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Gメン75 第47話 終バスの女子高校生殺人事件

Gメン75 47話

Gメン75 47話は、刺殺された女子高校生(遠藤真理子)は響圭子刑事(藤田美保子)の知人だった!女子高生の祖父(加藤嘉)が警察を忌み嫌う謎、そして待ち受ける衝撃的な言葉が運命を狂わせる。

第47話 終バスの女子高校生殺人事件
仮題 終バスの女子高生殺人事件(シナリオ#47)
シリーズ名
放送 76.04.10
脚本 西島大
撮影 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
監督 鷹森立一
役名(台本) ※バスの見取り図:1ページ
三浦治子(17)
三浦源一郎
三浦正代
早坂弘
バス運転手
みどり
中年客A
中年客B
千代子(人妻)
交番の巡査
ラーメン屋
カメラマン
チンピラ
出演 黒木 草野 津坂 山田 圭子
主演 響圭子刑事
ゲスト 遠藤真理子(香山まり子/Gメン75 205話~・水上亜子)
加藤嘉
川谷拓三
藤村有弘事件「秘」お料理法/原庄兵衛課長)
八木昌子
戸部夕子
東晃声(東光生、出光元、非情のライセンス/大西刑事、はぐれ刑事純情派/小山田部長)
森みつる
菅野直行
叶優子
五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力)
高月忠
城春樹
神田橋満
長克己
鈴木正
協力
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撮影日 1976.2.29~3.5
ロケ地 メモより:上野毛、渋谷、新宿。自由が丘、中の(※判読不能)
備考 収録:DVD-BOX(2)

Gメン75 第47話 終バスの女子高校生殺人事件 あらすじ(ストーリー)

終バスの後部座席で刺殺された女子高生が発見された。彼女は響圭子刑事と顔見知りの三浦治子で、事件の連絡を受けた圭子は愕然とする。治子とは少し前に別れたばかりだった。

圭子と治子は一カ月ほど前、警察の剣道場で知り合った仲。治子はいつしか圭子を姉のように慕うようになっていた。将来は警官になりたいという夢があり、圭子に一度家に来て祖父を説得してほしいと頼んでいた。

所轄署に出向いた圭子は、治子殺害の第一発見者であるバスの運転手に会う。バスの終点まで何の異常も見られなかったが、終点のひとつ前の停留所でサングラスの男が乗車。治子の横に座って言い争うようになったらしい。しかし運転手はサングラスの男の詳細をハッキリとは思い出せない。

圭子は治子の祖父・源一郎に会うが源一郎は極度の警察嫌いだった。

一方、黒木警視の下、Gメンたちは終バスに乗り合わせたバーの女・みどりの証言を基に事件の再現を試みる。事件当夜、乗り合わせた乗客から徐々に事件前の状況が明らかになり、一人のヤクザ風の男の存在が浮かび上がる。

Gメン75 第47話 終バスの女子高校生殺人事件 解説・見どころ

Gメン75 47話
  • 真の勇気と守られた勇気
  • 後の亜子ちゃん(遠藤真理子)初ゲスト
  • バスでの事件の再現

警察を異常に嫌う老人の過去に隠された第二次世界大戦(大東亜戦争)・終戦後の惨劇と、勇気を問題提起した1976年度の傑作。黒木警視以下、Gメン全員が深夜のバスで事件の再現を行うシーンも見所。メインゲストは後の田口刑事のGF・水上亜子役で一世を風靡する遠藤真理子氏。

社会の不条理や現実に起こり得る身近な恐怖を描かせたらおそらく右に出るものはいないと当時感じたシナリオライター・西島大氏参加第五作目。響圭子刑事を慕う女子高生が遭遇した深夜バスでの出来事。やくざな男の素行を注意し放った言葉が原因で命を落とす。女子高生の祖父と圭子のぶつかりあいの中から圭子自身、自問自答せざるをえない状況に追い込まれながらも捜査は続く。

容疑者から聞かされた女子高生の最後の言葉が、圭子の心に牙をむいて跳ね返ってくるクライマックスは必見。

Gメン75 47話 放送当時の資料

Gメン75 第47話 終バスの女子高校生殺人事件
出典:毎日新聞
Gメン75 第47話 終バスの女子高校生殺人事件
出典:週刊TVガイド

Gメン75 第47話 終バスの女子高校生殺人事件
※シナリオ上で特筆すべきことは、バスの乗客配置図が図示されていること。ライター・西島大先生独自のアイディアが絡んでいるため、具体的な紹介は差し控えます。

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