Gメン75 254話は、新女Gメン・吹雪杏子刑事(中島はるみ)登場<後編>!「ここがお前の墓場だ!」島谷刑事(宮内洋)も狙撃され負傷!「日本国・法務省法務大臣」をターゲットに選んだ国際テロリストとの攻防戦!
第254話 警視庁の女スパイ | ||||||||||
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仮題 |
【前編】白バイに乗った暗殺者たち 【後編】警視庁の女スパイ(シナリオ#253・254) |
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シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 80.04.12 | |||||||||
プロデューサー | 近藤照男、樋口祐三(TBS) | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 内田安夫 | |||||||||
監督 | 山口和彦 | |||||||||
役名(台本) |
影山徹(※35才/楊秋白/国際テロリスト) 火野昭一(※黄文生/国際テロリスト) 早坂雅代(※早坂の妻)本編:広瀬雅代 早坂(※早坂電気店店主・警視庁元巡査)本編:広瀬巡査 早坂めぐみ(※娘)本編:広瀬めぐみ 庄司(※テロリストのリーダー) 蜂谷(※テロリスト) 曾根(※テロリスト) 冴田(※テロリスト) 木島(※テロリスト) 赤崎誠次(※28才/企業爆破事件・被告・テロリスト) 岩森貢(※29才/企業爆破事件・被告・テロリスト) 小泉令子婦警(※結城警視正の秘書) 法務大臣・高木幸一 裁判長 主任検事 外科医 看護婦 刑事局長 白バイ警官A 白バイ警官B パトカーの警官A パトカーの警官B パトロール警官A パトロール警官B —- ※登場人物欄・漏れ 松木裁判官 吉野アナウンサー |
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出演 | 黒木警視正 | 立花警部 | 中屋警部補 | 島谷刑事 | 田口刑事 | 南雲警視 | 結城警視正 | 吹雪杏子刑事 | - | - |
主演 | 黒木警視正以下Gメン全員・吹雪杏子刑事・南雲警視 | |||||||||
ゲスト |
平泉征(現・平泉成、平泉征七郎) 結城しのぶ 三浦真弓 石山律雄(石山輝夫、石山律) 辻萬長 根岸一正 片岡五郎(片岡光雄) 力石考 辻シゲル(辻三太郎、辻しげる) 秋津良子 近松敏夫 稲川義一 山崎満 木村修 —- 中丸忠雄(キイハンター/小田切慎二、Gメン75/結城警視正) |
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タイアップ | - | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | 横浜 | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:◎(253話) (2)BEST SELECT:◎(254話) (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):◎ (7)DVDコレクション:85号 |
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主題歌 |
エンディング 【前編】なし 【後編】「遥かなる旅路 Wandering man」(作詞:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:川上了 唄:ポプラ/コロムビアレコード) —- オープニングテーマ 【前編】なし:劇伴「GMEN75 THEME HISTORY/ボーナストラックとして収録」COCP-32791 【後編】なし:劇伴「Gメンの誓い」 255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」 |
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挿入歌 | - | |||||||||
劇伴特記 |
【前編】 ・アイフル大作戦より1曲(※成田空港へ行くシーン) 【前編・後編】 ・新しい劇伴登場 |
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備考 |
・吹雪杏子刑事(中島はるみ)登場編 【前編】 ・空撮 ・ヘリコプター旋回:(Gメン75 222話より流用) ・白バイ隊隊列走行:(Gメン75 158話より流用) |
Gメン75 第254話 警視庁の女スパイ あらすじ(ストーリー)
香港から日本へ偽造パスポートを使って潜入してきたのは中国人になりすました国際テロリスト(影山徹・火野昭一)と判明した。
屋上から島谷刑事を負傷させ、さらなる狙撃体制に入った影山に弾丸を発射したのは警視庁警備部所属のSP隊員・吹雪杏子だった。しかし影山は防弾チョッキを残したまま逃走し都会の雑踏の中に消える。
一方、仲間を死刑に追いやった裁判官や検事が次々にテロ組織の銃弾に倒れた。次なる標的は法務大臣と睨んだGメンと警視庁の緊張は高まる。
影山たちは数年前、ハイジャックの人質交換によって超法規的措置で中東へ脱出した筋金入りの腕利きテロリストだ。黒木警視正は捜査の情報が相手側に筒抜けになっている点に不審なものを感じる。
どうやら警察内部にスパイが潜入しているらしい。黒木は警視庁幹部・結城警視正と示し合わせ、スパイをあぶりだす戦略を打ち立てた。
わざと広瀬雅代母子の情報を流し影山を罠にはめようとする。案の定、スパイと思われる人物が行動を開始した。杏子は着かず離れずの尾行を開始する。
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Gメン75 第254話 警視庁の女スパイ 感想・ポイント
- 香港から来た二人組は超法規的措置で国外脱出したテロリスト
- 仲間を死刑にした裁判官たちを狙う
- 島谷刑事が負傷し法務大臣も標的にされる
- 謎の女は黒木警視正が放ったSP隊員・吹雪杏子
- 警察の動きがテロ組織側に漏洩
新しい女性Gメン・吹雪杏子(中島はるみ)登場編の後編。シリーズ名は特に記されてないが、エネルギッシュな新しい劇伴も加わりスピーディーで迫力あるアクション編に仕上がっている。
テロ組織は仲間を死刑に追いやった裁判官や検事を狙い、最終目的に日本国・法務大臣をターゲットにする。警察の動きが漏れていることがわかり黒木警視正(丹波哲郎)は結城警視正(中丸忠雄)と示し合わせ罠を仕掛けるというハードボイルドタッチの傑作。
「ここがお前の墓場だ!」
名セリフでした。
どうしようもない悪党は徹底的に追い詰めるという「秘密警察官」としての色合いを色濃く打ち出しているのも「Gメン75」。
なお、当時の「Gメン75」番組ショートスポットはこのクライマックスにGメン75のテーマを被せ番組宣伝していた。この番宣映像を「録音(まだビデオを所有していなかった)」しようと張込していたがバイトの時間とかもろもろの制約があり実現ならず。芥川隆行氏ナレーションだったと思う。
東映かTBSに原版があれば「デアゴGメン」DVDコレクションの特典映像にしていただきたいと思います。
Gメン75 6期メンバー(丹波哲郎、若林豪、伊吹剛、宮内洋、千葉裕、中島はるみ、川津祐介)
253話「白バイに乗った暗殺者たち」で登場、254話「警視庁の女スパイ」ラストシーン・黒木警視正(丹波哲郎)のナレーションで吹雪杏子刑事(中島はるみ)加入が告知された。
中屋刑事(伊吹剛)の警部補昇進はエンディングで「中屋警部補」と告知されている。
以降、Gメン75 6期メンバーは306話「サヨナラGメンの若き獅子たち!」まで約1年間安定したメンバーとして活躍して行く。
Gメン75 第254話 放送当時の資料
※資料は紛失したが別の雑誌記事で「キイハンター」全262回を越えたいというスタッフの声が掲載されていた。(雑誌名失念)
※当時のスチール写真より。全員集合写真は269話「少年とギャングの自転車レース」用としてマスコミに配布されたようだ(裏面に記載有)。別カットが新主題歌「遥かなる旅路 Wandering man」に使用されている。