Gメン75 156話は、女子大生殺人保証書「保証人」のリスクが立花警部補の身に降りかかる!身元保証人になって更正した筈の青年が女子大生誘拐に手を染めてしまう
第156話 女子大生誘拐! | ||||||||||
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仮題 | 女子大生殺人保証書(シナリオ#154) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 78.05.20 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 下村和夫 | |||||||||
監督 | 瀬川昌治 | |||||||||
役名(台本) |
夏川明 宮島社長 宮島光子 清次 正男 リサ 夏川信吉 安藤 作業員 守衛 事務官 ルンペン |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | 山田 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 立花警部補 | |||||||||
ゲスト |
丹波義隆 金井大(特別機動捜査隊/荒木部長刑事)、おやこ刑事/川上登課長) 渡井直美 力石孝 冷泉公裕 牧れい(バーディー大作戦/加納弘子巡査、コードナンバー108 7人のリブ/岡野レイコ、ザ・スーパーガール/長谷リエ)) 平田守 風戸佑介 辻シゲル 木村修 山田光一(山田甲一) 山浦栄 比良元高 山本理恵 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似作品 | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | 大磯方面 | |||||||||
収録 |
(1)DVD-COLLECTION I :- (2)DVD-COLLECTION II:- (3)FOREVER:- (4)BEST SELECT:- (5)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~4):- |
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備考 | - |
Gメン75 第156話 女子大生誘拐! あらすじ(ストーリー)
一人の青年・夏川明が少年鑑別所を退院し、立花警部補に身元保証人になってほしいと頼み込んできた。明の父親は立花の元上司で友人の身元保証人になったために財産を失った過去があった。
そのことでグレた明は暴走族に入り好き勝手な悪事に手を染め少年鑑別所送りになっていた。
その明から真人間になるという決意を感じ取った立花は明の身元保証人になり、自動車修理工としての職を得た。
月日が経ったある日、女子大生誘拐事件が発生し身代金一千万円の要求が親元に届いた。誘拐された女子大生は明が働く宮島モータースの社長の娘・光子だった。
宮島は明が誘拐したと決めつけて保証人である立花に怒りをぶちまける。三日前まであれほど社長も信頼していた明なのに釈然としない立花は草野刑事からの報告を受ける。
聞き込みで、妙な三人組が明の元を訪ねてきたこと、公園で若い男女が寄り添っていたところをものすごい剣幕で男を殴りつけた親爺がいたことが判明した。
さらに脅迫状から明の指紋が検出されたことで立花は窮地に陥る。
Gメン75 第156話 女子大生誘拐! 解説・見どころ
- 人はどこまで信用できるか?
- 丹波親子共演!
- オトナの本音と建前
- 保証人という立場のリスク
オトナの本音と立前をベースにした悲劇を描いた122話「18才ひと夏の経験」の流れを継承した社会派作品。
今回は「保証人」という立場を理解していないととんでもないことになるという人生のリスクを加味した骨太なテーマが見どころ。
更正し再び転落するが恋仲の娘を助けようと悪党になりきれない揺れ動く青年を丹波哲郎御大のご子息である丹波義隆氏が好演。
さらに自分も当時ファンだった渡井直美氏が親の心の奥底を知り衝撃を受ける女子大生役を熱演。緊迫した籠城家屋と外部のGメン・立花警部補との死闘も見ごたえある作品である。
「保証人」は当時高校生だった自分はGメンで知って、勉強しとかなきゃ・・と思った次第。
女子大生役でGメン75最後のゲスト出演(女優・渡井直美)
出演作 | 役名 |
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73話「バカ!大人のバカ!!」 | 平松直子 |
116話「エクソシスト殺人事件」 | 玉置久子(チャコちゃん) |
140話「十五年前の遺留指紋」 | 石川ひとみ |
キャンディーズ後継グループ「フィーバー」のセンター(渡井なおみ)になる前に女優・渡井直美としてGメン最後のゲスト出演!
更正し、父親の会社で懸命に働いていた青年と恋仲になる娘役。監禁の恐怖から自分を救ってくれた青年への思い、本性をむき出しにした親への感情を演じ切る。
Gメン75 立花警部補のフルネーム・立花一郎
Gメン75・立花警部補にはフルネームが複数存在する。。今回は「立花一郎」(複数あり)、「立花慎一」、「立花五郎」、「立花吾郎」(最も多い)。
シナリオとかに明記されてないのでライターによって変わってしまいがちなのは他の長寿番組でもよくあることらしい。
当時、スタッフの方にお尋ねした所、フルネームは最初の企画書に書いてあったかなぁ、、とかいうくらいのものだった。
Gメン75 第156話 女子大生誘拐! 当時の記事
※警察官が保証人となり採用され、更正を近い懸命に生きる青年がなぜ再び転落の道を歩んだのか。
※身元保証人となった立花警部補の責任を追及する経営者。誘拐に関わっていた事実が明るみになり窮地に陥る。
※放送当時の「学年誌」各種には「Gメン75」をはじめとする人気ドラマを特集した記事や付録が見られた。こちらは当時、1978年に中一だった方から譲っていただいたシロモノ。
「結婚式の夜のできごと」(149話「結婚式の夜の出来事」)、「女だけの通夜」(152話「女だけの通夜」)、「連続路上強盗殺人」(150話「刑事の家を壊す男たち」)、「女子大生殺人保証書」(156話「女子大生誘拐!」)と先取りストーリーを楽しみつつクイズ形式で推理できる構成になっていた。