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Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船

Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船

Gメン75 283話は、北方領土返還に絡む位牌!国防省・特殊拳銃盗難事件と警察庁・公安監督官殺しのトカレフ38口径!北海に横たわる歴史と国境の壁に挑む南雲警視(川津祐介)とGメン

第283話 オホーツク海の幽霊船
仮題 オホーツク海の幽霊船(※シナリオ#283)
シリーズ名
放送 80.11.01
脚本 山村英司高久進
撮影 内田安夫
監督 堀長文
役名(台本) 江尻悟・三尉(※23才/国防省・総務課所属隊員)
江尻しげ(※江尻三尉の祖母)
江尻松男(※拿捕され抑留されていた悟の父)
江尻浩平(※拿捕され死亡した悟の祖父)
荒牧徳造(※55才/根室の漁師)
荒牧洋太郎(※30才/徳造の長男)
荒牧次郎(※27才/徳造の次男)
犬丸真吉・公安監督官(※警察庁所属・公安監督庁北海道支局刑事)
木藤(※根室の漁師)
警務部長(※国防省)
警備隊の取締官(※ソ連・国境警備隊)
警備隊の兵隊(※ソ連・国境警備隊)
電気屋の店員
悟の少年時代
出演 黒木 立花 中屋 島谷 田口 杏子 南雲
主演 南雲警視
ゲスト 原泉
下塚誠
久富惟晴
土方弘
辻萬長
塩見三省
北村大造
河合絃司
山口嘉三
立川良一
バイナム・D
上平幸忠
小野正隆
類似作品
協力
ロケ地 一部、北海道・根室
収録 (1)FOREVER:-
(2)BEST SELECT:-
(3)BEST SELECT(女Gメン編):-
(4)DVD-COLLECTION I:-
(5)DVD-COLLECTION II:-
(6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):-
(7)DVDコレクション:95号
主題歌 エンディング
「遥かなる旅路 Wandering man」(作詞:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:川上了 唄:ポプラ/コロムビアレコード)
—-
オープニングテーマ
255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」
挿入歌
劇伴特記 沖縄シリーズ(59話60話61話)初使用の曲復活
備考

Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船 あらすじ(ストーリー)

北海道の猟師・新巻次郎が都内の公園で何者かによって射殺された。そして上京した兄・洋太郎も同様の手口で殺された。犯行に使われた拳銃は国防省が使用する特殊拳銃。しかも死体の側には位牌が置いてあった。

警視庁の南雲警視は、殺しに使われた拳銃が「国防省」から盗まれたものであることをつきとめる。拳銃の所有者は国防省隊員の三尉・江尻悟。

Gメン・田口刑事と島谷刑事は上京した肉親・新巻徳造をマークするが、なぜか秋葉原で大量の電化製品を買い込む姿に不審を抱く。そんな時、田口らは不審な男を逮捕する。

男は警察庁に所属し、国家間の諜報活動や破壊活動を取り締まる公安監督官・犬丸真吉だった。犬丸は警察庁の特命を受け独自に新巻をマークしていたが、何者かに射殺されてしまう。

犯行に使われた拳銃はトカレフ38口径という日本では手に入らないソビエト連邦製であることにGメンは色めきたつ。

Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船 解説・見どころ

Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船
  • 北方領土問題が絡む漁師の生き様
  • 国家間の諜報活動に利用される側と摘発する側の人間模様
  • 1980年度で5本の指に入れたい社会派ハードボイルド

南雲警視(川津祐介)主役編の公安モノは特に見ごたえあり!

今回は沖縄シリーズを彷彿させるような史実を絡めたフィクションの面白さが堪能できる作品。

Gメン75・沖縄シリーズでも活躍された原泉河合絃司下塚誠両氏をゲストに迎え、国家間の外交問題に晒されながらも生きる北海の漁師の生き様も見どころ。 

謎めいた連続殺人の裏に、渦巻く北方領土問題。そしてその大きな問題に絡む様々な人間模様が見るものを画面から離さない。実在する国名をぼかしたままストーリーは重々しく展開するが、誰が見てもどの国を指しているかがわかるようになっているところが「Gメン75」らしい。

日米同盟に纏わる国土防衛に直結する沖縄のさまざまな問題、占有されたままの北方領土問題など、放送当時も今も引き続き存在する現実。現実をフィクションに取りこみ問題提起する1980年度屈指の力作。

Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船

北方四島は,いまだかつて一度も外国の領土となったことがない我が国固有の領土。
1855年,日魯通好条約で,当時自然に成立していた択捉島とウルップ島の間の国境を平和的・友好的に確認(後略)

出典:外務省

Gメン75 第283話 雑誌記事

Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船
出展:週刊TVガイド
Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船
出展:九州地方の新聞(新聞名不明)
Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船
出展:朝日新聞 中部版

詩人で歌手の千葉裕にも注目!!-週間TVガイド誌(80年・11月)より-

Gメン75 千葉裕
「貴方の瞳に映る 自分を見つめる そんな愛の一時を 大切にしたい・・・ 」誰の詩だと思いますか?実は作者は千葉裕。毎回華麗なアクションを見せている彼だが、シンガー・ソングライターとして四年前にデビュー。詩集は数冊あり、来年はLPを出す予定だ。そんな彼に「番組でも歌って!」とGメンファンから熱い声援が・・・。

出展:週刊TVガイド 中部版

当時人気の若手Gメン・田口刑事役の千葉裕氏は作詞もするシンガー・ソングライターという一面を持っていた。しかしファンの熱望にもかかわらず残念ながら番組の中で、その勇姿を披露されることはなかった。

Gメン75 千葉裕 ライブ
ライブ活動中の千葉裕氏からお聞かせいただいたコト。Gメン75放送当時、主題歌を作ってみないかと近藤照男プロデューサーから一度打診があったそうです。ライブで披露してくださったこともあるので気になる方は、一度ライブに足を運ばれてみてはいかがでしょう。
参加やお問い合わせは、千葉裕氏のブログ「千葉裕ブログ・経験豊富な小学生は、毎日が夏休み!」からもできます。

Gメン75 当時の人気ランキング

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※1980年後半の若林豪&Gメン75の人気はかなり高かった!人気ランキング。
出展:週刊TVガイド 中部版
Gメン75 第283話 オホーツク海の幽霊船

Gメン75DVDコレクション収録予定:95号

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