Gメン75 149話は、田口刑事(千葉裕)ゲスト出演第三弾!立花警部補(若林豪)の取った行為が殺しに発展?!警察と一般人との間に横たわる感情と警官としての捜査の在り方を鋭く抉る!
第149話 結婚式の夜の出来事 | ||||||||||
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仮題 | 結婚式の夜のできごと(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 78.04.01 | |||||||||
脚本 | 西島大 | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 瀬川昌治 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | 山田 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 立花警部補 | |||||||||
ゲスト |
沢井桃子 千葉裕(Gメン75/田口刑事) 武知杜代子(武智豊子) 石橋蓮司 藤岡重慶(西部警察/谷大作刑事) 大塚国夫 平田守 きむら翠(木村翠) 沢田勝美 久保幸一 谷本小代子(谷本小夜子、Gメン75/亀田熊子) 比良元高 木村修 佐川二郎 高野隆志 泉福之助 長尾信 小甲登枝恵 八百原寿子 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | 神奈川(大磯方面) | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:50号 |
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備考 | - |
Gメン75 第149話 結婚式の夜の出来事 あらすじ(ストーリー)
立花警部補のところへ窃盗事件を目撃したというタレ込み電話がかかってきた。電話の主は”中根いと”という老婆で、以前ウソの情報を流し立花を翻弄させたことがあった。
いとによると、親戚の結婚式に出席した菅原という男が帰宅したら、自宅玄関の錠がこじ開けられていたという。室内には物色された痕跡があり引き出しにあった現金80万円が無くなっていた。
だが、立花は老婆のタレ込みに取り合わず電話を切った。その夜、いとが何者かによって殺された。責任を感じた立花は単身捜査に乗り出すが、いとの孫娘・尚子は立花に対し憎しみを露わにする。
立花がいとの電話に取り合わなかったのは理由があった。捜査一課時代の二年前、いとの証言が事実と食い違っていて誤認逮捕した苦い経験があった。いとの証言を「嘘」と判断した警察だったがそれには立花も予期せぬ理由があったのだ。
いとは結果的に立花に迷惑をかけたので今度こそ手柄を立てさせようという思いがあったことが尚子から知らされる。
その時、所轄署である中原署捜査員が菅原家に出入りする骨董品屋の運転手・久松信一を重要参考人として逮捕した。菅原家に80万円の現金があることを知る人物でしかも過去に逮捕された前科があった。
Gメン75 第149話 結婚式の夜の出来事 感想・ポイント
- 後の田口刑事(千葉裕)ゲスト出演第三弾!
- 捜査一課時代に煮え湯を飲まされた立花警部補
- 老婆からのタレこみ電話を無視した結果の殺し
- 警察と民間人に横たわる「溝」
- 老婆の証言を「嘘」と判断してしまった理由
- 逃走車に飛び移る立花警部補アクション
- 捜査の在り方を問う黒木警視
- 意外な犯人像
とかく海外ロケや香港カラテ編のようなイベント作品が注目されがちな「Gメン75」だが、単発作品にも隠れた名作があるぞと改めて実感した作品。
前科があれば偏見で見てしまいがちな盲点や、民間人から寄せられた情報がたとえ無駄と思われても中には真実が埋もれているという捜査の在り方を抉った傑作。
自分は警官でなくても黒木警視(丹波哲郎)が立花警部補(若林豪)らに放ったセリフは心に突き刺さる!
千葉裕氏三度目の「Gメン75」ゲスト出演だが、オフ会等でご本人から伺った際、今回あたりの出演は新メンバー候補としてのテスト出演だったということを教えていただいた。
千葉裕氏ゲスト出演
(1)102話「思春期病棟」
(2)135話「死んだ人からの緊急電話」
(3)149話「結婚式の夜の出来事」
(4)185話・186話「北海道ロケシリーズ:津軽海峡を渡る片足の男|青函連絡船の殺し屋」(新レギュラーほぼ確定)
Gメン75 第149話 結婚式の夜の出来事 当時の資料
※警視庁捜査一課時代に老婆の証言を信じたばかりに誤認逮捕してしまった立花警部補。老婆からかかってきた電話を無視した翌日、老婆は死体となって発見された。
※紛失した写真は下の画像にある部屋ののれんを背景に、立花警部補(若林豪)が視線を下にした表情だったと思う。
※「Gメン75の事件推理クイズ」という別冊付録で4話ほど先取りストーリーが楽しめた。当時、親族の友人からいただいた品で侮れんな学年誌!と思った次第。