新番組企画書|Gメン75

新番組企画書 Gメン75
Contents
  1. Gメン75 新番組企画書・タイトル決定前の企画(全15ページ)の概略を徹底解説!
  2. 新番組企画書のまとめ

Gメン75 新番組企画書・タイトル決定前の企画(全15ページ)の概略を徹底解説!

新番組企画書

こちらでは「Gメン75」とタイトルが決定される以前の「新番組企画書」の概要を解説しています。

空欄や手書き箇所があることから、スポンサーやマスコミに発表する前の前段階のもののひとつである可能性が高い。製本段階で決まっていたレギュラーは丹波哲郎、倉田保昭、藤田美保子両氏の三名のみ。

以下、順を追って新番組企画書の概要を記録しておきます。概要は基本、企画書に「記載されていた文言」で引用しますが意味が大きく変わらないよう変更して表現する箇所があることもご承知おきください。

企画書に記載されていたレギュラーキャスト

新番組企画書
決定キャスト 役名 キャラ設定、その他
Gメン75 丹波哲郎
黒木警視
所属未記入
※殺された外事課・白鳥刑事を育てた上司的立場
未定
関屋警部補
所属未記入
※企画書製本後に手書きで「原田大二郎」
※黒木より一世代下でキリッとしたベテラン刑事
※中年男だが洒落者
※黒木の片腕
※若い刑事に反発されるくらい若手をしごく
Gメン75 倉田保昭
草野刑事
捜査四課
※口より先に行動、猪突猛進
※女と子供に弱い
※空手の必殺技は向かう処敵なし
Gメン75 藤田美保子 藤田三保子
響圭子刑事
外事課
22才の紅一点
※語学堪能、インタポールにも顔が広い
※スポーツ万能
※柔道の技は大の男もかなわず
※微笑みを絶やさない汚れを知らぬ娘
※流行に浮き身を燃やす可愛い女
未定
津坂刑事
副都心の所轄署勤務
※企画書製本後に手書きで「岡本富士太」
※仕事をしたくてうずうずしている
※非番でも街に出かけ大小の犯罪を片っ端から摘発
※先輩刑事とやり合う
※長所も欠点もやりすぎ・行き過ぎ
未定
荒木刑事
所属未記入
※企画書製本後に手書きで「藤木悠」
※風采の上がらないたたき上げの刑事
※30数年の地道な下積み刑事稼業
※グループの和こそ大切
※人情味あふれる刑事
未定・新人
滝口刑事
所轄署勤務
※津坂とコンビを組む駆け出し若手刑事
※刑事になったことが嬉しくてたまらない
※津坂を兄の様に慕っている
※罠にはまり黒木たちをハラハラさせる
未定
小田切警視
警視庁
セミレギュラー
※企画書製本後に手書きで「夏木陽介」
※黒木の理解者
※2話で警視庁から独立するメンバーをかばう
※黒木を使って難事件摘発を目論む裏がある

※企画書に「記載されていた文言」を尊重し人物設定をまとめてみた。

企画書レギュラー<私的>考察
この企画書段階では、「Gメン75」初期決定レギュラーとは微妙に違った色合いの性格付けが感じられる。

「関屋警部補」の初期設定は荒削りな「立花警部補・警部(若林豪)」のようにも思えるし、レギュラー候補でもあった谷隼人氏がもし関屋役だったらというイメージすら浮かぶキャラクターではなかろうか。

空手を全面に押し出した「草野刑事」は、本編では初期1クールでこそ毎回カラテアクションの見せ場はあるもののバーディー大作戦のドラゴンよりは抑えた人物設定だった。本格的にカラテバトルが表現されるのはGメン75 105話から始まる香港ロケ編からとなる。

「小田切警視」は企画段階では本庁色が強く、キイハンターの村岡特別室長(仲谷昇)のような強かな内面を兼ね備えた人物のようでもある。

加えて「津坂刑事」と彼を慕う「滝口刑事」の新人かけだし刑事コンビには、バーディー大作戦の「追出刑事」「行内刑事」のヤング版という変形イメージがダブる点も興味深い。

Gメン75だけがない?企画書、テレビニュース

新番組企画書

番組企画書及び、企画書を基にした「TBSテレビニュース」が見当たらない…と某スタッフ関係者及び「テレビジョンドラマ」編集発行人・斎藤耕治氏(1985~6年頃)から知らされていた「Gメン75」。しかし、こんな「新番組企画書(全15ページ)」なる冊子が存在していたことが最近分かった。

こちらの企画書には、Gメンレギュラーもそのキャラクター設定も本編とは微妙に異なる設定があったことから、番組設定の最終段階ではない。

どこでどのように使用されたかもわからない。判明しているのは、こちらの新番組企画書・製本段階では「Gメン75」のタイトルすら決まっていなかったこと。

Gメン75 DVD-COLLECTIONI封入特典解説書の高久進先生インタビュー記事「企画書は第一稿が出来てから後で作った」

--前略--「GMEN75」の企画立ち上げにあたって、みんなで話し合ったことは一回もありません。スタッフと会ったのは、私の第一稿が出来てからです。鷹森(立一/監督)さんが出てきたのも第一稿が出来てからなんです。近藤(照男プロデューサー)さんも出て来ないから。私、ひとりなんだからね。(笑)--中略--

企画書は後で作ったんだ。第一稿を原作・脚本みたいにしてね。最初は企画書もない。結局第一稿を読んだ近藤さんがビックリして、”このままでいい”と。それを印刷して、みんなに渡して”これでいく”と。

で、鷹森さんと話して、トップシーンだけ変わったんだ。どんな出だしだったかは、みんなで考えて変更したから忘れちゃったんだけど、最初に書いた方がいいと今でも思ってる。(笑)。生原稿の時はトップシーンが違うんだ。--後略--

出典:Gメン75 DVD-COLLECTION I 高久進

「企画書は第一稿が出来てから後で作った」

この新番組企画書が、高久進先生が語られた「第一稿後にできた企画書」なのか、さらにその後「改訂された企画書」なのかは今となっては不明である。

Gメン75の仮題「ザ・ハードボイルド」「スナッブ・ノーズ」「スーパー・カップ」その他

新番組企画書
テレビジョンドラマ

1
ザ・ハードボイルド
2
スナッブ・ノーズ
Snub Nose
3
スーパー・カップ
Super・Cop

Gメン75の仮題、「スナップ・ノーズ」「ザ・ハードボイルド」「スーパー・カップ」は1986年8月に発売された「テレビジョンドラマ」誌でも明らかになっているが、企画書では”・・等検討中”と記されていることから相当な試行錯誤があって『Gメン75』に決定したと推察。

タイトルが『Gメン75』に決定される前には上記の候補があった。仮題の末尾に「等検討中」とあるのでさらに候補があったと思われる。

「Snub Nose」は調べてみると「獅子鼻」「団子鼻」「低くて上を向いた鼻」という意味だそうだが、新番組では何を意味しているのか不明。

「Super・Cup」は後の「スーパーポリス」(超人警官)へ案が受け継がれた可能性が高い。

なお、放送回数は19回。「バーディー大作戦」の契約期間の残りということが企画書でもうかがえる。放送当日の各紙新聞記事では、26回と記してあった。

ハードボイルドとは-熱い心を強い意志で包んだ人間たちのことだ!

新番組企画書

ハードボイルドとは
熱い心を強い意志で包んだ人間たちのことだ。
涙する魂を激しい行為で表現する者たちの事だ。
彼等は、弱い、傷つきやすい、優しい心を持っている。
だからこそ彼等は決して挫けない。
傷つく事を、血を流す事を、死ぬ事を恐れない。
弱い、傷つきやすい、優しい魂を守る為に---。

この作品は、ハードボイルドを主人公にしたシリーズであります。

出典:新番組企画書

俺達は都会の狼だ。
薄汚れた20世紀末のコンクリート・ジャングルにけだものの雄叫びをあげる。
狙う獲物は、肥った虎、腐りきったライオンだ。
弱い者の肉をくらい、貧しいものの血をしぼり、金メッキの高層ビルに巣をくう、都会の食肉獣を追いつめる。
俺達にもやり過ぎはあるだろう。
それを非難するならしろ。
俺達より悪い奴等は、この世にうようよしている。
言いたければ何とでも言え。
俺達は、コンクリート・ジャングルをのさばる悪を潰す。
俺達は、夜の掟の下に斗う狼なのだ!

出典:新番組企画書

ハードボイルドとは-熱い心を強い意志で包んだ人間たち

「Gメン75」のオープニングテーマに被せられたナレーション。この内容が前書きの様に記載されている。

「Gメン75」新番組予告(東映ビデオDVD、BD/デアゴスティーニDVD1巻発売済)、「Gメン75 面影」LP、CD収録のセリフ(COLOMBIA発売済)の元となる言葉が犇めき合っている点にも注目したい。

Gメン75 DVD

第一話(案)は草野刑事(倉田保昭)メイン?東京湾に浮かんだ外事課刑事と外人女性の闇!KGB(ソ連秘密機関)が使用する青酸毒物とマフィア、行動を開始した黒木警視に警視庁上層部から圧力がかかる

Gメン75 企画書
新番組企画書
新番組企画書

<あらすじ(要約)>
東京湾に浮かんだ男女の心中死体。男は外事課刑事・白鳥、女は外国人。白鳥は黒木警視が育てた刑事であり捜査4課の草野刑事の同僚でもあり友人でもあった。

所轄署は心中と断定するが、黒木は白鳥が心中する人間とは思えず事件には裏があると睨む。草野は白鳥の耳たぶの一部が変色していることに気づいた。黒木と草野は、KGB(ソ連秘密機関)が使う青酸性毒物の注射跡ではないかと疑った。

インタポールからの情報でこの毒物はマフィアにも出回りはじめたものであることが判明する。

捜査本部の設置を主張した黒木は事件を解決すべく動き出すが、警視庁の上層部はなぜか事件の解明には消極的だった。しかも黒木の意に反して捜査打ち切りを厳命する。

<私的>考察
警察の不祥事が濃厚な闇と日本社会に深く静かに手を伸ばしてきたマフィアの存在が明るみになるようなテーマ。これは本編第一話「エアポート捜査線」と共通するものを感じる。

2023年の現代日本社会。外国勢力が政財界、マスコミ、国土買収、学校教育を浸食しようと移民も含め静かに蠢く何かを思わずにはいられない現実の闇と被る。

決定済キャスト(丹波哲郎、倉田保昭、藤田美保子)と後に決まったキャスト

新番組企画書

ボスの黒木警視役に丹波哲郎御大、空手の技を強調した草野刑事には倉田保昭氏、そしてファッショナブルな国際的視野の響圭子刑事役・藤田美保子氏はこの企画書製本段階では決定済み。

それ以外は、企画書製本段階では「未定」であった。

「響圭子刑事」を演じる藤田美保子氏の紹介部分は、「鳩子の海」の刑事もの参加による話題性にかなり期待が込められていた。画面を明るく弾ませ視聴者に好感を持って受け入れられるだろうと記されてある。

後にレギュラーとして起用された藤木悠氏は、当初案では「山田刑事」ではなく「荒木刑事」という設定だった。

津坂刑事とコンビを組む若手新人のレギュラー・滝口刑事がいた?!

新番組企画書
新番組企画書

津坂刑事とコンビを組む若手新米刑事「滝口刑事」の設定があった。

この企画書段階によると、ヤング志向だった前作「バーディー大作戦」より新番組(Gメン75)ではレギュラーの平均年齢はあがると記されてある。

黒木警視より1世代下、中年男だが黒木の片腕。流行のスーツに身をまとい若手に雷をおとししごきにしごく。と記されている「関屋警部補」の初期人物設定は、原田大二郎氏が演じた関屋警部補より一回り上の40代位のイメージだ。反発する若手メンバーとの葛藤も想定したキャラである。

今までの視聴者層、特にヤング層も引き続き取り込みたいとの思いから、若手レギュラー面では「津坂刑事」と「滝口刑事」を設定。二人の刑事のやりとりから若い世代の共感を得たい思いが企画書に綴られている。

<私的>考察
性格的には似通った箇所も目立つことから、滝口刑事を削除し全て「津坂刑事」のキャラクターに集約した感じを受ける。

この企画書段階での、中年男で黒木の片腕的な「関屋警部補」をもう少し若手に設定。型破りな万年警部補に変更し、同じ捜査一課の部下に津坂を添えることで黒木以下のメンバー構成をスッキリと再構築したように思える。

若手と関屋とのぶつかりあいを入れるより、ぐいぐいと突っ走る「関屋警部補」のキャラを固めることで新番組『Gメン75』の個性を強烈に打ち出して行こうとしたのではなかろうか。

「津坂+滝口」のコンビは後の「立花警部補+中屋刑事(105話登場編)」、「関警部補(小林稔侍)+村井刑事(205話登場編)」、「古田部長刑事+風間刑事(331話登場編)」、「早坂警部補+島刑事(Gメン82)」各々の登場スタイルに形を変えて継承されていったように思えてならない。

Gメン75 岡本富士太
Gメン75 岡本富士太

警視庁色が濃い「セミレギュラー・小田切警視」

新番組企画書

警視庁にあって黒木の良き理解者。黒木達が独立する際、一同をかばうがその行動には裏があるというこの段階での「小田切警視」の設定。警視庁から独立した黒木以下7人(黒木、関屋、圭子、草野、津坂、荒木、滝口)とは一線を画す警視庁色が濃い本庁サイドの人物である。

第一話(案)の詳しい展開、結末まではこの企画書では記載されてないが、外国絡みの殺しの背景に巣食う警察の不祥事をにおわす圧力。日本社会に浸食する闇(1話ではマフィア)に対抗するため秘密裏に行動できる「警察の中の警察」(特別潜入捜査班)設立を主張する黒木。

その黒木をかばい警視庁からの独立に力を貸すのがセミレギュラー「小田切警視」である。しかし、小田切の「裏の狙い」は黒木達を使って難事件、危険な犯罪を摘発しようとすることにあった。

<私的>考察
「裏がある」という部分。極秘裏に犯罪を摘発したいキイハンターの村岡特別室長(仲谷昇)的な色彩が濃い設定でもある。

独立した組織設立を主張する黒木に対しても幾分かの反対意見があったことが垣間見える。黒木を擁護し、スペシャリスト捜査グループ設立に尽力する小田切の立場がよくわかる。

後任の南雲警視(川津祐介)にもそれが伺える「設定」(※注!ネタバレ)もあった。

Gメン本部設置場所にはワケがあった!?東京駅を見下ろすビルの一室が黒木たち7人(黒木、関屋、草野、圭子、津坂、荒木、滝口)の拠点

新番組企画書

Gメン本部がある場所は具体的な意図があって設定された。

なぜGメン本部は、東京駅に近い場所に設定されたか?(Gメン本部

東京駅は喜び、怒り、哀しみが列車と共に過ぎ去って行く始発駅でもあり終着駅でもある。制作側の意向として「あらゆる人生の縮図」を俯瞰する意味も込められた場所として設定したということが新番組企画書には記されてある。

Gメンビル

ココが違う!他の刑事ものとの相違点

新番組企画書

ハードボイルド。都会的で華麗な刑事ものである

企画段階で大きく記されていた他の刑事ドラマと異なる点。当時多かった所轄の刑事ものではない点を強調し、他の刑事ものにはないモノを作ろうという意志が打ち出されている。

前作「バーディー大作戦」は探偵ドラマゆえ、刑事とは異なり事件が発生し依頼があって探偵は初めて動き出すことになる。

そのワンテンポ遅れた構成がドラマを弱くしたとの反省点を示し、<刑事もの>として企画された新番組。

刑事ものとはいえ、国際犯罪から現代社会が生み出す種々な問題まで幅広く扱い、オールラウンド・プレーヤーであること。さらにリアリティも加味しスケールが大きくスリルとサスペンスに満ちた物語を楽しんでもらおうという意気込みが書かれてある。

刑事ものを通してフレデリック・フォーサイスの描く世界に挑戦したい

新番組企画書

企画当時話題になっていた「ジャッカルの日」「オディサ・ファイル(オデッサ・ファイル)」「戦争の犬達(戦争の犬たち)」の作者・フレデリック・フォーサイス

現実の事件に肉付けされた上記三作。どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションか。このフレデリック・フォーサイス氏の世界観に「刑事もの」を通して挑戦してみたいという構想の根っこが明らかにされていた。

Gメン82 設定にもスライドされたメンバーの本質ハードボイルドだが「心優しい猟犬たち」

新番組企画書

黒木以下7人のメンバーの本質である「ハードボイルド」で「心優しい猟犬たち」の言葉は、後の『Gメン82』の設定や番組解説記事にも継承されている。

回数を重ね確立されて行く「真実へのあくなき追求」「追う者と追われる者は紙一重」の作品全体で貫かれる大きなテーマまでは、この企画段階ではまだ言及されていない。

Gメン75・ノベルズの前書きが企画書の最終決定事項か?

Gメン75 ノベルズ 小説

1976年、1978年に発売された「小説版Gメン75」には、実際に映像化された「Gメン75」第1話、第2話を基に補足したまえがきが記されてある。

このノベルズのまえがきは、映像化されていない部分を解説したいわゆる番組企画書の最終決定版のような役割だ。

第一話終了後の2話予告編ナレーション「スペシャリスト捜査グループ設立を賭けてアタックする」
2話のエンディングテーマ前の黒木のセリフ「よくやった。今日からここが俺たちの本部だ。思う存分腐った奴らのはらわたを引きづり出してやる命知らずどもの本拠だ。」

この2カ所でしか語られなかった『GOVERNMENT MEN Gメン75」設立までの経緯や詳細を明確に知ることができる。
 

<私的>考察
以上の「新番組企画書」(改訂稿もあればそれも含む)や脚本家・高久進氏が手掛けた第一稿など。これらを経たGメン75の小説版(ノベルズ)1巻2巻のまえがき。この前書きが一般に公開されている「番組企画」の全容であろう。

新番組企画書のまとめ

この新番組企画書は、「Gメン75」とタイトルが決定される以前のものである。

空欄や手書き箇所があることから、スポンサーやマスコミに発表する前の、前段階のもののひとつである可能性が高い。製本段階で決まっていたレギュラーは丹波哲郎、倉田保昭、藤田美保子両氏の三名のみ。

Gメン75DVD-COLLECTION I封入特典の解説書「脚本高久進独占インタビュー」によると、企画書は後で作った。高久進先生作の第一稿ができた後、それを原作・脚本みたいにして作られたとのこと。

こちらの企画書には、役名もキャラクターも異なるレギュラーもいれば、映像化された「Gメン75」にはいないレギュラーメンバーも記されてある。

一話のストーリーすら映像化された1話の出だしとは異なる。高久進先生が語っておられた「最初に書いたトップシーン」とは東京湾に浮かんだ男女の死体発見現場からの展開ではなかろうか?

企画書に記載されている番組の企画意図や狙いは映像化された「Gメン75」を通して感じることができる。

「Gメン75」のノベルズ1巻・冒頭に記された「まえがき」こそが最終的に決定された企画書に基づく番組設定なのだと確信する。

Gメン75 ノベルズ