あらすじ

キイハンター 第130話 縛(しば)り首の木のある家

キイハンター 130話は、マタロの神の呪い!第二次世界大戦中、日本軍が東南アジア某国で奪った国宝を巡る欲望と裏切り!現・政府側と反政府側の争いに巻き込まれる津川啓子(野際陽子)と高校時代の友人(近藤洋介)

第130話 縛(しば)り首の木のある家 
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 未定(シナリオ#133)
シリーズ名
放送 70.09.26
脚本 小山内美江子
撮影 東光一
監督 山内柏
役名(台本) ロダ・イシャク(※マリネシア反政府山岳党員/リン・サイ家)
ルカ・イシャク(※マリネシア反政府山岳党員)
マルト・イシャク(※マリネシア反政府山岳党員)
松井達也(※啓子の高校時代のボーイフレンド・元新聞記者)
佐川(※松井家に仕える老人)
男A(※マリネシア反政府山岳党ゲリラ)
男B(※名前:ヤスト)(※マリネシア反政府山岳党ゲリラ)
男C(※マリネシア反政府山岳党ゲリラ)
政府側特使(※マリネシア政府)
ジョニー(※松井達也の飼い犬)
出演 啓子 ユミ 風間
主演 津川啓子
ゲスト 中原早苗
戸浦六宏
藤木孝(藤木敬士/夜明けの刑事新夜明けの刑事・墨田俊夫刑事/噂の刑事トミーとマツ・片桐警部補<代役>)
近藤洋介
室田日出男
植村謙二郎
堀田真三
高木真二
霧隼人
某国 マリネシア
タイアップ
ロケ地 山梨・神奈川(仙石原
類似シーン
番組設定 キイハンターとは
備考

キイハンター 第130話 縛(しば)り首の木のある家 あらすじ(ストーリー)

津川啓子は高校時代の友人・松井達也の招待を受けて富士山麓の山荘に向った。彼は作家として活躍している男で啓子に相談したい事があるとのことだった。

山荘に到着した啓子は、謎の女と男たちの出迎えを受ける。女はルカ・イシャクといい達也の妻だという。しかし達也は独身のはず。不審に思った啓子は達也に問いただすが、帰れと言い放つ。

男と女たちは達也の山荘で、あるメモを探していたのだ。そのメモには第二次世界大戦中、日本軍の軍人・村口正之大佐が東南アジア某国(マリネシア)で略奪した国宝<マタロの神>の有りかが書かれてあるという。

マリネシア政府はクーデターで政権を取ったが、反政府軍は民衆を味方に政権奪還を狙って山岳ゲリラとして活動していた。ルカは民族の誇りを奪った日本人への憎悪を煮えたぎらせていた。

彼らはゲリラの一員で国宝を奪い返す為に、密かに日本に潜入していた。達也の山荘は旧日本軍が使用していた秘密の場所で、マタロの神を奪った軍人が使用していた。

啓子は達也とともにゲリラたちの手中に落ち、風間洋介と谷口ユミに救援の信号を送るが電波妨害システムが作動しているのかうまく行かない。そんな中で自分たちの活動方針に疑問を抱いたルカの弟・マルトが、啓子に手を貸そうとする。 

キイハンター 第130話 縛(しば)り首の木のある家 解説・見どころ

キイハンター 第130話 縛(しば)り首の木のある家
  • 旧日本軍の戦争犯罪と動乱の東南アジア某国の内乱
  • 津川啓子が高校時代の友人とともに拘束される
  • 時計に仕掛けた電波発信機

富士山麓の高原を舞台に、人間の欲と野望をさまざまな角度からハードボイルド・タッチで描いた社会派作品

旧日本軍の戦争犯罪と動乱の東南アジア某国の政権をかけた政府軍と反政府ゲリラの血みどろの死闘。純粋に民族の誇りを奪い返そうとするエキセントリックな女性とその弟。反政府ゲリラの中に潜む私利私欲が渦巻く裏切り。70年(カラー作品)の中では最も<人間>を痛烈に描写した作品として記憶に残っている。

政府側と反政府側を単なる善・悪として捕えていないところも上手い。絶妙なバランスのアクションと心理描写、そして作品に貫かれているテーマから後の「Gメン75」へと継承されて行く制作手法を感じる。

携帯電話のなかった1970年。スパイ映画風に時計に仕掛けた小型電波発信機で救援を依頼する啓子さん(野際陽子)。アナログ時代ならではのスリリングなシーンに映える小道具だ。

エンディングではクレジットされてないが啓子さんの旧友の飼い犬ジョニーは、シナリオではしっかり登場人物欄に記されている。

今回のお休みは、ボス(丹波哲郎)、FBI(川口浩)、島ちゃん(谷隼人)(サブタイトル別出演ランキングはこちら

キイハンター 130話

キイハンター 第130話 縛(しば)り首の木のある家 放送当時の記事

キイハンター 第130話 縛(しば)り首の木のある家
※休暇を取って高校時代の友人の山荘に行った津川啓子はそこで奇妙な男女に招かれ拘束される。彼らは東南アジア某国の反政府側ゲリラで戦時中日本軍が隠した文書を探していた。

出典:週刊TVガイド
キイハンター 第130話 縛(しば)り首の木のある家
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