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Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行

Gメン75 270話は香港ロケ・別枠編!水上牧子(鳥居恵子)・亜子(遠藤真理子)姉妹が香港で見た男(佐藤仁哉)は香港シンジケートと繋がる国際手配中の銀行強盗!ドラゴン(何宗道)と再会する田口刑事(千葉裕)たちとの必殺カラテバトル

第270話 香港カラテ殺人旅行
仮題 香港カラテ殺人旅行(※シナリオ#271
シリーズ名 80香港カラテロケシリーズ
放送 80.08.02
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)、山村英司
撮影 吉田重業
監督 鷹森立一
協力 コンパスクラブツアー日新航空、TOURS JAPAN LTD、ツアーズジャパン
役名(台本) 水上牧子(鳥居恵子)※準キャスト
水上亜子(遠藤真理子)※準キャスト
竜 英傑
眉村吾郎
遠山真理
黄 大東




警官A
警官B
出演 黒木 立花 中屋 島谷 田口 杏子
主演 田口刑事・吹雪杏子刑事・水上牧子・水上亜子
ゲスト 何宗道 ホウチョンドゥー
遠藤真理子<水上亜子>
鳥居恵子<水上牧子>
吉岡ひとみ
佐藤仁哉
石橋雅史
竜咲隼人
鈴木正範
麗正司
タイアップ コンパスクラブツアー日新航空
TOURS JAPAN LTD、ツアーズジャパン
※ノンクレジット
HOTEL PLAZA(湾仔)
ロケ地 香港(イギリス領・1980年)
九龍半島
彌敦道周辺※お店巡り
九龍城※亜子ちゃんが眉村を見かけた一画
・九龍ステーション駐車場(当時の場所)※クライマックス、カラテバトル(ドラゴン、Gメン)
香港島
湾仔※HOTEL PLAZA
銅羅湾※、トラム車庫付近の市場(現・商業施設)+現・九龍城公園となった一画と合成?
新界
丙崗村老園鄧公祠※亜子ちゃんたちを救うドラゴン、3人で獅子舞、ドラゴンと再会する田口、地図持参で歩く田口(九龍城と合成)など
収録 (1)FOREVER:-
(2)BEST SELECT:-
(3)BEST SELECT(女Gメン編):-
(4)DVD-COLLECTION I:-
(5)DVD-COLLECTION II:-
(6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):-
(7)DVDコレクション:90号
主題歌 エンディング
「遥かなる旅路 Wandering man」(作詞:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:川上了 唄:ポプラ/コロムビアレコード)
—-
オープニングテーマ
255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」
挿入歌
劇伴特記 Montparnasse 2000のアルバム「Panorama」(Jean-Pierre Decerf – Contact)から流用>>詳細:「遊びをせんとや生まれけり」
一部251話ギリシャ編より流用
備考 水上牧子、水上亜子・最終編
Gメン75 鳥居恵子 遠藤真理子
※放送日変更(雑誌掲載の放送予定:8月9日⇒実際の放送日:8月2日)

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行 あらすじ(ストーリー)

「COFFEE・柿の木」の水上牧子、亜子姉妹は商店街のくじ引きで香港旅行を引き当て現地で夏休みを満喫していた。

九龍の難民街で亜子が写真を撮っていると牧子、亜子姉妹はカラテ使いに襲われた。あわやというとき、ドラゴンと呼ばれる竜英傑が現れて救われる。

ドラゴンは以前、香港ギャングの日本領事誘拐事件で組織の手から吹雪杏子刑事らを救ったことがあるカラテの達人だった。

亜子は、もしやと思いフィルムを現像してみると国際手配中の銀行強盗・眉村吾郎が写っていた。びっくりした亜子はGメン本部に連絡し、田口刑事にそのことを告げる。

眉村は元警官で、交通事故で女性を傷つけ懲戒免職となった過去があった。黒木警視正は田口と杏子を香港へ向わせる。

>>別枠撮影編(Gメン75 267話268話

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行 解説・見どころ

Gメン75 270話
  • ブルースリー似の香港カンフースター・何宗道ふたたび
  • 中屋(伊吹剛)、島谷(宮内洋)、田口(千葉裕)、杏子(中島はるみ)の格闘アクション
  • ハリコの獅子に扮して敵地潜入作戦
  • サヨナラ水上牧子&亜子姉妹

「’80香港カラテロケシリーズ」の別枠撮影編。香港功夫スター(何宗道)はもちろん、今回はGメン側も若手三人のアクションが堪能できる見せ場あり。

中屋警部補(伊吹剛)の柔道!
島谷刑事(宮内洋)の空手!
田口刑事(千葉裕)の空手!

今回で、田口刑事のGF・亜子ちゃん姉妹は「Gメン75」を降板する。理由は不明だが後のGメン75 323話「骸骨たちの海水浴」で遠藤真理子氏のみ復帰するが亜子ちゃんとは違う役だったのが残念。「香港カラテ殺人旅行」ラストシーンを飾った最高の笑顔が印象的だった。

Gメン75 270話 香港カラテ殺人旅行

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行 当時の資料

Gメン75 270話 香港カラテ殺人旅行
出展:週刊TVガイド

週刊TVガイド誌番組解説記事

Gメン75 270話 香港カラテ殺人旅行 Gメン75 270話 香港カラテ殺人旅行
出典:週刊TVガイド・関東版(資料協力:関屋二郎さま)

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行
Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行
※ドラゴンこと竜英傑役の何宗道氏は当時30才。セリフは中国語のままで撮影し、オン・エアは日本語のアテレコ。ここはやはり字幕スーパーで放送してほしかった。当時、制作スタッフの方にお尋ねしたところ、日本語の方が視聴者にわかりやすいので字幕スーパーは止めたという回答だった。

出典:週刊TVガイド・中部版

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行 新聞記事

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行
出展:朝日新聞(中部)
Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行
出展:朝日新聞(関西)

ドラゴン竜英傑(何宗道)×吹雪杏子刑事(中島はるみ)雑誌掲載写真

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行
出展:掲載誌不明

GメンVS香港カラテ(完全版)、香港の海辺で海水浴

黒木警視正(丹波哲郎)の指令で、香港ギャング撲滅のため、現地へとんだGメンたち-恒例の香港ロケも、今回が5度目(*注:6度目)。”香港カラテ・ロケシリーズ”には、ブルース・リーの伝記映画に出演した、何宗道がゲスト出演。8月9日放映予定の「香港カラテ殺人旅行」で、目のさめるようなカラテ・アクションをバッチリみせてくれる。香港は連日、35度をこえる猛暑。水泳が得意な中島はるみは、赤柱(*注:香港島)の海岸で泳ぎまわってゴキゲン!香港ロケに欠席した丹波哲郎から、おみやげをねだられたスタッフ。ボスへのプレゼントは、100万ドルの夜景といわれる、香港の”風景画”だったゾ。 

出典:ザ・ベストワン(1980年9月号)

Gメン75 270話

ロケは80年6月13日から12日間に渡って3本制作された。今回はその内の一本。「Gメン対世界最強の香港カラテ」前・後編の番外編である。ロケ当時、粉嶺の町では端午節のお祭りで、撮影隊は大ハシャギだったと書かれてあった。(ザ・ベストワン誌)

吹雪杏子刑事(中島はるみ)、牧子・亜子姉妹がギャングのアジトに潜入するとき、ハリコの獅子に扮して町を徘徊するのだが、おそらく現地でのアドリブだったと思われる。Gメンでは珍しい「キイハンター」タッチのお遊びシーンで、深刻なストーリーを和らげる効果も。

Gメン75 270話

※「ザ・ベストワン」1980年9月号に掲載されたGメン75 270話「香港カラテ殺人旅行」の記事。切抜きしか手元になかったが、ようやく完全版で再入手。40年以上前への時間旅行は高くついたがふたたび当時の空気を味わえるという代えがたい体験でもある。それゆえここに記録しておきたい。

バカンス イン 香港

B80W57H84の見事なビキニ姿を披露する中島。猛暑の香港ロケでは、撮影の合間海に潜ったり、せっせとこうらぼし。「泳ぎには自信あるの。日本に帰るのがいやになっちゃった」

出展:週刊TVガイド

香港カラテ殺人旅行 うらばなし

香港ロケ編。丹波哲郎、若林豪を除くメンバーが参加したが、いちばん喜んだのは中島はるみ。国内では、この番組の撮影に追われて泳ぎに行く暇がなかったのが、今回のロケはスタッフの配慮で一日だけの”休暇”をもらい水泳を思いっきり楽しんだ。もっとも同行のカメラマンがしじゅうシャッターチャンスを狙っているので「嬉しさも中くらい」だそうな。

出展:週刊テレビ番組

Gメン75 第270話 香港カラテ殺人旅行

香港ロケ地散策(九龍城、新界/1994.1)

1994年1月時点の「九龍城砦」があった場所。混沌とした雑居ビル群や難民街は取り壊されて現在(2021年6月時点)は公園になっている。
現・賈炳達道公園、九龍城廣場・周辺

香港・新界地区の粉嶺(ファンリン)という町は、九龍駅から九広鉄道で羅湖(ローウ)という当時の中国との国境近くへ行く途中にある小さな町である。

1994年に行った時はすでにロケ地最寄の粉嶺駅前は高層マンションが乱立。Gメン75放送時の田園風景(特に319話~)が広がる面影は少なくちょっと歩かないとのんびりした風景には出会えなかった。

現在(2021年.6月)は香港自体気軽に行けるような場所ではなくなってしまったように感じる。


粉嶺周辺

台湾版Gメン75『GMEN75』

Gメン75 

本放送時ではないが、1980年代半ば頃まで『Gメン75』のVHSテープ版が台湾で販売、レンタルされていた。

店頭に並んでいる様子は直に現地で確認できなかったが、1989年に台湾に渡航した際、友人から見せていただいたのが237話「カーアクション強盗団」(巴士搶刼案)と270話「香港カラテ殺人旅行(香港拳殺人旅行)」。

現地のお店で『Gメン75』のテープを探したが既になし。店員さんによるともう置いてないとのことだった。

1989年当時も店頭には日本のドラマがいくつか商品化されていたが、印象的だったのは『ゴリラ警視庁捜査第8班』と『西部警察』。

陳列されていたパッケージが確認できた『ゴリラ』は『新・西部警察』というタイトル表記だったこと。

なお、台湾版Gメン75と香港版Gメン75『猛龍特警隊』との異なる点は以下のとおり。

台湾 香港
タイトル GMEN75 猛龍特警隊
言語 北京語(台湾語?)による字幕 広東語による吹き替え

Gメン75
Gメン75
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Gメン75
Gメン75

Gメン75DVDコレクション収録予定:90号

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