Gメン75

Gメン75 第110話 警視庁宮ノ森交番のトリック

Gメン75 110話は、後の亜子ちゃん(遠藤真理子)5度目のゲスト出演!兄の巡査(頭師孝雄)は本当に一般市民を死に至らしめたのか?小田切警視(夏木陽介)、速水涼子刑事(森マリア)らGメンとともに真実を追う!

第110話 警視庁宮ノ森交番のトリック
仮題 -(シナリオ#-)
シリーズ名
放送 77.06.25
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 吉田重業
監督 鷹森立一
役名(台本)
出演 黒木 立花 草野 山田 中屋 涼子 小田切
主演 速水涼子刑事
ゲスト 頭師孝雄
遠藤真理子(香山まり子/Gメン75 205話~・水上亜子)
今福正雄
冷泉公裕
山本清
内藤杏子
蟹江敬三(Gメン75/望月源治・柿崎源造さすらい刑事旅情編II~山崎五郎巡査部長)
矢野間敬二
久地明
青木卓
高野隆志
清水照夫
山浦栄
下川江那
大谷元秀
タイアップ
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撮影日
ロケ地
備考

Gメン75 第110話 警視庁宮ノ森交番のトリック あらすじ(ストーリー)

速水涼子刑事が保護した酔っ払いの青年・大石タケシが派出所で死亡した。死因は大石が酔って椅子から転がり落ちたときの後頭部の打撲。所轄の大高署は事故死として処理するが涼子は疑問を感じる。

派出所の松坂淳一巡査が大石を突き飛ばし転倒させたのを目撃していたからだった。黒木警視は警視庁の小田切警視に連絡し捜査を開始する。

小田切の事情聴取で、巡査は涼子が派出所を後にしたあと派出所を離れた時間があることが判明する。その10分間の外勤後戻ってきたら大石は死んでいたという。

小田切は松坂巡査を勤務に戻し涼子は山田刑事とともに巡査の勤務状況を調べるが数々の表彰や勤務態度にも問題なし。そんな涼子たちの疑い深い態度に、同じ警察官である妹・チズコは不快感をあらわにした。

そんなとき、Gメン本部に一本の密告電話がかかってきた。松坂巡査が何度も大石を殴打しているのを見たという。松坂巡査のもとへ向かった涼子たちは拳銃自殺した巡査の死体を発見する。

Gメン75 第110話 警視庁宮ノ森交番のトリック 解説・見どころ

Gメン75 110話
  • 後の亜子ちゃん(遠藤真理子)5度目のゲスト出演
  • 小田切警視の駐在、交番の解説ナレーション
  • 山田刑事のあたたかな人間性とベテランならではの気配り
  • 競馬場でのクライマックスまでの時間の描写

外勤巡査の警察内部の組織構造を明らかにした上で展開する緻密な高久進脚本は実に見事。小さな疑問が疑惑に変わるが打ち消され、窮地に陥るが黒木や立花らの見解、同僚の仲間意識に支えられながら真実を追う過程に引き込まれる。

ひとつひとつうろこがはがれるように真相に近づいて行く丁寧なドラマ造りは当時の「Gメン75」全スタッフの力量、情熱の賜物と思う。

焦りと不安、確信が交錯する時の流れとそれぞれの心理状態の描写が上手い。表情、全景を追うカメラワーク、拾ってゆく周囲の音声は臨場感いっぱい。思わず見入ってしまうクライマックスである。

「Gメン75」でどれが面白い作品だった?と当時スタッフの方に聴かれたことがあるが、一つに絞れず返事に困った記憶が蘇ってくる。

Gメン75はDVD化やブルーレイ化するにあたりセレクションでは無理があると改めて感じた一作。「西部警察コンプリートDVD-BOX」のように受注生産でいいので、ぜひとも全話ディスク化し市販していただければと切に願います。

Gメン75 第110話 警視庁宮ノ森交番のトリック 当時の記事

Gメン75 第110話 警視庁宮ノ森交番のトリック
※泥酔した青年を交番巡査とともに介抱したが、青年は翌日死亡したことが判明する!

出典:毎日新聞
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