Gメン75 306話は、サヨナラ中屋警部補(伊吹剛)・島谷刑事(宮内洋)・吹雪杏子刑事(中島はるみ)!逮捕した連続ノックアウト強盗事件の容疑者を取り逃がしたGメンと捜査協力者に迫る狂気のダンプカー
第306話 サヨナラGメンの若き獅子たち! | ||||||||||
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仮題 |
(1)サヨナラGメン75 (2)サヨナラGメンの若き獅子たち(シナリオ#-) |
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シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 81.04.18 | |||||||||
脚本 | 高久進 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 小西通雄 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | 吹雪杏子 | - | - | - | - |
主演 | 中屋警部補、島谷刑事、吹雪杏子刑事、立花警部 | |||||||||
ゲスト |
田坂都 片桐竜次 高月忠 浅見小四郎 平松慎吾 飯原夕佳 音羽千佳子 松山武由 坂本由英 山口正一郎 武島麻美 山口陽美 鎌田恵子 樫村まゆみ 高野隆志 井上邦道 石井浩 山浦栄 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット |
Gメン75 第33話「1月3日 関屋警部補・殉職」 Gメン75 第317話・第318話「女の裏窓24時間」 |
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撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:◎ (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):◎ (7)DVDコレクション:102号 |
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備考 | 「シンガポールに大ロケ敢行!」特報(B)(劇伴:菊池俊輔) |
Gメン75DVDコレクション収録予定:102号
Gメン75 第306話 サヨナラGメンの若き獅子たち! あらすじ(ストーリー)
大都会の片隅でノックアウト強盗事件が頻発した。金品の被害は少ないものの兇悪な犯人の手口に死傷者が続出。Gメンも捜査に乗り出した。
黒木警視正は立花警部らに指令を発し、影なき兇悪犯逮捕に全力を注ぐ。あるとき、立花は警察署の前を行った来たりしている若い女性の行動を不審に思い声をかけた。彼女は平山邦子。内縁の夫・村上竜治の暴力にたまりかね警察に相談しにやってきたのだった。
立花は、村上の写真を見て驚く。連続ノックアウト強盗事件の容疑者のモンタージュ写真とうり二つだった。立花は邦子の協力のもとに村上をあぶりだす作戦を決行する。
首尾よくGメンの手で逮捕にこぎつけることができたが、中屋警部補、島谷刑事の失態により村上は逃走。その後、村上は城西署派出所の警官一人を負傷させ拳銃を奪って邦子とGメンに復讐を企てる。
村上は手始めに邦子の娘・めぐみをダンプカーで轢き殺すことを決意する。めぐみをガードしていた吹雪杏子刑事が隙を見せた時、凶悪な意思の塊と化したダンプカーは二人を負傷させ逃走した!
めぐみが重体となったことで邦子は怒りの矛先を立花らGメンに向ける。
Gメン75 第306話 サヨナラGメンの若き獅子たち! 当時の話題・感想
- 中屋警部補・島谷刑事・吹雪杏子刑事最後の主演作品
- 中屋、島谷、そして杏子の失態で協力者の命に危機が迫る
- 白バイ×ダンプ×Gメン車・カーアクション!
中屋警部補(伊吹剛)、島谷刑事(宮内洋)、吹雪杏子刑事(中島はるみ)最後の主演作品。どこをどう切っても情状酌量の余地なしの狂暴な男を取り逃がしたGメンの失態とその責任の取り方を見せてくれるアクション編。
泣いても笑っても菊池俊輔氏作曲の「Gメン75のテーマ」が聴ける「Gメン75」最後の作品である。
長寿番組となると諸般の事情でキャストの入れ替えを迫られることもある。
「キイハンター」や「ザ・ガードマン」のようにレギュラーを固定しローテーション制にするか、「特別機動捜査隊」や「太陽にほえろ!」のようにメンバーを入れ替えるか、はたまた「はぐれ刑事純情派」や「さすらい刑事旅情編」などのように異なる番組ごとのローテーション制にするか。
制作サイドの難しいかじ取りが伝わってくる。
しかし、中屋警部補はGメン75 112話「宇宙食の恐怖」で言われたように「死ぬまでGメン」でいてほしかったし、なじみ深い島谷刑事や吹雪杏子刑事、南雲警視(川津祐介)も同様。去ってほしくないレギュラーだった。
それにしても転属先が杏子以外、Gメンに加入する前の部署という左遷。現実は甘くないということをGメンを通して垣間見た当時が思い起こされる。
なお、吹雪杏子刑事については当初続投という案もあったそうだ。
Gメン75 第306話 サヨナラGメンの若き獅子たち! 当時の記事
※凶悪犯・村上竜治(片桐竜次)は当初「村山」という役名だったようである。
※タイトルが仮題「サヨナラGメン75」になっている。「Gメン75」を一旦終わらせるような意味合いでリニューアルするよということか、中屋、島谷、杏子がGメンを去って新しい部署に行くよという意味で「サヨナラGメン75」としたかは視聴者判断に委ねるようなタイトルだ。
マンネリ打破へ大幅な入れ替え CBC・Gメン75
CBCテレビの人気刑事ドラマ「Gメン75」(土曜後9・0)が、25日放送分から出演者の大幅な入れ替えを行い、面目一新する。
残るのは黒木警視正役の丹波哲郎、立花警部役の若林豪、田口刑事役の千葉裕の三人で、南雲警視(川津祐介)は本庁にもどり、中屋警部補(伊吹剛)は捜査一課、島谷刑事(宮内洋)は捜査四課にそれぞれ転属となる、紅一点の吹雪杏子刑事(中島はるみ)はFBI本部での研修のため渡米する、という設定で姿を消す。
新たに登場するメンバーは、ピストルは下手だがバイタリティーあふれる鹿賀丈史、VIPの警護にあたるSP出身で射撃のうまい江波杏子、外事課出身の范文雀、シンガポール警察の捜査官で日本に研修にやってくるセーラ、といった設定で登場する四人。
これまでの同番組では、紅一点で女性刑事が活躍してきたが、今回初めて、”紅三点“となる。これは、「これまでの暗いイメージを一新、マンネリ打破を図り、ドラマの展開に幅をもたせるため」(担当プロデューサー)。
新メンバーの四人は口をそろえて「健康に気をつけてガンバリたい」と抱負を語ったが、ボス役の丹波は「アクションが売り物の”Gメン“としては、男女の区別なく、かなりきついアクションが要求されると思う。ま、骨折覚悟でガンバってもらいたい」と、ゲキをとばしている。
※写真のみ同じものを貼り換えて修正。文字の修正はこれ以上はムリなので提供いただいた時の資料を基に追記。
※次回より紅三点となる新生Gメン75の雑誌記事。当時の切抜きだが出典先をメモしてなかったため不明。
Gメン75・新メンバー登場!「シンガポールに大ロケ敢行!」(B)パターン
次回予告で流れた特報(B)パターン(ロングバージョン)
「特報文字」なし。バックに流れる劇伴は菊池俊輔バージョンの曲でセリフ入り。本放送時の沖縄シリーズ特報と異なり、「主題歌」がチェンジされることには一切触れていなかった。