Gメン75 299話は、人形の死亡通知書を受け取った立花警部(若林豪)!荒れる中学生と第二次世界大戦の歴史が刻まれた西洋人形の魂
第299話 青い目の人形バラバラ殺人事件 | ||||||||||
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仮題 | 青い目の人形バラバラ殺人事件(シナリオ#299) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 81.02.28 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 佐藤純弥(佐藤純彌) | |||||||||
役名(台本) |
島田老人(※島田源一)70才 白石律子(※女教師) 教頭 捜査主任 寒川(※番長/中学三年) 松重(※寒川の仲間) 岡垣(※寒川の仲間) 大室(※寒川の仲間) 広沢(※寒川の仲間) 医師 看護婦 おばさん 刑事A 白バイ警官A 白バイ警官B 中学生たち 暴走族たち 青い目の人形ナオミ(※ルーズ・ナオミ) |
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出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | 吹雪杏子 | - | - | - | - |
主演 | 立花警部 | |||||||||
ゲスト |
辰巳柳太郎 早乙女愛(新ハングマン/マリア<雨宮礼子>) 十勝花子 木田三千雄 平松慎吾 西本裕行 谷本小代子(谷本小夜子、Gメン75/亀田熊子) 川島祐介 宍戸久一郎 俵健太郎 菅原純 茂木昌則 山口正一郎 武田博志(当時の「若林プロモーション」関係者) 石井浩 江村和紀 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | 『特救指令ソルブレイン』15話「人形は平和の使者」へプロット承継 | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:100号 |
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音楽 | - | |||||||||
備考 | 次回予告:通常予告に「300回記念ハードアクションシリーズ 」の文字入り |
Gメン75DVDコレクション収録予定:100号
Gメン75 第299話 青い目の人形バラバラ殺人事件 あらすじ(ストーリー)
3月3日、出勤した立花警部は自分宛に届いた死亡通知書を受け取った。差出人は島田源一。数ヶ月前、立花はリヤカーをひく老人を引きそうになった。そのときの老人が島田だった。
彼は西洋人形をことのほか大切にしていた老人で立花はその様子がひどく気になった。
その後、立花は東京湾で二度目の再会を果たす。釣りを楽しんでいた立花は島田と意気投合し自宅へ招かれたことがあった。島田は古い西洋人形を立花に会わせその歩んできた道のりを語った。
その島田が大切にしていた西洋人形が死んだという。立花は告別式があるという下町の寺に向かった。そこにはバラバラにされた人形の姿があった。
立花は島田から西洋人形・ナオミを殺したやつを探してくれと頼まれる。人形には第二次世界大戦の重い歴史が刻まれていたことが判明する。
Gメン75 第299話 青い目の人形バラバラ殺人事件 当時の話題・感想
- 師弟共演!(辰巳柳太郎・若林豪)
- 戦前から戦中、そして戦後へと歴史を歩んできた西洋人形
- 西洋人形を孫といいかわいがる老人に出会う立花警部
- 黒木警視正が語る「西洋人形」の歴史
- 立花警部怒りの鉄拳
今回は特別企画クラスの作品!久しぶりの師弟共演!(辰巳柳太郎・若林豪)!
戦前、親善大使として日本に贈られた西洋人形「青い目の人形」。この歴史を本放送当時知るきっかけになったのが今回のGメン75 299話「青い目の人形バラバラ殺人事件」だった。
吹雪杏子刑事(中島はるみ)をはじめとする若手Gメンや立花警部(若林豪)ですら直になじみがなかったと思われる世代に向けて黒木警視正(丹波哲郎)が歴史を語るという設定がいい。
この「青い目の人形」を軸に当時社会問題化していた「荒れる中学生」を絡め様々な角度から問題提起している社会派作品の傑作として今も記憶に残っている作品である。
299話のプロットは東映特撮作品『特救指令ソルブレイン』15話「人形は平和の使者」(脚本:高久進 監督:小西通雄)に継承されている。(情報提供:ごうだんなさん、ブイスリャーさん)
Gメン75 第299話 青い目の人形バラバラ殺人事件 当時の記事
※出会った老人が大切にしていた「ナオミ」という人形の死亡通知書が立花警部の下に届いた。西洋人形を孫といいかわいがる老人とは。
300回記念ハードアクションシリーズ予告編
次回は放送開始から数えて300回目。特別企画として前後編の「300回記念ハードアクションシリーズ」が登場する。予告編は特報ではなく通常の予告編に「300回記念ハードアクションシリーズ」と銘打ったパターンで流れた。