Gメン75

Gメン75 第1話 エアポート捜査線

Gメン75 1話

Gメン75 1話は、浜松町-東京国際空港・モノレール大追跡!マフィア日本上陸に絡む警視庁現職警部と捜査一課警部補・関屋一郎(原田大二郎)の対決をスリリングなカーアクションを交えて魅せる

第1話 エアポート捜査線
仮題 エアポート捜査線(※台本#1)
放映 1975.5.24
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
監督 鷹森立一
役名(台本) Gメン75 DVD-BOX(1)特典
朝倉警部
朝倉節子
恩田
北斗
滝上
サリバン
ルミ
スナックのマダム
検死官
婦警(※岡村節子巡査)
スチュアーデスA
スチュアーデスB
チンピラA
チンピラB
スリの女
新聞記者A
新聞記者B
運転手
出演 黒木警視 関屋警部補 草野刑事 津坂刑事 山田刑事 響圭子刑事 小田切警視
主役 関屋警部補
ゲスト 東島祐子(=結城なほ子/岡村節子巡査 台本:100話まで「婦人警官」)
—-
川地民夫
田中真理
寺田農
室田日出男
田中浩
中田博久
宗方奈美
小笠原剛
峰洋子
田中久子
カニー小林
平沢信夫
野村久美
木村修
山浦栄
収録 (1)FOREVER:〇
(2)BEST SELECT:-
(3)BEST SELECT(女Gメン編):-
(4)DVD-COLLECTION I :-
(5)DVD-COLLECTION II:-
(6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):〇
備考 フルネーム:関屋一郎(※履歴書)
その他 新番組企画書

Gメン75 第1話 エアポート捜査線 あらすじ(ストーリー)

国際線スチュワーデス・高野ルミが深夜何者かによって射殺された。事件を行きつけのバーで知った捜査一課警部補・関屋一郎は部下の津坂刑事とともに現場へ急行する。

一発で額をぶち抜く凶器のルガー銃から殺しの犯人はプロと断定された。関屋は以前、スチュワーデス殺しの事件を迷宮入りにしてしまった苦い過去があった。

今回の事件は一連のスチュワーデス殺しと同一手口。上司・朝倉警部の指揮を強引に押し切り捜査に乗り出す関屋。

羽田空港で国際線スチュワーデスである恋人・節子と再会した関屋は、殺されたルミと同期のスチュワーデス・響圭子がアメリカから帰国するという事実を聞かされる。アメリカからのフライトで同乗した圭子の行動に不信な点があるというのだ。

空港で張り込んだ関屋と津坂は、圭子の尾行を開始する。圭子はサンフランシスコから持ち帰ったぬいぐるみをコインロッカーに入れるが、それを持ち去る男がいた。

関屋は銀座の雑踏で男・恩田を追いつめるが、逃げ場を失った恩田はバスを乗っ取り自らハンドルを握って逃走する。そして東京湾・幹線道路で関屋の覆面車と暴走バスのすさまじいカーチェイスが始まった。

Gメン75 第1話 エアポート捜査線 解説・見どころ

Gメン75 1話
  • 警視庁の各部署に所属する7人が偶然出会う序章
  • 関屋警部補と恋人・朝倉節子の悲劇
  • 暴走バスに陸橋から飛び移る倉田保昭氏渾身のアクション
  • モノレールと車の大追跡

都会的で華麗な刑事ドラマ「Gメン75」がスタートした記念すべき第1回。「キイハンター」からのスパイアクション映画風の雰囲気を継承しつつ、コミカルタッチの作風を排しハードな部分のみを強調した都会的でしゃれたハードボイルドタッチの刑事ものとして登場。

初期は、当時国民的人気を博したNHK朝の連続ドラマ<鳩子の海>(74年)で一世を風靡した藤田美保子(現・藤田三保子)氏をクローズアップした番宣が目白押し。

人気番組だった「バーディー大作戦」までのイメージも崩すことなく新鮮さを・・といったスタッフの苦労も垣間見えるような構成だった。菊池俊輔氏作曲の主題歌、テーマ曲も、前作までの軽快さを排し、より落ちついた雰囲気の曲に模様替えしての登場。

ドラマ展開は、初期はまだ「キイハンター」から「バーディー大作戦」までの痛快アクション路線を踏襲していたが、回を重ねる毎に徐々に社会派人間ドラマとして成長し「Gメン75」とはこういう作品なんだという独特な世界観を構築して行く。

また、第1回から<Gメン>組織が設立されたわけではなく、本編はあくまで<Gメン>となるメンバーの顔合わせ的な内容であった。(Gメン75が設立されるのは第2話)。黒木警視(丹波哲郎)、関屋警部補(原田大二郎)、響圭子刑事(藤田美保子)をはじめ、草野刑事(倉田保昭)、山田刑事(藤木悠)、津坂刑事(岡本富士太)小田切警視(夏木陽介)・・と続々登場するシーンはテンポもよく無駄のないカメラワークが絶妙。各ロール毎に見せ場ありという贅沢さ。見ているものをぐいぐい惹きつけて行き、悲哀を込めたラストシーンへと一気に突き進む。

尚、この作品のプロットは後のGメン75 307話・308話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」(江波杏子鹿賀丈史范文雀セーラ加入編/シンガポールロケ・ハードボイルドシリーズ)でも使用された。

Gメン75 第1話 エアポート捜査線|顔合わせした警視庁の精鋭捜査員

Gメン75 メンバー
※国際線スチュワーデス射殺事件を捜査中の警視庁捜査一課・関屋警部補、津坂刑事が出会う部署もキャリアも異なる警視庁捜査員たち。

第一回は黒木警視(丹波哲郎)、小田切警視(夏木陽介)をはじめとする7人が出会い事件を解決するまでを描く「Gメン75」のプロローグ。この捜査を通して焙り出された警察全体を揺るがす不祥事。これがきっかけで警察庁は「警察の中の警察」ともいう「特別潜入捜査班」設立を検討することになった。

Gメン75 第1話 当時の資料(雑誌・新聞記事)

Gメン75 第1話 エアポート捜査線
出典:朝日新聞
Gメン75 第1話 エアポート捜査線
出典:毎日新聞

インターポールにも顔のきく外事課勤務の秘密警察官・藤田美保子

Gメン75 第1話 エアポート捜査線
出典:週刊テレビ番組

七人の秘密警察官 国際犯罪に挑戦

Gメン75 第1話 エアポート捜査線
出典:週刊テレビファン

藤田美保子が女Gメンで

Gメン75 第1話 エアポート捜査線

新番組「Gメン75・エアポート捜査線」国際犯罪をはじめ現代社会が生み出すさまざまな事件に七人の秘密警察官が挑む。七人のなかで、紅一点は「鳩子の海」の藤田美保子。語学たんのうで、スポーツは万能、才色兼備の女Gメンという役に「派手なアクションと目のさめるようなファッションをお見せします」とハッスルしている。

出典:週刊TVガイド

鳩子が女刑事に

Gメン75 第1話 エアポート捜査線

評判番組「バーディー大作戦」が来週で終わって、24日からは新番組「Gメン’75」(仮題)が登場。ハードボイルドタッチで七人の秘密警察官の活躍をえがきだす、ひと味ちがった刑事もの。この七人の中の紅一点が、「鳩子の海」の藤田美保子。語学たん能で、インターポールにも顔が広い国際的な視野にたつ外事課勤務の女刑事という役。スポーツも万能で、大の男を軽々と投げ飛ばしたりすることになっている。「おまけに衣装はスポーティなものからドレッシィなものまでさまざまなんですって。うれしいわぁ」と藤田美保子、ニコニコだ。「こんどはホームドラマではないものに出たいと思っていたので、当分はこのGメンに打ちこみます」という。彼女のほかには、この時間枠にすっかり固定している丹波哲郎、倉田保昭、藤木悠たちに、岡本富士太、原田大二郎、夏木陽介のめんめん。

Gメン75 第1話 エアポート捜査線
Gメン75 第1話 エアポート捜査線

出典:週刊TVガイド

女刑事役に取り組む藤田美保子 鳩子 ヘンシーン!

Gメン75 藤田美保子 藤田三保子 
◆7人の秘密警察官 前列左から原田大二郎、丹波哲郎、藤田美保子
後列左から岡本富士太、藤木悠、夏木陽介、倉田保昭
◆「ソフィア・ローレンそっくりだよ、うん」>
クランクインから和気アイアイの丹波哲郎と藤田美保子。

茶色で統一したガルボハットにマキシスカート、そして真っ白なブラウス-
鳩子のドレッシーな変身ぶりで話題を呼んでいるのが新番組「Gメン75」。藤田美保子の役どころはスポーツ万能で語学も堪能な秘密警察の女刑事。ホームドラマからアクションドラマへと180度の転換に「初心に返ってがんばります」と意欲を燃やしている。

出典:週刊テレビファン
Gメン75 第1話 エアポート捜査線
出典:週刊TVガイド

Gメン75 1話 当時の資料(番宣スチール写真、台本)

Gメン75 1話
Gメン75 1話
※台本:Gメン75 DVD-BOX(1)特典より。上下の赤帯がないタイプも関係者邸で拝見させていただいたことがある。

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