Gメン75 3話は、某国大使館を襲撃したギャングが警視庁パトカージャック!
第3話 警官殺し! | ||||||||||
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仮題 |
警官殺し!(※シナリオ#3) | |||||||||
放送 | 75.06.07 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 小西通雄 | |||||||||
役名(台本) |
仁科英之(※22、3才、新米警官) 仁科義之(※英之の兄) 松宮巡査(※仁科英之と同僚) 松宮秋子(※妻) 松宮ルミ(※娘) 北見健治(※主犯格) 赤塚(※情報屋) 兼松(※故買屋) 郡司(※宝石泥棒) 医師 看護婦 用心棒A、B 大使 大使夫人 支配人 婦人警官(※岡村節子巡査) |
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出演 | 黒木 | 関屋 | 草野 | 津坂 | 山田 | 圭子 | 小田切 | - | - | - |
主演 | 黒木警視以下全員 | |||||||||
ゲスト |
東島佑子(岡村節子巡査) 浜田光夫 榊ひろみ 杉江廣太郎(杉江弘、杉江広太郎) 曽根晴美(曽根将之) 藤山浩二 神太郎 東晃声(出光元) 片岡五郎(片岡光雄) 伊藤つかさ 河合絃司 山浦栄 原田君事 木村修 平田晃代(大野剣友会) 鹿地史郎 宮地謙吾 畑中猛重 |
備考 | 予告ナレーション「次回、ハードボイルドGメン75の活躍は」から「ハードボイルドGメン75、次の活躍は・・」に変更 |
Gメン75 第3話 警官殺し! あらすじ(ストーリー)
Gメン75設立後の初捜査は、警視庁・小田切警視にとってもつらい事件となった。事件の発端は某国大使公邸で発生した国際的な強盗事件。
押し入ったギャングが大使夫妻を縛り、所持していた宝石を奪うという荒々しい手口だった。黒木警視らGメンは奪われた宝石が泥棒市場で取引されることをつかみ潜入捜査を開始する。
しかし、取引現場に二人組の男が押し入り、故買屋のひとりを射殺し宝石を奪って逃走した。その現場近くをパトロールしていた警視庁の巡査・仁科英之と松宮は銃声を聞いてかけつけたが松宮巡査は射殺されてしまう。
仁科巡査は責任を感じ苦悩するが、そんな仁科を見た小田切警視は仁科を秘密捜査官として捜査に参加させる。
Gメン75 第3話 警官殺し! 解説・ポイント
- 彼女はGメンだ。自分の身を守ることはできると信じてる(黒木)
- クライマックスから始まる衝撃的なプロローグ
- 非常線突破!パトカー爆走アクション
- 弟警官の苦悩と非情な結末
プロローグはいきなりクライマックスから始まる手法。Gメンでも取り入れられた記念すべき作品。過去の土曜夜9時のアクションシリーズ「キイハンター」などでもたまに見受けられたが、Gメン75で確立されたといっても過言ではない。
Gメン75 第1話に続き、小田切警視(夏木陽介)が登場。今回はGメン側というより「警視庁幹部捜査員」としての立場を色濃く打ち出している。
本編終了後の予告編ナレーションは「次回ハードボイルドGメン75の活躍は・・・」という出だしが、「ハードボイルドGメン75、次の活躍は・・」に変更された。以後このパターンが続く。もともとこのパターンが「キイハンター」からの伝統であったが、1話、2話では変更。過去のシリーズとは一線を画したいという思いが表現方法に出たと考えられる。しかし、ナレーションでの読みやすさ、聞きやすさから軌道修正が図られたと思われる。
ゲストに80年代アイドルで子役時代の「伊藤つかさ」氏。バーディー大作戦 33話「ジングルベルは、殺しのテーマ」同様、母親役に榊ひろみ氏。
Gメン75 第3話 当時の資料
放送当時の番組紹介記事。草野刑事の雰囲気もまだまだ「ドラゴン」のまま?倉田保昭氏のアクションは「バーディー大作戦」よりセーブしてとお達しがあったらしいが、Gメン75初期は毎回一度は見せ場あり。