Gメン75 348話は、’82女のサスペンスシリーズ第二弾!機械は人の心の奥底が読めているのか?警察を異常に憎む女(奈良富士子)の心に潜む真実に向き合う賀川陽子刑事(范文雀)
第348話 生き返った5年前の死体PARTII | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮題 |
生き返った5年前の死体 生き返った5年前の死体PARTII(シナリオ#347・348) |
|||||||||
シリーズ名 | ’82女のサスペンスシリーズ | |||||||||
放送 | 82.02.13 | |||||||||
脚本 | 佐藤純弥(佐藤純彌) | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 山内柏 | |||||||||
役名(台本) |
牧村美沙子(※手書き:奈良富士子) 滝口辰也(※:石田信之) 野村雄一(※:堀内正美) 邦子(局長の娘) 行田技官 靴磨きの安次 アベックの男 アベックの女 西川所轄刑事 タクシーの運転手 警官A 病院の医者 病院の看護婦 アパートの管理人 滝口の隣室の主婦 スナックのマスター(※:リチャード) 偽ドルの外人 マイク(シンガポール刑事)(※:ナイジェル) デイブ(シンガポール検査官)(※:レオ) ×糸のジャンパーの男 ××署捜査一課長 ××署 真田刑事(※:江角英) ××署 立川刑事 浅野(地回り)(※:冷泉公裕) 佐山(地回り) ハンター 警官B ××商亊人事課長 |
|||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | - | 古田 | 風間 | 陽子 | - | - | - | - |
主演 | 賀川陽子刑事 | |||||||||
ゲスト |
奈良富士子 石田信之 堀内正美 袋正 川辺久造 江角英(江角英明/Gメン75 黒谷署・大町刑事課長)) 冷泉公裕 奥村公延 畑中猛(畑中猛重) 岸野一彦 山浦栄 浦上嘉久 前平広美 高野隆志 |
|||||||||
タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | 32話「死んだはずの女」+125話「ウソ発見器」 | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | 前編解説時のシンガポール警察全景(Gメン75 307話・308話より流用) | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- |
|||||||||
備考 | 欠場:草鹿刑事 |
Gメン75 第348話 生き返った5年前の死体PARTII あらすじ(ストーリー)
賀川陽子刑事は帰宅途中ナイフで襲われ負傷し、捜査線上に浮かんだ女を取り調べた立花警部らは女の頑なな態度と警察嫌いを目の当たりにする。
女は夫・辰也と屋台を営む滝口由美と名乗るが陽子は5年前シンガポールに派遣されていた頃出会った牧村美沙子ではないかと疑う。しかし美沙子は死んだはずの女だった。
交際していた日本大使館の外交官・野村は美沙子殺しの容疑で陽子に逮捕されシンガポール警察に引き渡された。その後、無期懲役の宣告を受けシンガポール刑務所に服役していた。
容疑を否認し続けた野村はポリグラフ検査の結果により犯行を自供。外務省の局長の娘との縁談を進めたいがための別れ話が原因だった。
しかし美沙子の死体は発見されずシンガポールを出国した形跡もなかった。
由美と名乗る美沙子似の女はポリグラフ検査に応じたが、質問に答える時の感情の高ぶり、ウソ発見器の針は激しく揺れ動く。由美は機械に人間の心なんてわかるはずがないと食ってかかった。
立花警部は三つの謎が気になっていた。由美が陽子に殺意を持っていたとしたらその動機、美沙子ならなぜ滝口由美と名乗り、戸籍上の夫である辰也がその事実を納得しているのか、もし美沙子なら本当の滝口由美はどこにいるのか?
五年前のシンガポールでの外交官による殺傷事件と、自分が由美と名乗る女を追及することにより外交問題にもなりかねない事実に陽子は直面し苦悩する。真実はひとつしかない。陽子は改めて由美の心の闇と対峙する決意を固める。
しかし陽子が由美の素性を突き詰めて行くうちに取り返しのつかない出来事に遭遇する。
Gメン75 第348話 生き返った5年前の死体PARTII 解説・見どころ
- 刺された陽子の血が付いたコートの謎
- 由美が美沙子ならわからない点が3つある
- 由美が美沙子なら五年前陽子が逮捕した外交官の罪は軽減される
- 由美の警察嫌いの真相
作品のベースはGメン75 32話「死んだはずの女」とGメン75 125話「ウソ発見器」の融合作品。
単なるリメイク作品だと軽く見てしまえない衝撃的な展開もある前後編シリーズ。ネタ元の作品を見てしまっている視聴者が改めて鑑賞しても、当時の2時間サスペンスドラマ以上に楽しめる作品だと思う。
ポリグラフは現在使用されている捜査方法かどうかはわからないが、機械やシステムに依存してしまっている現代社会に十分警鐘を鳴らすテーマだと感じた。
Gメン75 第348話 生き返った5年前の死体PARTII 当時の記事
※滝口由美と名乗る女が殺されたはずの牧村美沙子ならなぜ賀川陽子刑事の血の付いたコートを着ていたのか。
※滝口由美と名乗る女の心の奥底にある真実を暴いて行く賀川陽子刑事