Gメン75 172話は、【’78スカイアクション.シリーズ第一弾】(前編)!輸血用血液と速水涼子刑事(森マリア)を乗せたエアロスバルが消息を絶った!立花警部補(若林豪)、山田刑事(藤木悠)は遭難機捜索のため空路新島へ
第172話 大空のギャング | ||||||||||
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仮題 |
大空のギャング 大空からの脱出(シナリオ#172・173) |
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シリーズ名 | ’78スカイアクション.シリーズ | |||||||||
放送 | 78.09.09 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 山内柏 | |||||||||
役名(台本) |
子安管制官 子安民江 子安俊一(※小学5年生) 若尾機長 ヘンリー湯沢(※米軍キャンプ雑役係) 田辺健司(※ヘロインの運び屋) 平本(※ヘロインの運び屋) 米川医師 杉原(※新島警察署捜査員) 看護婦 少年 汽船会社の女事務員 署長(※新島警察署) 航空会社の女事務員 職員A ひったくり犯人 機長 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | 山田 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 速水涼子刑事 | |||||||||
ゲスト |
小坂一也 頭師孝雄 藤木敬士(藤木孝/夜明けの刑事・新夜明けの刑事・墨田俊夫刑事/噂の刑事トミーとマツ・片桐警部補<代役>) 稲葉義男(ザ・ガードマン・吉田隊員) 戸部夕子 中越司 佐藤京一 根岸一正 名倉嘉子 大古守 乃川順子 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 相馬剛三 城春樹 宮地謙吾 尾曳伊都子 |
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タイアップ |
中央航空(現・新中央航空) 新島観光協会 |
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類似プロット | キイハンター 196話「1972紅の翼大空を行く」 | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 |
新島(東京都新島村<新島警察署、新島港、新島空港>) 調布飛行場 |
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収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:58号 |
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音楽特記 | - | |||||||||
備考 |
【使用機材】 単発機:エアロスバルFA200型(シナリオより) 双発機:ブリテン・ノーマンBN-2アイランダー(?) |
【再現】Gメン75 78スカイアクションシリーズ「特報」文字起こし
Gメン75 第172話 大空のギャング あらすじ(ストーリー)
米軍の軍用機がヘロインを日本に密輸しているという情報を受けたGメンは運び屋の二人組(田辺健司・平本)をマークしていた。だが、二人組はGメンの追求から逃れる為、船で新島へ逃亡した。
それを知った草野刑事、中屋刑事は双発機に乗り込み空路新島へ向かう。
速水涼子刑事は輸血用血液を積むエアロスバル機に同乗することになった。新島では心臓障害の少年・小安俊一がその血液を待っていた。涼子は俊一と面識があった。
Gメンに配属される前、ひったくり犯人を追跡中に俊一が操縦するラジコン機の助けを借りて犯人を逮捕したことがあった。
俊一の父親は国際線を統括する空港職員だったが、現在は新島空港の管制官として職務を全うしている。
涼子の乗るエアロスバル機JA3546には病院職員が同乗し空路新島へ飛んだ。限られた時間の中で最短コースを飛ぶため、太平洋上に発生した雷雲の真っ只中を飛行することになった。
その頃、島内では逃走中の二人組が輸血用血液を待つ俊一の家に現われた。
<<後編へつづく
Gメン75 第172話 大空のギャング 感想・ポイント
- 輸血用血液を乗せたエアロスバル機に同乗する速水涼子刑事
- 上空でハイジャックされるエアロスバル機
- 逃亡犯を新島へ追った中屋刑事が犯人の手に落ちる
- 涼子を乗せたエアロスバル機が消息を絶つ
- (Gメン75)⇒(キイハンター)
速水涼子刑事⇒島竜彦
立花警部補⇒吹雪一郎
ヘンリー湯沢⇒ジェラール三上
好評を博した「’78ハードアクションシリーズ」(158話・159話・165話)<視聴率(関東):下へスクロール>の一環として企画された。
キイハンター 196話(1972年1月1日放送新春特番)のプロットを継承した太平洋上空に展開するアクション編。
セスナ機や単発機を使ったアクション企画は、「キイハンター」や「ザ・ガードマン」など1960年~70年初頭の高度成長期によく見かけたが、近藤照男プロデューサー制作のドラマではGメン75 10話「大空の身代金」以来久々に登場。
元祖アクションドラマの流れを受け継ぐ「Gメン75」らしくありそうなリアリティを加えた緊迫した空中劇としてお色直しされている。
当時東映撮影所にお邪魔したとき、スタッフの方にもう一度スカイアクションシリーズを企画してくださいとお願いしたことがある。「いやいやいや、もういいよ」と言われたくらい神経すり減らして制作された作品と伺った。
それだけ見ごたえある劇場映画並みのパワーを感じる作品である。
172話は、「Gメン75DVDコレクション(デアゴスティーニ)」で58号に収録予定。(2021年3月時点)全国発売&全号発売祈願!
Gメン75 第172話 大空のギャング 当時の資料
※特別企画シリーズだが「ザ・ガードマン 24話・25話」のような特集記事はなくこの記事のみ。(他誌は不明)
ホントに起こった?!実話スカイアクション事件
実は今回のストーリーは、「キイハンター 196話・1972紅の翼大空を行く」も含めてフィクションが現実になった「空の救出劇」。
掲載:朝日新聞(1986年5月30日朝刊)
場所:イタリアのジェノバ
日時:1986年5月28日午後6時40分頃
機種:小型セスナ
状況:気を失った操縦士に代わって操縦経験のない乗客の一人が操縦桿を握る
別のセスナで救援に駆け付けたパイロットの無線指示、横にくっついて操縦指導で着陸させる
しかも横のセスナで無線指示をしたパイロットは、イタリア空軍の元パイロット。
キイハンター 196話で救出に向かった吹雪一郎はFBI時代の元上司にゼロ戦とやり合った米軍人がいた。
Gメン75もキイハンターも番組が終了してからの出来事だったので、ホントに驚いた。