キイハンター 60話は、ニューフェイス・吹雪一郎(川口浩)登場!キイハンター1周年記念作品・宇宙空間で軌道を外れた東欧某国の宇宙衛星が日本近海に不時着した
第60話 パラシュート殺人部隊 (共同調査:NWP夏目プロダクツ) |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮題 | 砂漠に殺し屋が降ってくる(台本#53) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 69.5.24 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾)、佐藤肇 | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 佐藤肇 | |||||||||
役名(台本) |
吹雪一郎 ————— 梨沙 片倉 友成 宇宙飛行士 イワノフ大佐 藤岡 殺し屋(※手書き) 護衛A 護衛B 記者 |
|||||||||
出演 | 黒木 | 啓子 | 島 | ユミ | 風間 | - | - | - | - | - |
出演(ED) | 黒木鉄也 | 津川啓子 | 島竜彦 | 谷口ユミ | 風間洋介 | 吹雪一郎 | - | - | - | - |
主演 | 風間洋介/吹雪一郎 | |||||||||
ゲスト |
原良子 室田日出男 宮口二朗(宮口二郎、非情のライセンス/坂井刑事) 中村孝雄 岡野耕作 仲塚康介 林宏 フランツ・グルーバー ロルフ・ジエサー(ロルフ・ジェッサー/ロルフ・ジェーサー) |
|||||||||
某国 | リトバニア共和国 | |||||||||
タイアップ | - | |||||||||
ロケ地 | 静岡(中田島砂丘) | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
番組設定 | キイハンターとは | |||||||||
備考 | 次回予告のゲスト名:なし |
キイハンター 第60話 パラシュート殺人部隊 あらすじ(ストーリー)
宇宙空間で軌道を外れた東欧某国・リトバニア共和国の宇宙衛星・スペクター2号が日本近海に不時着した。奇跡的に生還を果たした宇宙飛行士・イワノフ大佐は記者会見に挑む。そのニュースを黒木鉄也の部屋で見ていた島竜彦たちキイハンター。
キイハンター設立1周年記念のパーティーの日、遅れて来た黒木はある情報を国際警察から持って来た。リトバニア共和国の宇宙飛行士・イワノフの身上である。黒木の情報によると、記者会見をしていたイワノフは別人だという。
リトバニアは宇宙開発を利用し、西側自由陣営の軍事基地の撮影を繰り返していた。リトバニアの狙いは何か?
イワノフを名乗っていたニュースの男は実はニコラスという名の宇宙飛行士。本物のイワノフはアメリカ連邦捜査局(FBI)と連絡を取り東側共産圏からの亡命を計画していた。
一方、FBIはスペクター2号が撮影したフィルムを探していた。その在り処を記したとされる宇宙切手の存在が明るみになる。だが、FBI秘密捜査官らが潜伏していた砂漠の秘密基地は、梨沙という女が率いるリトバニア共和国のスパイの手に落ちていた。
風間洋介たちキイハンターはアジトのある砂漠へ出向くが、キイハンターの前に謎の男・吹雪一郎が立ちふさがる。
キイハンター 第60話 パラシュート殺人部隊 解説・見どころ
- FBI捜査官・吹雪一郎登場
- セスナ、パラシュート、ジープを使ったハードアクション編!
- 宇宙飛行士モノ!
宇宙シーンを背景に芥川隆行氏のナレーションで始まるパノラミックなスペクタル!番組放送開始1周年記念作品。静岡県中田島砂丘での大掛かりなロケを敢行!この回より、吹雪一郎(川口浩)がキイハンターのメンバーに加わる。
尚、60話のオープニングは5人時代のまま。吹雪一郎が「キイハンター」の一員になることを極力感じさせない構成となっている。
前回流された今回の予告でも吹雪が加わることは一切触れられてない為、より一層度肝を抜く作品に仕上がっている。
野性的な風間洋介のアクションに、スマートな近代的アクションが加わっての新シリーズ。キイハンターたちも初期の私立探偵的な描き方とは異なり、この時期はすっかり国際警察の外部団体という秘密捜査グループに衣替えしている。シナリオタイトルは「砂漠に殺し屋が降って来る」
川口浩氏は、27、28話の「沖縄シリーズ」依頼の登場。当時はテロリスト役であったが、今回は二重スパイとして、キイハンターの前に立ちふさがる謎の殺し屋役。パラシュートで舞い降りるハデな登場シーンが用意されていた。実は、彼は潜入したアメリカ連邦捜査局(FBI)秘密捜査官だったという設定。
1969年といえばアポロ計画による人類初の月面着陸が話題になった年である。高度成長期で、宇宙時代を予感させる景気の良い話題で沸きかえっていた時代だった。「キイハンター」でも逸早く壮大な宇宙モノをテーマにしたストーリーが初お目見え。
荒唐無稽な内容であるが、1970年日本万国博覧会を1年後に控えた当時らしい<夢>を感じさせてくれる傑作である。
※子供の頃、砂漠でのシーンをよく覚えているが、今から思えば物語の設定柄、アメリカのネバダ砂漠あたりでロケした方がより臨場感あるシーンになったかなと思う。それにしても見事なのは、日本でロケしたとは思えない映像に仕上がっている点だ。
今回のお休みは、なし(サブタイトル別出演ランキングはこちら)
キイハンター 第60話 パラシュート殺人部隊 放送当時の記事
川口は、この番組には以前ゲスト出演したこともあり、「新入りの不安はありません。ただ一日も早くキイハンターの一員らしくなり、特技を生かしてみんなの期待にこたえたい」と 言って張りきっている。彼は二重スパイとしてパラシュートで舞い降りるという、派手な登場ぶり。本作品は、2月から撮影していたが、不順な天候にたたられたり、千葉のケガなどで、やっと3ヶ月ぶりで完成したもの。今回はヘリコプター、パラシュートが大空に舞い、ジープ、オートバイが砂漠を走り回るというアクション巨編。(週刊TVガイドより)