Gメン75 236話は、国会議員の行動を知り尽くした二人組警官ギャング!若き警官の運命を変えた国会議員と息子に南雲警視(川津祐介)の眼が光る!
第236話 国会議員宿舎の連続強盗事件 | ||||||||||
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仮題 | 国会議員宿舎の連続強盗事件(シナリオ#237) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 79.12.08 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 内田安夫 | |||||||||
監督 | 小松範任 | |||||||||
役名(台本) |
日高巡査(※宮坂署) 茂木幸子(※茂木の娘) 茂木(※守衛・元警官) 西ヶ谷信二議員(※憲民党) 西ヶ谷順一郎(※息子) 秋場洋一(※警官ギャング) 石丸(※警官ギャング) 市川(※順一郎の秘書) 亜紀(※高級クラブのホステス) 署長(※宮坂署)台本:清水谷署 次長(※宮坂署) 警備課長(※宮坂署) 大村捜査主任(※宮坂署) 議員A 議員B 議員C 秘書風の男 女性秘書 男の秘書 麻雀屋の女店員 マッサージ師 —- 結城警視正<中丸忠雄> —- 本編:松崎(※暴力団・関東連合)(台本:シーンなし) |
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出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | 螢子 | 南雲 | 結城警視正 | - | - |
主演 | 南雲警視 | |||||||||
ゲスト |
岡元達哉(南川昊、現・岡元八郎) 小林伊津子 鈴木瑞穂 堀内正美 小栗一也 内田稔 吉岡ひとみ 池田史比古 津山栄一 小倉雄三 今西正男<Gメン75 黒谷署署長・本庄謙二> 灰地順 山田光一(山田甲一) 山本武 入江正徳 田辺進三(田辺宏章) 早川雄三(早川雄二/特別機動捜査隊・松木部長刑事) —- 中丸忠雄(キイハンター/小田切慎二、Gメン75/結城警視正) |
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タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:79号 |
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主題歌 |
エンディング:主題歌の代わりに挿入歌「ウィング」(236~248話まで) —- オープニングテーマ(※本放送時) 229・230・231話:別アレンジの「Gメン75のテーマ」 232~252、255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」 |
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挿入歌 |
※ノンクレジット 大都会(作詞:田中昌之・山下三智夫・友永ゆかり、作曲:山下三智夫、唄:クリスタルキング/リリース:1979年11月21日) |
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劇伴特記 | - | |||||||||
備考 | 次回特報:「特報」文字なし、効果音&ナレーションあり「カーアクション強盗団」 |
Gメン75 第236話 国会議員宿舎の連続強盗事件 あらすじ(ストーリー)
年も押し迫った1979年12月。石丸、秋場の青年二人組が与党国会議員の派閥内で配られるモチ代を奪おうと計画していた。
議員宿舎の詰所に勤務する日高巡査はまじめすぎるくらい職務に忠実な若手警官だった。
ある日、日高は大物議員・西ヶ谷信二の息子・順一郎に対して職務質問してしまい、警備責任者を出せと詰め寄られた。責任者は警視庁の南雲警視だった。
南雲は悩む日高に否はないと勇気付ける。そこへ議員宿舎に拳銃を持った二人組が押し入り、モチ代を奪って逃走するという事件が発生した。
南雲は直ちに捜査を開始する。順一郎の証言によると犯人は”制服警官”で、事件の責任は警備担当の南雲たちにあるとくってかかってきた。
南雲は警視庁幹部・結城警視正に呼ばれ警備体制の責任を追及されるが、ニセ警官の可能性を結城に告げGメンに捜査協力を要請した。
Gメン75 第236話 国会議員宿舎の連続強盗事件 感想・ポイント
- 派閥議員に配られたモチ代を狙った警官ギャング出現
- 詰所でギャングに羽交い絞めにされ取り逃がしてしまう若い警官
- 南雲警視は逆に励まし汚名挽回できるよう署長に詰め寄る
- 外遊から帰国した議員がまたしても警官ギャングに襲撃される
まじめすぎるくらい職務熱心な若い警官(岡元達哉)が主役なだけに胸が締め付けられるような展開になって行く。
日本政府や国家犯罪など巨大な権力機構が絡むストーリーの南雲警視(川津祐介)主役編は実に見ごたえがある。今回もあっという間にフィナーレと感じるほど惹きこまれる。(参考:230話「零下50度からの逃亡者」、283話「オホーツク海の幽霊船」など)
卓越した山本逸美氏の選曲もとにかくいい。発売して間もないヒットする前のクリスタルキングの「大都会」を挿入歌に起用するセンスなど当時も今も脱帽である。
なお、結末は手元にあるシナリオ(決定稿ではない?)と本編とでは全く異なる展開だった。真逆の幕引きだったが、自分としては本編のまとめ方がこのストーリーではいいと思う。デアゴスティーニ・Gメン75で改めて余韻を噛みしめたい。
Gメン75 第236話 放送当時の資料
※番宣写真は切り取って紛失。記憶違いでなければ南雲警視(川津祐介)と誰かだったと思う。録音カセットテープの表に張り付けてしまったかな。
※掲載誌不明のスチール写真。左より茂木幸子(小林伊津子)、茂木(小栗一也)、日高巡査(岡元達哉)、南雲警視(川津祐介)
特報クラスの次回予告!「カーアクション強盗団」
「特報」文字はないが効果音、エネルギッシュな劇伴とともに視覚的に魅せる予告編だった。芥川隆行氏の名調子に乗せて期待感は高まって行く!Gメン75 237話「カーアクション強盗団」