Gメン75 279話は、帰って来た女刑事シリーズPART1!FBI本部研修を終えて帰国した速水涼子刑事(森マリア)の極秘任務と痛恨の思いを狙撃銃の銃弾に込める国際的なプロの狙撃者
第279話 FBIから来た女刑事 | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | 帰って来た女刑事シリーズPART1 | |||||||||
放送 | 80.10.04 | |||||||||
プロデューサー | 近藤照男、樋口祐三(TBS) | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | 杏子 | - | - | 速水涼子刑事 | - |
主演 | 速水涼子刑事 | |||||||||
ゲスト |
森マリア<元Gメン・速水涼子刑事> —- 小林稔侍(バーディ大作戦/行内刑事、Gメン75スペシャル/鬼沢平吉警部) 北島マヤ(北島まや) 酒井昭 樋口和子 高橋由華 ジェイソン・グレゴリー キャサリン・サイディ シャーリー・クラーク T・スティーブンソン |
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タイアップ |
※ノンクレジット 富士急ハイランド(アクセス) |
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類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 |
山梨(富士急ハイランド) 神奈川(仙石原) |
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収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):◎ (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):◎ (7)DVDコレクション:93号 |
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主題歌 |
エンディング 「遥かなる旅路 Wandering man」(作詞:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:川上了 唄:ポプラ/コロムビアレコード) —- オープニングテーマ 255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」 |
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挿入歌 | - | |||||||||
劇伴特記 | - | |||||||||
備考 |
ベトナム語:字幕スーパー 使用機材:ヘリコプター(Gメン75では最後の使用) |
Gメン75 第279話 FBIから来た女刑事 あらすじ(ストーリー)
ニューヨーク-東京・国際線から降り立ったのは一年半前にインターポール(国際刑事警察機構)本部へ研修のため派遣され、その後FBI(アメリカ連邦捜査局)本部で研修を受けていた元Gメンの速水涼子刑事だった。
涼子は同じ便で来日したアメリカ上院議員・アルバート・モリス一家の警護をFBI本部から依頼を受けていた。島谷刑事と空港で合流した涼子は警備犬・ジル号とともに身辺警護を開始する。中屋警部補らはヘリコプターで上空からの警護任務に就く。
アルバート上院議員は何者かに命を狙われているという。空港から都内に向かうアルバート議員を乗せた車は途中、何者かによって狙撃される。
不審なジープを発見した涼子は上空の中屋に無線で連絡し、陸と空からの追撃態勢に転じた。その時異変を感じたジル号を追って走り出した涼子は撃たれ狙撃者を取り逃がしてしまう。
Gメン本部へ出向いた涼子は黒木警視正と再会し、FBI本部がつかんだ狙撃者の情報を伝えた。狙撃者の国籍は不明、”SHADOW MAN”というコードネームを所持する元軍人だったが、現在は金で世界各国のVIP暗殺を引き受けるプロの殺し屋に成り下がった人物だという。
Gメン75 第279話 FBIから来た女刑事 感想・ポイント
- 帰って来た女刑事シリーズPART1-速水涼子刑事編-
- ニューヨークから警備犬とともに帰国した速水涼子刑事
- FBI本部からアメリカ上院議員警護の特命を受けていた涼子
- Gメンに警護を依頼し合同で任務遂行に当たる
Gメン75 279話は、元Gメン・速水涼子刑事(203話以来)の帰国とGメン黒木警視正(丹波哲郎)たちとの再会編。Gメン75には珍しい再会のセリフつきのシーンがある点も見所。
もともと犬嫌いだった速水涼子刑事が犬嫌いを克服した129話:警察犬と女刑事。あの時からさらに成長した姿を見せてくれる警備犬ジル号との捜査シーンも堪能できる。
ベトナム戦争を背景に、ゴルゴ13なみの国際的な殺し屋に変貌した元南ベトナム軍兵士(小林稔侍)と、来日したアメリカ上院議員(ジェイソン・グレゴリー)との悲劇的な歴史をめぐる因縁の対決!
” 戦争を体験したことないお前らに何がわかる ”
戦争さえなければ暗殺者にはならなかったであろう人間と、戦場に派遣されなければ惨劇の加害者にならなかったはずの人間とのぶつかりあい、法治国家としての体制が幕引き後の余韻へと繋がって行く。
メインライター高久進氏面目躍如の傑作。ハードボイルドタッチのラストショットが圧巻!
Gメン75 帰って来た女刑事シリーズ
<第一部>
279話:速水涼子刑事・帰国再会編(最終編:203話「また逢う日まで速水涼子刑事」)
280話:津川螢子警部補・帰国再会編(最終編:251話「Gメン対エーゲ海の骸骨」)
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<第二部>
288話:速水涼子刑事・活躍編
289話:津川螢子警部補・活躍編
「帰って来た女刑事シリーズ」は二部構成となっている。
一部は外国の捜査機関から帰国した直後の主人公とGメンとの再会。そして合同で捜査する活躍編。二部は、帰国後警視庁の捜査員としてGメンの捜査に加わる活躍編といったような位置づけになっている。
残念なのは初代女性Gメン・響圭子刑事(藤田美保子、現・藤田三保子)が帰って来なかったこと。
インターポール(国際刑事警察機構)本部に転籍となりその組織の一員としてロサンゼルスへ派遣された設定のまま。
別枠で男性元Gメンとともに帰って来るのではと思い、以降ずっと期待していたが叶わぬ夢だった。
Gメン75 第279話 放送当時の資料
次回予告(280話)!帰って来た女刑事シリーズPART2「パリから来た車椅子の女刑事」
特報予告ではないがシリーズ名「帰って来た女刑事シリーズ」を記した特別企画ムードいっぱいの予告編だった。劇伴は通常予告編と同じ。効果音やセリフはないが「特報予告」でもよかったと思う。
この予告編を見た時、こういうシリーズを待ってました!と思わず口から出てきそうなほど嬉しかった。