Gメン75 276話は、長野県黒谷町のシリーズ第2弾!手斧を持った魔物・望月源治(蟹江敬三)出現!信州の山中でちぐさ(島かおり)の兄・片桐巡査部長が襲撃される-望月編(1)-
第276話 夜囁く女の骸骨 | ||||||||||
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仮題 | 夜囁く女の骸骨(シナリオ#277) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 80.09.13 | |||||||||
プロデューサー | 近藤照男、樋口祐三(TBS) | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 内田安夫 | |||||||||
監督 | 小松範任 | |||||||||
役名(台本) |
※台本:黒谷署・「捜査課」⇒本編:「刑事課」 片桐ちぐさ<島かおり> 片桐警部補<中野誠也>※手書き修正:「巡査部長」 望月源治(29~30才/※手書き:蟹江敬三) 沼田弘(22才/※:市川好朗) 大町刑事課長(45才/※:江角英明) 署長(※:今西正男) 捜査員A 捜査員B 看守A 看守B 駐在所の巡査 医師 農家の主婦 OL A OL B 女性ハイカー 捜査員たち |
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出演 | 黒木 | 立花 | 中屋 | 島谷 | 田口 | 杏子 | - | - | - | - |
主演 | 立花警部 | |||||||||
ゲスト |
島かおり<片桐ちぐさ> 中野誠也<黒谷暑・片桐巡査部長> 蟹江敬三(Gメン75/望月源治・柿崎源造、さすらい刑事旅情編II~山崎五郎巡査部長) 江角英明(江角英)<黒谷署・大町刑事課長> 武知杜代子(武智豊子) 市川好朗(市川好郎) 徳弘夏生 今西正男<黒谷署署長/本庄謙二> 河合絃司 宍戸久一郎 井村昻 相馬剛三 武田博志(当時の「若林プロモーション」関係者) 山口正一郎 小山晶行(小山晶幸?) 関田恵子 青山礼子 樫村まゆみ 佐藤達郎 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 |
【長野県黒谷町】 (1)スタッフ談・1983年 全シリーズ:五日市市、奥多摩、足尾などで撮影し合成 (2)台本メモより 清瀬 ・(県立医大全景) 大泉 ・墓地 三鷹 ・三鷹中央病院(検査室) 五日市 ・日ノ出町役場(黒谷暑)、(片桐家、農家、山中、吊り橋、山道、ラストの山道) 山梨 ・河口湖(湖畔、山中、山道、山小屋、クライマックスの林の中) ・青木ヶ原(山腹、穴を掘る山腹) 富士吉田 ・火葬場 ※インサートフラッシュ:台本#269 273話「怪談 死霊の棲む家」より |
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収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:◎ (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):◎ (7)DVDコレクション:92号 |
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主題歌 |
エンディング 「遥かなる旅路 Wandering man」(作詞:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:川上了 唄:ポプラ/コロムビアレコード) —- オープニングテーマ 255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」 |
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挿入歌 | - | |||||||||
劇伴特記 |
クライマックスの一部:映画「怪談せむし男」 一部:251話「Gメン対エーゲ海の骸骨」 |
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備考 | フルネーム:立花一郎 |
Gメン75 第276話 夜囁く女の骸骨 あらすじ(ストーリー)
信州・長野県黒谷町で一人の男が逮捕され留置場にぶち込まれていた。男は沼田弘22才。独房の中で悪夢にうなされ騒ぎを起こしていたのだ。
沼田は窃盗容疑で逮捕されたが裏で何か大掛かりな事件を起こしていると睨んだ黒谷署の片桐巡査部長は沼田を尋問する。そして自供どおり山の中から白骨死体が発見された。
沼田は東京から遊びに来ていたOL二名を殺害していたことが判明する。
片桐は現場の状況から沼田ひとりの犯行ではないと感じ追及した結果、前科三犯の望月源治という共犯がいることがわかった。
OLを殺した凶器は手斧である。留置された沼田は看守の隙をついて逃走し、山深い黒谷町全域に非常線が張られた。片桐も出動したが、捜索中の山中で何者かに襲われ殉職する。
Gメン本部で片桐巡査部長の訃報を知った立花警部は黒谷町へ向かう。
Gメン75 第276話 夜囁く女の骸骨 感想・ポイント
- 長野県・黒谷町を舞台にしたシリーズ第二弾
- 望月源治編その1
- バカンスのOL殺し容疑者が脱走
- 山中で捜査中のちぐさの兄が手斧で殺される
- 訃報を受けた立花警部は再び長野県黒谷町へ向かう
架空の町である長野県・黒谷町を舞台にした「魔物と闘う立花警部(若林豪)」のシリーズ第二弾。特にシナリオにはシリーズ名は書かれてないが、ファンの間では「黒谷町シリーズ」として浸透している。
第一弾の273話からシリーズ最終回・Gメン82 16話まで全11話全て高久進脚本、小松範任監督で統一されている。
今回は手の付けられない狂暴性を秘めた魔物のような男として「望月源治(蟹江敬三)」が初登場。望月家と立花警部、片桐ちぐさ(島かおり)が絡む初回エピソードである。
なんといっても最大の見どころは取調室での立花警部と望月源治である。おそらくGメン史上最も切れた立花警部が見られるのではと思う。
本放送当時、手斧を持った凶悪犯が出たことから、Gメン75 218話「梟の森みな殺しの夜」の「徳永清一(蟹江敬三)」が原点と思っていたが、「(4)DVD-COLLECTION I」のブックレットで脚本家の高久進氏が、218話は黒谷町編の原型ではないと語っておられた。
「徳永清一」と「望月源治」を見比べてみると、武器は同じで自己中キャラは似てはいるものの、「望月源治」の方が笑えない怖さ、狂暴性に凄みがあることに気づく。
蟹江敬三氏の演技力の凄さを改めて実感した。
長野県黒谷町シリーズ
(1)273話「怪談・死霊の棲む家」
(2)276話「夜囁く女の骸骨」
(3)281話「夜歩く魔物の花嫁」
(4)285話「満月の夜女の血を吸う男」
(5)290話「X’masカードの中の人骨」
(6)296話「雪の夜悪魔が生んだ赤ん坊」
(7)302話「露天風呂に浮かんだ白い死体」
(8)315話「独房の中の花嫁」
(9)326話「闇の中の女子大生殺人」
(10)351話「幽霊の指紋」
(11)16話「花嫁強盗団」・最終回<Gメン82>
Gメン75 第276話 放送当時の資料
※記事の続きは剥がれてしまったらしく紛失。
※シナリオでは片桐刑事(中野誠也)の役職は「警部補」だが斜線で消して「巡査部長」。本編では「デカチョウ」「片桐刑事」と呼ばれていた。