Gメン75

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者

Gメン75 213話は、南太平洋ニューカレドニアロケシリーズ第一弾(前編)!南米、ヨーロッパで暗躍する『都市ゲリラ』による総合商社社長誘拐事件!容疑者の一人・日系メラネシア人の青年(丹波義隆)で犯行後故郷のニューカレドニアへ逃亡する

第213話 ニューカレドニアの逃亡者
仮題 -(シナリオ#-)
シリーズ名 南太平洋ニューカレドニアロケシリーズ
放送 79.06.30
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 吉田重業
監督 鷹森立一
役名(台本)
出演 黒木 立花 中屋 村井 田口 螢子
主演 立花警部、田口刑事、津川螢子警部補
ゲスト 新藤恵美
丹波義隆
竹田かほりGメン75/吹雪陽子婦警
小林稔侍バーディ大作戦/行内刑事)
吉田義夫
北川たか子(北河多香子)
加藤淳也
根岸一正
外野村晋事件記者/熊田)
河村弘二
相原巨典
ヤン・エリックYAN ERIK
斉藤司
小倉雄三
堀勉
高野隆志
山浦栄
五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力)
亀山達也
相馬剛三
五十嵐美鈴
森本浩
タイアップ ニューカレドニア政府観光局
UTAフランス航空(1990年エールフランス航空に吸収合併)
・コスモスツアー(現在:不明)
類似シーン
撮影日
ロケ地 ニューカレドニア<フランス領>
・ヌメア(モーゼル湾ココティエ広場ヌメア警察アンスヴァタ海岸
トントゥータ国際空港
アメデ島
プリュム海岸(219話「ニューカレドニア新婚殺人事件」)
※津川螢子警部補監禁場所:不明(214話「ニューカレドニア大追跡」)
※秋永邸:不明(213話・214話)
収録 (1)FOREVER:-
(2)BEST SELECT:-
(3)BEST SELECT(女Gメン編):-
(4)DVD-COLLECTION I:-
(5)DVD-COLLECTION II:-
(6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):-
(7)DVDコレクション:71号
主題歌 Gメン’75のテーマ「レクイエム」(作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:ささきいさお
挿入歌 ※クレジット
<後編>蜉蝣 (作詞;佐藤純弥 作曲・編曲:菊池俊輔 唄:夏木マリ
劇伴特記
備考 トミー老人・自分の名前を言い間違える。(正)トミタロー、(誤)トミジロー

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者 あらすじ(ストーリー)

東京で総合商社・国友商事の社長が4人の外国人に誘拐され身代金100万ドルが 奪われるという事件が発生した。警視庁は直ちに捜査を開始しGメンにも出動要請が下った。

黒木警視正らの捜査で犯人グループは、南米やヨーロッパで暗躍する<都市ゲリラ>というテロ組織の一員であることが判明する。

つきつけられた犯人の要求にGメンが極秘作戦を展開するが、姿を見せない犯行グループのしたたかさに捜査は暗礁に乗り上げる。

判明した容疑者の一人は、アキナガ・リュウタローという日系メラネシア人だった。懸命な捜査にも関わらず、誘拐された社長は射殺死体となって発見された。

リュウタローの故郷は南太平洋にある島・ニューカレドニアだった。村井刑事は税関から彼の足取りを洗い出し、既に国外逃亡したことを知る。

立花警部は、津川螢子警部補、田口刑事を伴ってニューカレドニアへ飛んだ。ヌメア警察・ルイ警部の協力を得、リュウタローの祖父・秋永トミタローの家に行くがリュウタローは帰っていないと告げる。

>>後編へつづく

>>別枠編

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者 感想・ポイント

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者
  • 南太平洋ニューカレドニアロケシリーズ第一弾(前編)
  • 総合商社社長を誘拐した都市ゲリラは身代金100万ドルを要求
  • 誘拐された社長は射殺死体で発見される
  • 捜査線上に浮かんだ日系メラネシア人の青年
  • 容疑者の青年は既に日本を出国したことがわかる

Gメン75 7度目の海外ロケ編として企画されたニューカレドニアロケの第一弾(前編)!

キイハンターからアイフル大作戦、Gメン75までで赤道を越えてロケを敢行したのは今回が初めて。

資料を紛失したがテレビ誌ではない週刊誌(現代?・・・失念)にはオーストラリアロケと記されていたので企画案としてはオーストラリアも候補に挙がっていたかもしれない。

ちなみにニューカレドニアロケを行った刑事アクションドラマでは自分の知る限りではGメン75と「東京メグレ警視シリーズ(朝日放送・テレビ朝日系)」だけだったと思う。

今回は、当時エコノミックアニマルと言われ評判があまりよろしくなかった日本企業の海外進出をベースにしたテーマ。過激派とは異なり一般人として都市に潜伏しゲリラ活動を行う「都市ゲリラ」を絡めたアクション編になっている。

前半は大企業の経営者誘拐事件の緊迫した捜査を通して都市ゲリラの一味を割り出すまでを中心に描く。白バイチェイスやカーアクションなど日本国内での撮影も迫力満点!

Gメン75 第213話 放送当時の資料

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者
出典:毎日新聞
Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者
出典:不明(九州地方の新聞)

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者
Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者

出典:週刊テレビ番組(資料協力:関屋二郎さま)
Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者

ニューカレドニアロケ特集ページ|週刊TVガイド

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者

丹波哲郎、夏木マリら”Gメン”の面々が都市ゲリラを追って南太平洋に浮かぶ常夏の島ニューカレドニアへ。海外ロケは今回で七回目、赤道を越えたのは初めてのこと。二週間で三回放送分の収録をするという強行日程だったが、夏木らは撮影の合間、青く澄みきった海で泳いだり、クルーザーやセスナに乗って島めぐり。

「美しい景色を見ていると仕事の疲れなんか忘れちゃうの」と夏木はご満悦。なお、七月七日、八月二十五日にも同島を舞台にしたストーリーが放送される。

▲女性陣に囲まれ丹波哲郎の目じりはさがりっぱなし。夏木、丹波、竹田かほり、新藤恵美
▲南国ムードを満喫するGメン一行。若林豪、伊吹剛、丹波、夏木、有希俊彦、千葉裕
▲遠浅のアンスバタ海岸では夏木マリが見事な水着姿を披露。

「これパリ直輸入なの。でも水にぬれるとすけちゃうみたい」

出典:週刊TVガイド

※購入後42年。切り貼りやポスター代わりの壁への貼り付けなど後悔先に立たず。カラーページの経年劣化は修正不可能。タイムトラベル出来るなら1979年に行って購入し直したい。

Gメン75 213話

・・というわけで1979年に旅して「週刊TVガイド誌」をゲットしてきた。やはり鮮やかなカラーページはありがたい。

Gメン75 213話
※当時の土曜夜9時の番組表より。競合番組だった裏番組「熱中時代刑事編」の人気ヒートアップが思い起こされる。

Gメン75 213話
※当時の読者人気投票・中間発表。Gメン75は1976年末から圏外のまま。大人もヤングも「熱中時代刑事編」に熱いまなざしを送っていた時代だった。Gメンもあわや打ち切りかという噂もチラホラ聞こえた受難の時期でもあった。

大学1年生だった1979年。周囲では同級生も先輩もみんなみんな、「Gメン75」より「熱中時代刑事編」の話題ばかりで何とも肩身の狭い思いをしたものだ。

Gメン75 視聴率

この時期の愛知での刑事捜査アクションものの放送ラインナップは次のとおり。

本放送
土曜:21:00~Gメン75(TBS系)
   21:00~熱中時代刑事編(日本テレビ系)
日曜:21:00~刑事鉄平(フジテレビ系)
月曜:20:00~鉄道公安官(テレビ朝日系)
   21:00~大空港(フジテレビ系)
火曜:21:00~大都会 PARTIII(日本テレビ系)
   22:00~刑事コジャック(米国)(TBS系)
水曜:20:00~明日の刑事(TBS系)
   22:00~特捜最前線(テレビ朝日系)
木曜:-
金曜:20:00~太陽にほえろ!(日本テレビ系)
   20:00~七人の刑事(TBS系)

再放送(愛知)>
土曜:16:00~おやこ刑事(日本テレビ系)
日曜:-
月~金曜:16:00~新・二人の事件簿 暁に駆ける(テレビ朝日系)

※1979年春以降、当時はクルマに凝っていて夜間バイトに励む毎日。ビデオデッキもまだ所有しておらず、欠かさず見ていたのは「Gメン75」と「大都会III」、再放送の「新・二人の事件簿」だけになってしまった。

※こちらは同時期の俳優、タレントの人気バロメータともいえるブロマイド売上ランキング。Gメン75を降板したばかりだが、倉田保昭氏の根強い人気が垣間見える結果である。

ニューカレドニアロケ特集ページ|ザ・ベストワン

Gメン75 第213話 ニューカレドニアの逃亡者

TBS系の人気アクションドラマ「Gメン75」のニューカレドニア・ロケシリーズが放映されて話題を呼んでいる。舞台になったニューカレドニアは、南太平洋に浮ぶロマンチックな小島。青い海、白い砂、やけつく太陽・・・とあふれる南国ムードに、丹波哲郎、若林豪をはじめ参加したレギュラー7名全員がウットリ・・・。

「このまま仕事しないで遊びたいね。」
 
しかし、短い日程で、たくさんのスケジュールを消化しなくてはならないのがロケ隊の宿命とあって、全員、レギュラーの意地を見せてハッスルしていたゾ。みごとなバストが自慢の夏木マリはじめ、ゲスト参加の竹田かほり、新藤恵美らは、ビキニ姿をバッチリひろう。

しかし、なぜかスタッフの目はよそに・・・。それもそのはず。ロケ隊の宿舎の近くの海岸がナント”トップレス・ビーチ”になっていたのだ!撮影のあいまには、ウインド・サーフィンを楽しんだり、現地の人からバーベキュー・ランチをごちそうになったり、Gメンたちは、常夏の島ニューカレドニアを満喫して帰ってきた。

出典:ザ・ベストワン

Gメン75 第214話 次回予告は通常パターン

Gメン75 214話 ニューカレドニア大追跡

なお、次回後編214話「ニューカレドニア大追跡」は特報ではなく通常の予告編だった。

Gメン75 213話・214話 ニューカレドニアロケ地散策(抜粋)1991年4月29日-5月6日


※インターネットの無い時代で、香港、マカオ、シンガポール、ヨーロッパ各地のロケ地とともにニューカレドニアでも撮影場所を探し当てるのに非常に苦労した覚えがある。当時勤務先の上司にお願いし、いかにして年休を取得するかが最大の悩み事でもあった。

Gメン75DVDコレクション収録予定:71号

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