Gメン75

Gメン75 第99話 安楽死

Gメン75 99話は、法廷ドラマ!小田切警視(夏木陽介)の親友検事(内藤武敏)が庁舎屋上から投身自殺。手がけていた裁判は検事にとっても身につまされる事情があった・・・

第99話 安楽死
仮題 安楽死(シナリオ#98
シリーズ名
放送 77.04.09
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)、新井光
撮影 吉田重業
監督 鷹森立一
役名(台本) 村上徹也検事(42歳)(※手書き:内藤武敏)
村上和代(32歳)
村上陽子(中学二年生)
亀田繁夫(30歳)
亀田ひろみ(25歳)
亀田啓太(3歳)(※小説版では4歳)
安西二三雄弁護士(54歳)
柏原裁判長
刑事A
刑事B
工藤真一
守衛A
守衛B
女将
医師
看護婦
迋吏
婦人警官(※小田切警視秘書:岡村節子巡査)101話以降役名設定あり
出演 黒木 草野 山田 津坂 圭子 小田切 岡村
主演 小田切警視、響圭子刑事、草野刑事
ゲスト 内藤武敏
岩本多代
野々村潔
神保共子
高野真二
熟田一久
島田裕理
河合絃司
松尾文人
藤井智憲
清水照夫
佐川二郎
伊藤慶子
山田光一(山田甲一)
高野隆志
——–
結城なほ子(東島佑子/※小田切警視秘書・岡村節子巡査)
タイアップ
類似作品
撮影日
ロケ地
備考 収録:ノベルズ2巻

Gメン75 第99話 安楽死 あらすじ(ストーリー)

検察庁庁舎の屋上から投身自殺を図ろうとしている男がいるとの通報を受けた警視庁の小田切警視は、直ちに現場へ急行。意外なことにその男は、小田切の親友・村上徹也検事だった。

Gメンの響圭子刑事と草野刑事とともに小田切は村上を説得するが、村上の決意は固く投身自殺してしまった。村上は三ヶ月前、幼児遺棄殺人事件の審理に当たっていた。「安楽死」をめぐって検事側と弁護団は対立していた。

この事件はGメンが担当した事件で、草野と圭子が毛布を抱かえた亀田繁夫を目の当たりにして急ブレーキを踏んだことが発端だった。毛布には死んだ子供がくるまれてあり自分が殺したと告げる。

亀田は逮捕後起訴され、裁判では圭子らが「証人」として出廷していた。

Gメン75 第99話 安楽死 解説・見どころ

Gメン75 99話
  • 法廷ドラマ
  • 小田切警視と村上検事は大学時代の同期で親友
  • 世界各国の「安楽死」に関する判例などの資料を読み上げる黒木警視
  • 殺人の加害者として逮捕した響圭子刑事の苦悩と警官の職務としての黒木警視の見解
  • 検事の境遇、原告の主張、世論、警察の職務、そして・・・

現代のテレビドラマでは味わえないようなテーマ、演出である。ホントにテレビドラマ?まさに劇場映画と思えるような重厚な作品。高久進・新井光共同脚本の真骨頂ともいえる傑作。見逃せない作品の一つだと思う。

Gメン75 第99話 「安楽死」収録・小説「Gメン75 PartII」(第2巻)

Gメン75 第99話 「安楽死」

Gメン75 第99話「安楽死」は、1978年4月15日発行(1978年6月3日 158話終了時にプレゼント告知有)の小説版「Gメン75」第二巻に収録されている。

小説版では冒頭の解説で、この事件をきっかけに響圭子刑事は警察を退職。その後結婚したと記されてある。(本編103話では国際刑事警察機構-インターポールパリ本部-に移籍。国外逃亡犯を追って渡米するところまで)

この事件の裁判は日本のみならず世界各国でも注目されたことが後日談として黒木警視、小田切警視の語らいで記されている。

この作品もDVD化された当初、収録されておらず個人的には非常に残念だった。(2020年11月11日発売の一挙見ブルーレイボックスでも未収録)

Gメン75 第99話 安楽死 当時の記事

Gメン75 第99話 安楽死
※事件の発端は草野刑事、響圭子刑事が乗ったGメン車が遭遇した男の逮捕だった!
出典:毎日新聞
Gメン75 第99話 安楽死
出典:週刊TVガイド
Gメン75 第99話 安楽死
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