Gメン75 159話は、78ハードアクションシリーズ第二部!新宿上空で捉えたライフル銃を持つ男!都市型犯罪の背景にある殺しの動機を目の当たりにするGメン
第159話 刑事(デカ)が銃殺される時 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮題 |
警官だけを殺せ! 刑事(デカ)が銃殺される時(シナリオ#159・160) |
|||||||||
シリーズ名 | ’78ハードアクションシリーズ | |||||||||
放送 | 78.06.10 | |||||||||
脚本 | 高久進 | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 山口和彦 | |||||||||
役名(台本) |
秋月警部補(※××署捜査課)本編:大高署 秋月巡査(※交通機動隊 21才) 西野俊一(※22才)工員 西野定雄(※父)獄死 西野ふさ(※母) めぐみ(※8才) 小杉美佐子(※27才)めぐみの継母 茂木刑事(※××署・捜査課・巡査部長)本編:大高署 佐伯喜久男(※22才/第二部では21才) 白川里沙(※20才・小鳥売り場の店員) 時松巡査(※××署・警邏係)中年 本編:大高署 杉山巡査(※××署・警邏係)若い 本編:大高署 大沢竜次(※本文:大沢龍次)ライフル盗難事件の容疑者 署長 捜査一課長(※警視庁) 刑事A 狙撃手 婦人警官 記者A 記者B 工事長 守衛 屋台の親父 アパートの主婦A アパートの主婦B 管理人 若い男 女店員 組員達(※関東連合)本編:東矢組 |
|||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | - | 涼子 | 小田切 | - | - | - |
主演 | 立花警部補以下全員・小田切警視 | |||||||||
ゲスト |
松橋登 岩下浩 稲葉義男(ザ・ガードマン/吉田隊員、シークレット部隊/藤井部長刑事) 佐原健二(西部警察/朝比奈) 新橋耐子 松下実加 小瀬格 市川好朗 河合絃司 斉藤司 武田博志(当時の「若林プロモーション」関係者) 山田光一(山田甲一) 伊藤慶子 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 宮地謙吾 相馬剛三 城春樹 佐川二郎 橋爪真知子 野見山夏子 山本理恵 風吹ジュン |
|||||||||
タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:53号 |
|||||||||
備考 | 欠場:山田刑事 |
Gメン75 第159話 刑事(デカ)が銃殺される時 あらすじ(ストーリー)
正体不明の狙撃者のライフルにより婦人警官が射殺された。小田切警視と立花警部補はヘリコプターで新宿上空から狙撃者の行方を探った。
警視庁は全警察官を都心に配備し空と地上からの包囲網を敷く。小田切は狙撃者らしき男をビルの屋上で発見し草野刑事と中屋刑事が後を追った。
しかし、草野のカラテと中屋刑事の背負い投げで捕らえられた男・佐伯喜久男は一連の狙撃事件の真犯人ではなかった。ただ単に真犯人を真似て脚光を浴びたかっただけのチンピラだった。
真犯人は何処にいるのか?いったい何が狙いなのか?
Gメンが銃器盗難事件を洗いなおしてみると、西野俊一という不審な男が浮かび上がってきた。西野の父親は無実の罪で獄死していたことが判明する。
そして第一の犯行現場に佇んでいたカナリヤを持つ少女・まゆみとの接点、カナリヤにまつわるある事実が明るみになる。
Gメン75 第159話 刑事(デカ)が銃殺される時 感想・ポイント
- ’78ハードアクションシリーズ第二部(後編)
- 空から包囲した狙撃者は付和雷同したチンピラだった
- ヘリコプター二機での新宿上空からの空撮
- 草野刑事のカラテ!中屋刑事の柔道!アクション
- 狙撃者が犯行に走った理由
- カナリアを持った少女の境遇
- 大都会の片隅での末路
今回は、’78ハードアクションシリーズ第二部(後編)!
「警官だけを殺せ!」の続編。Gメン75はアクション編であっても事件の要因をキッチリ描く点がいい。
今回の西野俊一(松橋登)の犯行に走った理由にどこか共感できる部分がある。
239話「親を撃ち殺す子供たち」の屑父・大木藤作(土方弘)や黒谷町の魔物・望月源治(蟹江敬三)などのような、どうしようもなく叩きのめしたい悪党もいる。
本来なら犯行に走るような人間ではないが結果的に罪びとになってしまった亀山清治(穂積隆信)<346話「幽霊に殺された私」>などのような人間もいる。
様々な人間模様がそれぞれの作品毎に明確に描かれていることがGメン75の魅力の一つだと実感する。
シナリオと本編では結末の描き方が異なるが、本編のようにしたことでより一層余韻が残るしあのテロップが活きる気がした。脚本家(高久進)、監督(山口和彦)をはじめとする全スタッフ、全俳優の熱意が結集した作品だと改めて感じる。
アクションは、第一部(前編)に引き続き、大都市上空からの空撮が圧巻。草野カラテアクション(倉田保昭)、中屋柔道アクション(伊吹剛)も見どころ!
特に空撮がいい!ヘリコプター二機を飛ばし、眼下に都市のビル群、その上空を飛ぶ立花警部補(若林豪)たちを乗せたヘリ、さらにそれらを俯瞰するように視線を送る下村和夫ヘリコプターからのカメラワークは卓越する絵を作り出している。
速水涼子刑事(森マリア)が無線機やライフルを握るシーンの構図、菊池俊輔サウンドの選曲(山本逸美)からもアクションが伝わってくる。
Gメン75 158話・159話のような手に汗握るドラマは現在ではほとんど制作されなくなった。それゆえ今後発売予定の「Gメン75DVDコレクション」は当時の時代背景も噛みしめながら鑑賞できるし楽しみで仕方ない。
「Gメン75DVDコレクション(デアゴスティーニ)」では53号に収録予定。(2021年3月時点)全国発売&全号発売祈願!
Gメン75 第159話 当時の視聴率(関東地区)/週刊テレビ番組
’78ハードアクションシリーズ第二部「刑事(デカ)が銃殺される時」の関東地区視聴率が掲載された切抜きが出てきた。
夜の部(18時~放送終了まで)でGメン75は7位(26.1%)。
刑事アクションドラマでは、「太陽にほえろ!」25.3%、「刑事犬カール」(24.6%)がランクインしていたことがわかった。
Gメン75 第159話 刑事(デカ)が銃殺される時 当時の資料
※新宿上空から雑居ビルを監視していた小田切警視たちは不審な動きを見せる男を発見する!
※カナリヤと少女がカギを握る事件の真相と一連の殺しへ走るきっかけとは。
次回特報!ヨーロッパロケシリーズ
特報 ヨーロッパロケシリーズ(ナレーション:芥川隆行)
-レーシングカーのエンジン音-
『漂(さすらい)泊』(唄:江波杏子)
※表示「曲名」
※表示「江波杏子」
『漂(さすらい)泊』インストルメンタル
-衝突音-
「スペインのマドリッドの片隅で病に侵された日本人娼婦。
それは五年前国外逃亡したヒキ逃げ犯人の容疑者。
彼女はジプシー女に刺されて重傷。」
-銃声-
「彼女の恋人・国際的なレーシングカーのスターとの間で隠された秘密。
哀しい恋の炎を異国の地で燃え尽きさせた女の姿。」
※表示「国外逃亡者」