あらすじ

バーディー大作戦 第53話 ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件

バーディー大作戦 53話は、ドデカ・追出大五郎刑事(藤木悠)警視庁辞職も賭けて捨て身の大追跡!パントマイムの夢を胸に秘め大都会に生きる男(小野川公三郎)と女(田坂都)の青春哀歌!加納弘子巡査(牧れい)ファイナル

第53話 ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件
仮題 ニセ追出刑事・質屋猫ババ事件(週刊TVガイド)
-(シナリオ#-)
シリーズ名
放送 75.05.10
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
監督 鷹森立一
プロデューサー 近藤照男原弘男(TBS)
音楽 菊池俊輔=主題歌<愛と死のパスポート>作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:嶋崎由理、コロムビアP-359
劇伴 Gメン75「追想アレンジ」(キイハンター 208話「さらば超望遠銃の標的」から流れた曲の流用)
挿入歌 積木の部屋
(作詞:有馬三恵子 作曲:川口真 唄:布施明)
—-
我が良き友よ
(作詞・作曲:吉田拓郎 唄:かまやつひろし)
役名(台本)
出演 桜田 裕二 ドラゴン 吾郎 三平 マリ ミッチー 追出 行内 弘子
主演 追出刑事
ゲスト 牧れい<加納弘子巡査>(コードナンバー108 7人のリブ/岡野レイコ、ザ・スーパーガール/長谷リエ)
—-
田坂都
小野川公三郎
浜かおる
曽根晴美(曽根将之)
藤山浩二
横山あきお(青空あきお・横山あきを)
八木秀司
石山克己
打越正八
田中力
田中友子
小早川泰子
満山恵子
タイアップ
ロケ地
類似シーン Gメン75 234話「女たちの拳銃泥棒」へプロット継承
備考 最終編:加納弘子巡査牧れい
1)登場編:24話「警官ギャング
2)活躍編:37話「ヌードモデルコネクション

バーディー大作戦 第53話 ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件 あらすじ(ストーリー)

街で出会ったユカの誘いでぼったくりバーとは知らず入店したバーディー探偵局の一条吾郎と原田三平。案の定身包みをはがされ深夜の街に放り出されてしまった。

ユカは昔の悪仲間・明美にそそのかされ、犬飼、草野というヤクザの手先としてキャッチガールをしていた。味を占めた犬飼たちは、再びユカを使い今度は追出刑事の警察手帳を盗ませた。そしてニセ刑事に扮して質屋から宝石を盗む犯行を重ねて行く。

元スリだったユカは健に命を救われたことがきっかけで足を洗い、今は二人で細やかな暮らしを営んでいた矢先のことだった。

チャップリンに憧れパントマイムの勉強にはげむ健の夢を叶えようと高額報酬の罠にハマりこんだユカ。しかし、加納弘子巡査や健の気持ちに接したユカは昔の仲間との決別を誓う。

その頃、追出刑事や行内刑事にアジトを急襲された犬飼たちは、ユカが情報を流したと逆恨みし健を捕まえユカの居場所を吐かせようとする。

バーディー大作戦 第53話 ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件 解説・ポイント

バーディー大作戦 第53話 ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件
  • チャップリンに憧れる若きマイムアーティストの青年
  • 命を救った女性と恋仲になる青年
  • スリの道からその女性を救った加納弘子巡査
  • 昔のスリ仲間に脅され追出刑事の警察手帳を盗む
  • 人生の歯車が狂い始める

警視庁をクビになっても構わん!!
ニセ刑事をとッ捕まえてやるんだ!
ユカちゃんの為にな!

ナイスショット53打目は、ドデカ・追出刑事捨て身の刑事魂炸裂!パントマイムの夢を追う若者・健とその恋人・ユカとのふれあい、生き様を、挿入歌「積木の部屋」に乗せて謳い上げるハードボイルドアクション編。

この作品は何回見ても飽きないし心に突き刺さってくる傑作!

加納弘子巡査(牧れい)は過去補導したユカ(田坂都)と再会するが、過去の事情を知らない健(小野川公三郎)の手前、ユカと交わすセリフがいい。加納巡査の人間性に心打たれる。

しかし昔の仲間にそそのかされたユカは再び悪の道に手を染めてしまう。それにはワケがあったが運命の歯車は狂い始めて行く。

今から思えば、翌々週からスタートする新番組「Gメン75」を予感させるような味わいあるストーリー。

バーディー大作戦・後半のエピソードではイチオシの作品。自分の失態をさらけ出してでも容疑者を追いつめるドデカ(藤木悠)捨て身のデカ魂が熱い!クライマックスを盛り上げる「追想」アレンジのあの劇伴も登場する。

この作品のプロットは、後のGメン75 234話「女たちの拳銃泥棒」へと継承されるが、結末はどちらも異なるので合わせて見比べてみたい!

Gメン75主題歌「追想」アレンジの劇伴(原曲:刑事さん「主題曲」)

Gメン75「追想」アレンジの曲(刑事さん「主題曲」)が使用された作品
キイハンター 208話 さらば 超望遠銃の標的
226話 夏の陽の追跡!逃亡のハネムーン
235話 脱獄囚バッド・ファーザー
244話 拳銃P-007大捜査網
253話 女体に捧げる犯罪
アイフル大作戦 13話 逃亡と追跡!赤い唇100万$
55話 探偵専科 愛と死のたわむれ
バーディー大作戦 50話 神出鬼没!おしゃれ泥棒
53話 ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件

Gメン75主題歌「追想」、劇伴「Gメンの誓い」等のモトになった表の劇伴の原曲は同じ東映制作「刑事さん」の主題曲。

厳密に言えば、主題曲はこの曲のメロディのスローテンポバージョン。「Gメンの誓い」の原曲となる上記表の曲が劇中に使用されたかどうかは未確認だが、使用された可能性は高い。

「刑事さん」の原版フィルムは第一シリーズ4話「羽田発五十七便」のオープニングとエンディングテーマが現存している。なので、本編が存在しているなら一度再放送をお願いしたい。

Gメン75主題歌の「追想」
※レーザーディスク、VHS

表の曲と似たようなアレンジの劇伴が、Gメン75 63話「拳銃を撃てない警官」でも一回使われるが別アレンジの曲だった。

過去発売されたミュージックファイルシリーズでも「キイハンター」~「バーディー大作戦」バージョンと「Gメン75 63話」バージョンの2曲は収録されていない。

「Gメン75ミュージックファイル」に収録された本編では未使用だった「追想」メロディの劇伴は、Gメン75スペシャル「東京・北海道トリック殺人事件」で二回使用された。

「キイハンター」から「Gメン75」の保管場所で現存する音源がないなら「刑事さん(東映)」の保管庫にあるかもしれない。しかし、「刑事さん」は本編の完全なフィルムがあるかどうか不明(2021年4月時点)なので可能性はかなり低いと思う。

バーディー大作戦 53話 放送当時の資料

バーディー大作戦 53話
※Gメン75 234話「女たちの拳銃泥棒」のモトとなったプロット。展開の一部や結末が異なるので見比べてみると面白い。
Gメン75 1話
※こちらも週刊TVガイド 1975年5月16日号より。翌々週からスタートする新番組『Gメン’75』(仮題)の響圭子刑事(藤田美保子)のキャラクターが紹介されていた。(参考:新番組企画書

※同じ週の週刊TVガイド誌より。「バーディー大作戦」から「寺内貫太郎一家2」へ新天地を求めた谷隼人氏の記事が楽しめる。
バーディー大作戦 53話
※バーディー大作戦 53話「ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件」放送週の土曜夜9時番組表(週刊TVガイド)。

※この週の週刊TVガイド誌掲載の「読者投票・人気番組ランキング」。『バーディー大作戦』は大人もヤングも圏外だった。
ちなみに、この週の刑事ドラマ、アクションドラマの放送作品は次のとおり。
——
◆土曜日
21時~「バーディー大作戦」TBS(ニセ追出刑事 質屋猫ババ事件)
22時~「女刑事ペパー・アンダーソン(USA)」フジ(でくの坊返上作戦)
◆日曜日

◆月曜日
19時30分~「刑事くん」TBS(日本の若い刑事)
21時~「プレイガールQ」東京12(女は裸で虚々実々)※菊容子氏ゲスト
◆火曜日
22時~「TOKYO DETECTIVE二人の事件簿」NET(戦後30年の逆さ吊り)※欠番回
22時~「鬼警部アイアンサイド(USA)」TBS(父を信じる少年)
◆水曜日
20時~「夜明けの刑事」TBS(ナンセンス・クイズ殺人事件)
22時~「特別機動捜査隊」NET(ドキュメント追跡)
◆木曜日
22時~「非情のライセンス」NET(兇悪の街角)
◆金曜日
20時~「太陽にほえろ!」NTV(友情)
21時~「ザ・ゴリラ7」NET(微笑む女に手を出すな!)
—–
※バーディー大作戦 53話放送週の「TVガイド」の話題としては、新番組「Gメン75」鳩子の女刑事・響圭子刑事のほか、「特別機動捜査隊」の徳之島ロケだよりや「二人の事件簿」の意外な人気のポイントが掲載されていた。

「特捜隊」は現地では放送されてなかったそうで、撮影隊が現地へ行ってもいつものような見物人に悩まされることが無く拍子抜けしたこと。「二人の事件簿」は、雪山の風景スライドが写ったビルの壁面に吊るされた男(1話)や十字架にかけられた少女(2話)など、毎回凝りに凝った死体が話題になっていたことにスポットライトが充てられていた。

出典:週刊TVガイド 1975年5月16日号

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