Gメン75 195話は、超望遠銃の標的!猟銃暴発事故に隠された権力者の黒い真相!プロ野球選手を夢見た青年と監督の夢の果てに中屋刑事(伊吹剛)痛恨の弾丸
第195話 プロ野球殺人事件 | ||||||||||
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仮題 | プロ野球コミッショナー殺人事件(シナリオ#196) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 79.02.24 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 小松範任 | |||||||||
役名(台本) |
時松監督(※山室の城南高校時代の監督/35才) 時松節子(※監督の妹/22才) 郡司コミッショナー(※元国家公安委員会/プロ野球後援会長) 永山選手(※関東ジャガーズのルーキー/22才) 山室真(※城南高校野球部エース/18才) 野口竹馬(※郡司の運転手/32才) 野口トミ子(※野口の妻) 横川実(※女子高生をカツアゲした城南高校野球部補欠) 捜査主任 署長 刑事A 刑事B 刑事C 管理人(※郡司の別荘) 永山の父 永山の母 女子高校生A 女子高校生B 裁判官 —- 結城警視正<中丸忠雄> |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 山田 | 中屋 | 涼子 | - | 結城警視正 | - | - |
主演 | 中屋刑事 | |||||||||
ゲスト |
大門正明(シークレット部隊/東チェックマン) 阿部徹 榊ひろみ 原田清人 内田稔 近藤準 好井ひとみ 高品正広(高品剛) 佐々森勇二 里木佐甫良(里木三郎、里木左甫良、里木三朗、里木三甫良、黒木三郎、黒木三朗、黒木左甫良、黒木佐甫良、悟木三郎など) 岡幸二郎 山浦栄 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 相馬剛三 山本緑 中原晴子 佐野美智子 高野隆志 相沢治夫 木村栄 安達章 木村修 仲塚康介 比良元高 —- 中丸忠雄(キイハンター/小田切慎二)<結城警視正> |
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タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | 静岡(冨士見原)、神奈川(箱根方面) | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:65号 |
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主題歌 | 面影(3番)(作詞:佐藤純彌 作曲編曲:菊池俊輔 唄:しまざき由理) | |||||||||
挿入歌 | - | |||||||||
劇伴 | 「怪談せむし男」から流用(後の黒谷町シリーズなどでも使用された曲) | |||||||||
備考 | 使用機材:ヘリコプター |
Gメン75 第195話 プロ野球殺人事件 あらすじ(ストーリー)
中屋刑事は富士山麓に急行していた。プロ野球・関東ジャガーズ後援会長・郡司が何者かに狙われているという。中屋は郡司をガードすべく車に乗せて山を下っている際、いきなり狙撃された。事件の背景には何が隠されているのか?
一年前、富士山麓にある郡司の別荘で猟銃暴発事故が発生した。近くの林の中で偶然暴発事故に巻き込まれ死亡した山室真は城南高校野球部のキャプテンで高校野球界のエースだった。
部員の一人が起こした不祥事により連帯責任として監督以下選手全員が甲子園への夢を絶たれてしまう。失意の渦中にいた真は気を取り直しプロ野球のテスト生をめざしていた矢先の死亡事故だった。
猟銃暴発事故の件で郡司会長に付き添われ運転手の野口が自首してきた。猟銃には弾丸が装填されていたことを知らず安全装置を外したまま車の屋根に置いた瞬間の事故だったと告げる。
相模県警・所轄署は野口の供述どおり事故と判断し処理するが、猟銃の所持者である郡司コミッショナーへの事情聴取の生ぬるさに中屋は釈然としない思いが残った。
真と時松と知り合ったなれ初め、数々の思い出が交錯しつつ郡司たちをガードする中屋の前に遠距離狙撃銃を手にした人物が姿を見せた。
Gメン75 第195話 プロ野球殺人事件 感想・ポイント
- 残雪の富士山麓でロケ
- 猟銃暴発事件に隠された権力者の真実
- 甲子園出場の夢破れプロ野球界を目指す青年と監督
- ドラフト制度の盲点を突いた江川騒動をヒントにした中屋刑事活躍編
1970年代末期、世間を賑わせたプロ野球界ドラフト制度の盲点を突いた江川騒動。実際に起きたこの騒動にヒントを得た高久進脚本の醍醐味が堪能できる傑作!
この作品も何度観ても面白い。前週の予告編が特報ではなくてもスペシャルな雰囲気が漂っていたパターンだっただけに、本放送当時かなり期待感を持って1週間待ち望んだことが思い起こされる。
20話「背番号3長島対Gメン」や46話「白バイ警官連続射殺事件」などのような期首特番ではないにせよ、準・特別企画作品としてもいいんじゃないかと思える。
中屋刑事(伊吹剛)の揺れ動く気持ちについつい感情移入してしまう。伊吹剛氏の熱演は必見!
もう撃っちゃっていいよ!中屋刑事、、と思うが立花警部補(若林豪)の一言が中屋を踏みとどまらせる。そして待ち受けていたものは・・・。正にハードボイルド。
現実の社会が抱えるルールを濁す権力者と庶民の構図が今の世でもダブるがゆえ共感できる部分も多いと思う。
ちなみに今回はヘリコプターの旋回シーンがあるが、山田刑事(藤木悠)はひょっとしてヘリの操縦技術がおあり?って思える描き方も。意外な見どころ発見!
Gメン75 第195話 放送当時の資料
※記事には写真が付いていたが切り取ってしまった。中屋刑事(伊吹剛)のカッコイイ画像だったと思う。録音カセットテープのパッケージ用に張り付け紛失したことが悔やまれる。こうした作業を79年から80年にかけて頻繁に行っていたため完全版の番組記事は激減して行く。世の中が落ち着いたら国立国会図書館などでじっくり調査して行きたい。