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Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事

Gメン75 103話

Gメン75 103話は、響圭子刑事(藤田美保子/現・藤田三保子)最終編!囮捜査失敗の責務と執念の追跡、世界交流協会を隠れ蓑にした麻薬密輸組織の黒幕を追いインターポール捜査官としてロサンゼルスへ飛ぶ!

第103話 また逢う日まで響圭子刑事
仮題 -(シナリオ#-)
シリーズ名
放送 77.05.07
脚本 池田雄一
撮影 山本修右
監督 鷹森立一
役名(台本)
出演 黒木 草野 山田 圭子
主演 響圭子刑事
ゲスト 尾藤イサオ
鶴間エリ
ヤン・エリック
トニー・セテラ
山浦栄
畑中猛重
阿保由貴子
京美子
タイアップ
類似作品
撮影日
ロケ地
備考 英語:字幕スーパー
欠場:津坂刑事
特報:Gメン75特別番組「香港-マカオ・ロケシリーズ」ショートバージョン

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事 あらすじ(ストーリー)

海外旅行者を利用した国際的な麻薬密輸ルートを追っていた響圭子刑事らGメンはFBI(アメリカ連邦捜査局)からの情報でロサンゼルスのイーグルと繋がるアメリカ人を追っていた。

捜査線上に浮かんだ世界交流協会理事のバート・ベンソン。羽田空港国際線ロビーでベンソンを追っていた圭子は彼を飛び出すアナウンスでチェックインカウンターへ向う途中、暴走車に危うく轢かれそうになる。

その夜、都内で若い女性の絞殺死体が発見された。彼女は圭子が組織を暴くため囮にした藤波リサだった。ベンソンと顔見知りの彼女にアメリカ留学を勧め組織の動向を探っていた矢先のことだった。リサの恋人・鉄夫は圭子に憎悪の目を向ける。

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事 解説・見どころ

Gメン75 103話
  • Gメン最後の響圭子刑事「エアポート捜査線」!
  • 囮捜査がバレ苦悩する人間・響圭子
  • 地下取調室でのしたたかな容疑者との攻防戦
  • 籍はパリのインターポールに移してある。その組織の力を存分に利用したまえ。-黒木警視-

藤田美保子(現・藤田三保子)氏扮する響圭子刑事の魅力を1時間で全部突っ込んだ力作!今見て思うことは、これぞ降板編

Gメン75 49話「土曜日21時のトリック」で魅せた老獪な悪徳弁護士との取調室での攻防戦、自分の一言が被害者を産み苦悩する人間・響圭子で幕引きする47話「終バスの女子高校生殺人事件」、そしてスチュワーデスに扮し麻薬ルートを追ってサンフランシスコから颯爽と帰国する潜入捜査官・響圭子刑事が描かれたGメン75 1話「エアポート捜査線」。

見終った後に続々湧き出てくる過去の雄姿。練り上げられた推理サスペンスと「響圭子刑事」を燃焼させこれからの活躍を視聴者に委ねる幕引き。ラストショットを旅客機とせずバサッと「響圭子刑事」でぶった切った演出、編集。

渡米する時点で響圭子刑事はもう「Gメン」ではなく「国際刑事警察機構(インターポール)本部捜査官」。黒木警視(丹波哲郎)との最後のやりとりも要点と捜査官としての決意のみ。ハードボイルドGメン75、ここに極まれり

後に「帰って来た女刑事シリーズ」という企画があったが響刑事の姿はなし。残念だったがそれゆえ今回のサヨナラ編が永遠に心に焼き付く一作となった。

(響圭子刑事最終編は2020年11月11日発売の「一挙見Blu-ray」や発売済DVD-BOX、セレクションでも見ることができる。)

なお、予告編のタイトルに被せられていた旅客機離陸シーンは本編にはなし。

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事 当時の記事

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事
※世界交流協会の裏の顔を暴こうと、藤波リサを囮にすべく接触を試みる響圭子刑事
出典:毎日新聞

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事 視聴率

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事
出典:週刊TVガイド

103話の視聴率は関西地区では30%越え。関東地区はランキング圏外だがおそらく20%以上ははじき出していると思われる。

Gメン75ノベルズと103話の響圭子刑事降板理由は全く違う

Gメン75 103話 小説 ノベルズ

響圭子刑事降板に関しては、小説版Gメン75(「Gメン75PartII」)にも記されているが、103話「また逢う日まで響圭子刑事」の降板理由とは全く違う「辞職」となっている。

辞職のきっかけ、辞職理由はGメン75 99話「安楽死」であったことがまえがきとして黒木警視(丹波哲郎)、小田切警視(夏木陽介)の過去の振り返りとして書かれてある。

Gメン75 第103話 「また逢う日まで響圭子刑事」放送終了後のショートバージョン「特報」再現と解説

Gメン75 香港・マカオ

特報(短)のシーン

ロケ地
※1989~2013年の間で幾度か香港、マカオロケ地実地調査済

メンバー紹介
立花、中屋
羽田空港
メンバー紹介
涼子
香港仔(香港島)
車窓
ビクトリアピークへ向かう途中
草野アクション
草野、涼子
九龍城(跡地:現・九龍公園)
小田切
涼子、女
香港仔(香港島)
拳銃を構える涼子
銅羅湾(香港島)

【芥川隆行ナレーション】香港・マカオシリーズ特報/ショートバージョン再現

Gメン75特別番組・「香港・マカオシリーズ」

銀行強盗に奪われた五億円が国際都市香港に流れ込んだのを追うGメン!新しく加わったニューフェイス・女性Gメンとともに九龍市街に、香港島に犯人を追うGメンの大活躍。

そしてビクトリアピークに迎える悲劇的な結末。

女性Gメンはさらに麻薬ルートを追って香港の裏町や難民地区に潜入。襲い掛かる危険を冒して麻薬ルートを追う。

東洋の真珠・香港、南国のマカオを舞台に繰り広げられるGメン75特別番組「香港・マカオシリーズ」第一弾、第二弾に御期待下さい。

立花警部補(若林豪)、中屋刑事(伊吹剛)、速水涼子刑事(森マリア)登場編の「香港・マカオロケシリーズ」(特報予告ショートバージョンでは「Gメン75特別番組 香港・マカオシリーズ」)

特報は103話の後のショートバージョンと104話の後のロングバージョンの二本が存在した。

そのうちショートバージョンは、シリーズ全てを紹介。新メンバー紹介カットと、105話「香港-マカオ警官ギャング」、106話「女刑事殺人第一課」の名場面から構成されている。

既に発売済みのGメン75DVDボックス封入の「予告編集」には未収録なのが残念である。

ファミリー劇場でのCS放送では諸般の事情で視聴できない時期だったため未確認。本放送、愛知県のCBCテレビ(地上波)再放送「アクションシリーズ」(1986年6月~※下記画像参照)では放送を確認している。

現存するなら「デアゴスティーニ・Gメン75」のDVDコレクションではぜひとも2通りの特報として収録していただきたいものである。

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事
Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事

ずいぶん前のことだが、関係者の方とやりとりした時、現存しない素材もある・・とのこと。

20話「背番号3長島対Gメン」の別テイクの予告編がDVD化されたり、本放送では流れた「78スカイアクションシリーズ」の特報(ナレーションは同じだが、セリフ効果音あり、別の劇伴)がなかったりする。

フィルム損傷や経年劣化、散在といった40年以上の時の流れの重みを感じてしまう。

その後・・・東映チャンネルでの放送実現

かねてからフィルムの存在が気になっていたが、東映チャンネルでの放送で確認できた。2022年12月15日放送の103話の後で流れた「特報ショートバージョン」。本放送時の記憶が蘇ってくる。

デアゴスティーニのDVDコレクションでは未収録。推測だが、おそらくデアゴ版は東映ビデオでの既出作品は、予告がカットされたそのままの状態で収録したのかもしれない。

Gメン75 第103話 放送当時のTVガイド(新メンバースポット告知)・速水涼子刑事

Gメン75 第103話 また逢う日まで響圭子刑事
※響圭子刑事の古巣と同じ「警視庁外事課」所属という設定。響刑事はノベルズによれば課内では「アメリカ担当」。速水涼子刑事はノベルズ2巻では特に設定されてなかった。

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