Gメン75 196話は、東京-名古屋トリック殺人事件!新幹線車内の立花警部補(若林豪)に電話をかけた女のミステリー。香港台湾ルートの麻薬シンジケートのボスを追って名古屋へ飛ぶ立花と麻薬捜査官!
第196話 東京発ひかり157号のトリック | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮題 | 東京発ひかり157号のトリック(シナリオ#197) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 79.03.03 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 堀長文 | |||||||||
役名(台本) |
田代幸雄警部補(※警視庁麻薬特捜班) 川端新子(※田代の幼馴染・元婚約者) ユキ(※新子のホステス仲間) 奈津子(※田代の部屋にいた女) 安木(※組織の男) ブラウン(※外人の運び屋) ジム・ゴーセン(※名古屋居住の覚醒剤ルートのボス) 宏(※ユキの弟) ラーメン屋の親爺 刑事A 刑事B 捜査主任 鑑識医 やくざA やくざB 電話局事務員 交換手 文書課事務員 アナウンス(新幹線) 男の声 警視庁交換手の声 —- 結城警視正<中丸忠雄> |
|||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | 山田 | 涼子 | - | 結城警視正 | - | - |
主演 | 立花警部補 | |||||||||
ゲスト |
寺田農 亀井光代 美杉玲子 下村節子 八名信夫 島本宏 きくち英一(菊池英一) 芦葉京子 多田千春 伊達弘 久地明 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 山浦栄 高野隆志 平松慎吾 若尾義昭 山口正二郎 —- 中丸忠雄(キイハンター/小田切慎二)<結城警視正> ※ノンクレジット:ブラウン、ジム・ゴーセン役 |
|||||||||
タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 |
【愛知】 ・名古屋駅 ・ホテルナゴヤキャッスル ・名古屋城 ・名古屋空港(現・名古屋飛行場) |
|||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:66号 |
|||||||||
主題歌 | 面影(3番)(作詞:佐藤純彌 作曲編曲:菊池俊輔 唄:しまざき由理) | |||||||||
挿入歌 | - | |||||||||
劇伴 | 「怪談せむし男」から流用(後の黒谷町シリーズなどでも使用された曲) | |||||||||
備考 | 英語:字幕スーパー |
Gメン75 第196話 東京発ひかり157号のトリック あらすじ(ストーリー)
立花警部補は麻薬特捜班の警部補・田代幸雄とともに香港台湾ルートの麻薬シンジケートを追っていた。組織のボス・ジムゴーセンが名古屋にいることをつきとめた立花は名古屋へ向った。
その新幹線ひかり157号の立花の下へ車内電話がかかってきた。捜査中の田代に伝言してほしいという女の声で、田代からの電話がかかってこなければ自殺するという。
田代に電話をするよう立花は告げるがなぜかためらう。そして、その女の言葉どおり東京のアパートで死体が発見された。
女の名は川端新子といい七年前まで田代の恋人であり婚約者でもあった。その田代と結ばれる最後のチャンスに賭けるため新子は麻薬の情報提供者となっていたことがわかる。
Gメン75 第196話 東京発ひかり157号のトリック 感想・ポイント
- 名古屋ロケを交えた電話トリック
- 麻薬組織のボスを追う立花の下にかかってきた新幹線車内電話
- 麻薬捜査班の刑事と真意を確かめようとする女の末路
名古屋駅、名古屋城周辺のロケを交えた列車内電話によるトリック殺人!携帯電話がない時代ならではのミステリーサスペンス。
立花警部補(若林豪)がトリックに気づきどのように追い詰めて行くかが見もの。
現代なら電源さえ入っていたら個人間で連絡が取り合えるが、この時代は人と人との連絡は固定電話しかない。そのためすれ違いや連絡方法の遮断など様々な素材を駆使したストーリーが考えられた。
今回も謎めいた展開の小道具として「固定電話」ならではの味付けが楽しめる。ひかり号の「電話室」は自分も使ったことが何度かあるがなんともなつかしい。
そのほか、Gメン75 224話「九月の海から出てきた女の手首」、バーディー大作戦 43話「電話で人を殺す方法」、スーパーポリス 12話「見てろ女ども!ダサい男の復讐」など土曜夜9時の近藤照男アクションシリーズでもさまざまなバリエーションが存在する。
今回の名古屋ロケは腰を据えた撮影ではないようで地元の新聞報道でも全く紹介されることはなかった。「西部警察PARTII」や「新・二人の事件簿 暁に駆ける」のように撮影隊が来るよという記事でもあればすっ飛んで行ったのにと思いながら見た高校卒業間近の1979年3月であった。
Gメン75 第196話 放送当時の資料