Gメン75 135話は、田口刑事(千葉裕)ゲスト出演第二弾!立花警部補(若林豪)に話があると電話をかけてきた老人(加藤嘉)が投身自殺?!過激派学生(千葉裕)と明治生まれの独居老人との接点
第135話 死んだ人からの緊急電話 | ||||||||||
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仮題 |
(1)死んだ人から緊急電話 (2)死んだ人からの電話 (3)死んだ人からの緊急電話(シナリオ#135) ※(2)(3)基本同じ、(3)を一部セリフ手直ししてONAIRか? |
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シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 77.12.17 | |||||||||
脚本 | 西島大 | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 佐藤純弥(佐藤純彌) | |||||||||
役名(台本) |
植村喜八(※手書き:加藤嘉)(72歳) 植村みどり(※:大関優子)<孫娘> 平松保男(※:千葉裕) 岡本老人(※:奥村公延) 小林(※:三角八郎) 大野木良作(※:根岸一正) おかみ(※:山本緑)<簡易宿泊所> ラーメン屋(※:清水照夫) 真田警部(※:小瀬格)<所轄> パトロール警官(※:城春樹) 監察医務院係官(※:五野上力) 医者(※:山田光一) 屑屋A(※:相馬剛三)<男> 屑屋B(※:谷本小夜子)<女> 学生(※:赤石富和) |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 山田 | 中屋 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 立花警部補 | |||||||||
ゲスト |
加藤嘉 千葉裕(Gメン75/田口刑事) 大関優子(佳那晃子) 三角八郎(三角八朗、三角八廊) 根岸一正 小瀬格 奥村公延 山本緑 清水照夫 城春樹 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 溝口貴子 谷本小代子(谷本小夜子、Gメン75/亀田熊子) 山田光一(山田甲一) 久地明 赤石富和 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | 1977年11月25日~28日 | |||||||||
ロケ地 | 堀切、森下町、新宿(夜の道)、宮下公園<建設工事中>、池袋<地下取調室>、瀬田(住宅街)※台本メモより | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- |
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備考 | - |
Gメン75 第135話 死んだ人からの緊急電話 あらすじ(ストーリー)
立花警部補に話しがしたいとGメン本部に電話してきた植村喜八と名乗る廃品回収業の老人。黒木警視の指令で銀行強盗事件の捜査に借り出された立花は電話を切った。
翌日、植村のもとを訪ねた立花は、植村が死んだことを知って驚く。所轄署の真田警部は死因を投身自殺として処理しようとしたが、立花は植村の気質から考えるとどうも腑に落ちない。植村は立花に何かを伝えようとしていた。
立花は、ドヤ街に植村の仲間を訪ね死因の手がかりを探そうと中屋刑事とともに捜査を開始する。そんなとき、植村を見かけたという目撃者が現われた。
そのラーメン屋の証言で植村と言い争っていた青年のモンタージュ写真が作られた。それを見た立花は、一年前の事件を思い出す。
写真の主は、立花の拳銃を奪おうとした平松保男という過激派学生だった。平松は、立花らの取調べで自分は殺していないと反論する
Gメン75 第135話 死んだ人からの緊急電話 解説・見どころ
- 後の田口刑事(千葉裕)過激派学生役で二度目のゲスト出演
- 実直な老人と社会の矛盾に怒りの矛先を向ける過激派学生との交流
- 過激派学生と老人の孫娘が同じセクトの過激派だった
千葉裕氏、Gメン75 102話「思春期病棟」以来二度目のゲスト出演!
今回は社会の矛盾に反感を持つ過激派学生・平松保男の役。関係ない廃品回収業の老人・植村喜八が破壊活動の巻き添えになることを知った保男は、仲間の忠告を聞かず救出。それが縁で植村老人との交流が始まった。
実直な廃品回収業の植村と気質が似ているのか惹かれあう姿を千葉裕氏が好演。249話「コペンハーゲン女子留学生殺人事件」の北見秀雄(丹波義隆)のような性格。
過激派としての活動方法で植村とやりとりするセリフは重要なシーンゆえ、細かく練り直されて映像化されたことがうかがえる。
立花警部補と植村老人、保男、植村の孫娘との接点が浮かび上がって、死の真相が暴かれる過程に引き込まれる。
ラストシーンの立花警部補が言い放つ一言もいい幕引きになっている。
蛇足だが、参照写真(左)のボスと立花以下のGメンの構図がいい。
所轄の言うことに理解を示す黒木に捜査の洗い直しを直談判する立花。どんな職業でも似たような光景は社会人であれば多かれ少なかれ身に沁みる1ショットになっている。
将来、ぜひともBlu-ray化していただきたい作品。
Gメン75 第135話 死んだ人からの緊急電話 当時の記事
※立花警部補のもとにかかってきた老人からの電話。翌日老人を訪ねると投身自殺したという。状況や死因は自殺とみられるが立花には不審な思いが残った。
※生活保護も受けず廃品回収の仕事を続ける実直な老人が自殺をするか?捜査線上に一年前自分を襲った過激派学生が浮かびあがる。
※放送週の週刊テレビ番組誌に恒例のシナリオ掲載。番宣写真満載で放送後も楽しめる構成になっていた。