Gメン75 214話は、南太平洋ニューカレドニアロケシリーズ第二弾(後編)!津川螢子警部補(夏木マリ)対都市ゲリラ南海の死闘!軍用拳銃に秘められた黒木警視正(丹波哲郎)と日系メラネシア人一世(吉田義夫)との35年に渡る歴史
第214話 ニューカレドニア大追跡 | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | 南太平洋ニューカレドニアロケシリーズ | |||||||||
放送 | 79.07.07 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 村井 | 田口 | 螢子 | - | - | - | - |
主演 | 黒木警視正、津川螢子警部補以下全員 | |||||||||
ゲスト |
新藤恵美 丹波義隆 竹田かほり(Gメン75/吹雪陽子婦警) 吉田義夫 小林稔侍(バーディ大作戦/行内刑事 根岸一正 斉藤司 大木史郎(大木史朗) 伊達弘 土山登士幸 加藤淳也 ヤン・エリック(YAN ERIK) |
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タイアップ |
・ニューカレドニア政府観光局 ・UTAフランス航空(1990年エールフランス航空に吸収合併) ・コスモスツアー(現在:不明) |
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類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 |
ニューカレドニア<フランス領> ・ヌメア(モーゼル湾、ココティエ広場、ヌメア警察、アンスヴァタ海岸) ・トントゥータ国際空港 ・アメデ島 ・プリュム海岸(219話「ニューカレドニア新婚殺人事件」) ※津川螢子警部補監禁場所:不明(214話「ニューカレドニア大追跡」)、設定ではアメデ島 ※秋永邸:不明(213話・214話) |
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収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:72号 |
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主題歌 | Gメン’75のテーマ「レクイエム」(作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:ささきいさお) | |||||||||
挿入歌 | 蜉(かげろう)蝣 <作詞;佐藤純弥 作曲・編曲:菊池俊輔 唄:夏木マリ> | |||||||||
劇伴特記 | - | |||||||||
備考 |
エンディング ・ロール式、文字色:黄 ・主題歌なし、挿入歌あり |
Gメン75 第214話 ニューカレドニア大追跡 あらすじ(ストーリー)
ヌメア警察・ルイ刑事の協力を得て、アキナガ邸を張込むが、アキナガ一家の抵抗は激しい。津川螢子警部補がジミー少年を手なづけリュウタロー(秋永龍太郎)の行方を聞き出そうとしたとき、国籍不明の謎の女が行動を開始した。
螢子はその女性を尾行したが、リュウタローの一撃を受け拉致されてしまう。犯行現場を目撃した田口刑事はリュウタローらを追跡するが、螢子はクルーザーに乗せられたまま南海の果てに姿を消す。
一方、東京では都市ゲリラの一味である中国人・陳とベトナム人・グエンが逮捕された。事件の背景を探る黒木警視正は自ら取調べを行うが、彼らの心にある根強い反日感情が黒木の捜査を拒む。
その時、村井刑事らは都市ゲリラの中枢人物である日系人・オオニシタカマサが、シドニーからニューカレドニアへ向かったことをインターポール(国際刑事警察機構)を通じて知った。
リュウタローの祖父・「秋永富太郎」の名を聞き黒木は35年前の出来事を思い出す。少尉だった黒木は第二次世界大戦(大東亜戦争)中、ニューギニアの海岸で捕虜となったことがあった。
そしてオーストラリアの捕虜収容所で自決を計った時、出会ったのが南洋貿易で南の島に渡った日本人・秋永富太郎だったのだ。
黒木は中屋、村井両刑事を伴いニューカレドニアへ飛ぶ。
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Gメン75 第214話 ニューカレドニア大追跡 感想・ポイント
- 南太平洋ニューカレドニアロケシリーズ第二弾(後編)
- 都市ゲリラに拉致される津川螢子警部補
- インターポール情報で第二次大戦中の出来事を思い出す黒木警視正
- 真相を求めてニューカレドニアへ向かう黒木たち
- シドニーから組織の中枢人物がニューカレドニアへ向かう
Gメン75 7度目の海外ロケ編として企画されたニューカレドニアロケの第二弾(後編)!
都市ゲリラ・日系メラネシア人の青年(丹波義隆)と国籍不明の謎の女(新藤恵美)に拉致された津川螢子警部補(夏木マリ)の孤島からの脱出劇、黒木警視正(丹波哲郎)が第二世界大戦中に経験したオーストラリア捕虜収容所での出来事。
日本軍の軍用拳銃に纏わる35年間の時の流れと都市ゲリラの青年や主犯の男女の犯行動機を絡めて描く南海のハードボイルドアクション!
設定では螢子が監禁された孤島はアメデ島だが、監禁場所は険しい山が見えることから平らなアメデ島での撮影ではないと思われる。
当時、グランドテール島北部のイヤンゲヌ(ヤンゲン)かと思ったが、二週間で3本撮影という強行スケジュールだったらしく大掛かりな移動はできない筈。おそらく219話「ニューカレドニア新婚殺人事件」でロケしたプリュム周辺だと思う。
なお砂浜での死闘はアメデ島での撮影だと推測できる。
Gメン75 第214話 放送当時の資料
以下、出典は失念したがテレビ誌ではない週刊誌だったと思う。記事紛失。(週刊明星?平凡?)
※後編の番宣写真からと思われる。
※シドニーから到着した主犯オオニシ(小林稔侍)をヌメア警察、Gメン・田口刑事(千葉裕)から守るため自ら逮捕される都市ゲリラ・エミー(新藤恵美)
週刊テレビ番組|有希俊彦特集(1979年)抜粋
読者「草刈正雄さんに似てるって言われませんか?」
有希「言われますね。言われていやじゃないけど、有希俊彦だ、というものが早く出せるようになりたいとは思いますね。」
・・・中略
読者「失敗は始終?」
有希「ありますね。失敗じゃないけど、撮影で先日ニューカレドニアへ行ったの。往復DC10だったんです。行く時にDC10が故障したというので、僕らの飛行機も整備してね。帰ってきた翌日、型式証明が取り消されたでしょう。みんな無事で良かったなあって(笑)。
読者「どんな役者が好きですか。」
有希「Gメンでは若林豪さん。渋い役者さんですが、よくいろいろなアドバイスをしてくれます。それと丹波哲郎さん。この番組に入るまでは恐い人かと思っていたけど実に優しくて、人間が大きい。
出典:週刊テレビ番組|読者とスターのスタジオでこんにちは「新米”Gメン”意外な素顔・・・・・!?有希俊彦」
当時の「週刊テレビ番組」誌は、「読者とスターのスタジオでこんにちは」という企画があった。この企画は、はがきに会いたいスターの名前と聴きたいことなどを書いて送ると企画が採用された場合、スタジオで対談できるというもの。
有希俊彦氏の回は、「ケンとメリーのスカイライン」CM時代からのファンという中三コンビが当選し赤坂にあるTBSスタジオでご対面という内容だった。
自分が知る限りでは、Gメン関係ではマリコ・寺岡刑事(セーラ)、吹雪杏子刑事(中島はるみ)、水上牧子(鳥居恵子)が実現していた。その他もあったかもしれない。
愛知県の実家近くでは「週刊テレビ番組」誌が入手しにくく現在のようなインターネット通販もなかったため、東京から送ってもらったり上京した時に購入するしかなかった。