黒木ボスのように良い上司になっているかもしれない。
「失敗は誰にでもある。その失敗を誤魔化そうとする精神が許せない」黒木
部下の島谷、親代わりになって気にかけてきた草鹿。中立的立場で両者を見守り断罪する黒木警視正(丹波哲郎)。さすがボスである。
若き警官たちと島谷とのぶつかりあい、互いの心の動きを丁寧に描いた傑作でクライマックスまでの展開がいい。
そして、普段はGメンたちの会食シーンを描かない「Gメン75」だが、自然と感情移入できる見逃せないシーンもあり。
それにしても今回のような島谷刑事(宮内洋)の単独主役が「Gメン75」では少なすぎる。「キイハンター」の壇俊介のようにもっと見せ場が作れなかったものか。
アクションスター・宮内洋氏をメインキャストに165話「ジープに乗った悪魔」や、単独主役でなくてもキイハンター 115話「復讐は夜ニヤニヤ笑う」のような一級の見せ場を作る「宮内洋・ハードアクションシリーズ」を特別企画として海外編や黒谷編と並列でシリーズ化していたらと思わずにはいられない。
Gメン75 第295話 午前6時の通り魔 当時の記事
※ジョギング中に遭遇したタクシー強盗を追った島谷刑事は外勤巡査たちに援護を依頼した。しかし巡査たちは島谷の意に反する行動をとってしまう。