Gメン75 134話は、草野刑事(倉田保昭)の兄・正治(塚本信夫)が爆死!ダイナマイトで爆破された移動交番と握りしめていた草の実の謎
第134話 移動交番爆破事件 | ||||||||||
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仮題 | 移動交番爆破事件(シナリオ#132) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 77.12.10 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 高須準之助 | |||||||||
役名(台本) |
草野正治(50歳) 草野千代(※手書き:八木昌子)(45歳) 宮坂巡査(※:小野)(23歳) 宮坂大造(※:小林)(※台本本文:大介) 宮坂時子(※:戸部)(30歳) 古川平吉(※:三重)(30歳) 金森史郎(※:東<?>)(35歳) 光江 捜査主任 小沢巡査 杉山巡査 婦人警官 刑事A 出稼ぎ者A 出稼ぎ者B 出稼ぎ者C 旅館のおかみ 看護婦 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 山田 | 中屋 | 涼子 | - | - | - | - |
主演 | 草野刑事 | |||||||||
ゲスト |
小野川公三郎 小林稔侍(バーディ大作戦/行内刑事、Gメン75スペシャル/鬼沢平吉警部) 塚本信夫 八木昌子 出光元(東光生、東晃声、非情のライセンス/大西刑事、はぐれ刑事純情派/小山田部長) 戸部夕子 阪上和子 三重街恒二 河合絃司 亀山達也 城春樹 高橋蔀 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 美原亮三 山田光一(山田甲一) 佐川二郎 木村修 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | 1977年11月12日-21日(※台本メモ) | |||||||||
ロケ地 | 多摩、上野(※台本メモ) | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- |
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備考 | - |
Gメン75 第134話 移動交番爆破事件 あらすじ(ストーリー)
東京近郊の住宅街を巡回した移動交番が山間部で謎の爆破を起こし炎上した。移動交番は投下されたダイナマイトによって爆破されたことから過激派によるテロ事件の疑いがもたれていた。
Gメン本部の黒木警視は移動交番の爆破事件に関して意外な事実を知る。久しぶりに東北から上京した草野刑事の兄・正治が爆破事件の巻き添えとなり死亡したと伝えられた。
遺体は移動交番に乗っていた二人の警官と、草野の兄、そして身元不明の男の四人。身元不明の男は草野が兄を飯場に連れて行った際に現場近くの造成地で見かけた男だった。
草野刑事は男の身元を調査した結果、三年前に発生した都内の銀行強盗事件にたどり着いた。
Gメン75 第134話 移動交番爆破事件 解説・見どころ
- 草野刑事の兄・草野正治
- 草野刑事の義姉・草野千代
- オイルショックを発端にした当時の社会情勢
当時の多摩地区造成地でのロケーション。上京した草野刑事の兄・正治(塚本信夫)が移動交番爆破事件に巻き込まれ死亡するという非劇。
草野刑事演じる倉田保昭氏はアクション面がとりわけクローズアップされるが、自分は「演技派」という面でも惹かれる俳優である。
ささいな気持ちの変化も、表情のアップで感じ取れるから不思議。腰を据えた感情描写は今回も見ごたえあり。
兄が握りしめていた草の実は何を意味するのか、事件の背景に横たわる石油ショックという社会情勢と人の生死を浮き彫りにするフィナーレは実に印象的。
ちなみに、草野刑事の人物設定はおおまかには東北(福島)出身ということだが、父親の設定は大きく変わる。今回語られる草野の父親は小さいころに亡くなっているという設定。
Gメン75 17話「死刑実験室」では小学校の教員で退職金を奪われ殺され、それが動機で警察官の道を選んだことが語られていた。
後のGメン75 201話・202話「Gメン対香港カラテ軍団」では第二次世界大戦中に中国大陸で行方不明になってアレコレ・・・といった感じである。
まぁ、作品毎に「草野刑事」が味わえるのが「Gメン75」流。
Gメン75 第134話 移動交番爆破事件 当時の記事
※東北から久しぶりに上京した兄と再会した草野刑事。夜は久しぶりに飲もうと約束し別れた後の悲劇。生と死の人間ドラマ。
※番宣写真は紛失…。
※倉田保昭氏の歌手としての一面も紹介した番組告知。
※倉田保昭氏の当時のLPレコード(77年か78年かと思われる)