- Gメン75 145話は、ヨーロッパロケシリーズ第一弾!日本人商社員射殺事件・マドリッド警察本部の捜査線上に上がった男は東南アジア大使館ジャックによる日本政府の超法規的措置で国外脱出した国際テロリスト!小田切警視(夏木陽介)はGメン草野刑事(倉田保昭)、速水涼子刑事(森マリア)を伴ってスペインへ飛ぶ!
- Gメン75 第145話 北極回りSK980便 あらすじ(ストーリー)
- Gメン75 第145話 北極回りSK980便 感想・ポイント
- Gメン75 第145話 北極回りSK980便 当時の資料
- Gメン75 当時の資料(スチール写真・台本)
- Gメン75 145話・146話・147話・148話・160話 ヨーロッパロケーション・ロケ手帳(日程抜粋)
- Gメン75DVDコレクション収録予定:49号・50号
Gメン75 145話は、ヨーロッパロケシリーズ第一弾!日本人商社員射殺事件・マドリッド警察本部の捜査線上に上がった男は東南アジア大使館ジャックによる日本政府の超法規的措置で国外脱出した国際テロリスト!小田切警視(夏木陽介)はGメン草野刑事(倉田保昭)、速水涼子刑事(森マリア)を伴ってスペインへ飛ぶ!
第145話 北極回りSK980便 | ||||||||||
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仮題 |
【準備稿】 (144)北極回りSAS980便 (145)スペイン特急大追跡 (146)ヨーロッパ縦断大捜査 【決定稿】 (144)北極回りSK980便 (145)マドリッド闘牛場の殺し屋 (146)スペイン特急大追跡 (147)ヨーロッパ縦断大捜査 (シナリオ#144・145・146・147) 【週刊TVガイド】 (145)北極回りSK980便 (146)マドリッド闘牛場の殺し屋 (147)パリ行き特急 (148)ヨーロッパ終着駅 |
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シリーズ名 | ヨーロッパロケシリーズ | |||||||||
放送 | 78.03.04 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) |
坂口亜紀(マリア・ドロース/シスター)<江波杏子> ※本編:田口亜紀 27才 坂口文雄(アサド/国際テロリスト)<佐々木功> ※本編:田口文雄 25才 坂口きぬ ※文雄の母 当時50才 宗方紀子<島かおり> ※23才 美術留学生 宗方正之 ※35才 商社員【東側のスパイ】 宗方総一郎 ※カット 宮内日出夫(カーリッド/国際テロリスト) ※26才 辺見正純(ケファ/国際テロリスト) ※27才 土屋五郎 ※国際テロリスト ペドロ・ロメロ警部 ※40才 マドリッド警察本部殺人課 イサベル ※国際テロリスト【モサドのスパイ】 大月冴子(シルビア/国際テロリスト) 捜査員A 捜査員B スペインの刑事A スペインの刑事B スペインの警官A スペインの警官B スペインの家主の女 スペインの少女 スペインのバーの主人 ホテルの支配人 コペンハーゲンの女 殺し屋(※モサド/イスラエル諜報機関)※本編:モサツ —- 【準備稿のみ】 スペインの主婦 スペインの老人 スペインの工場主 —- テロリストに拉致される(準備稿)立花⇒(本編)草野 黒木と落ち合う坂口(田口)(準備稿)サンマルタン運河⇒(本編)シャンティ競馬場 |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | 山田 | 涼子 | 小田切 | - | - | - |
主演 | 黒木警視以下Gメン全員・小田切警視 | |||||||||
ゲスト |
江波杏子(Gメン75・Gメン82/津村冴子警部補) 島かおり(Gメン75・Gメン82/片桐ちぐさ) 佐々木功(ささきいさお) 目黒幸子 立小路準 山浦栄 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) YAN ERIK(ヤン・エリック) LUPE OSUNA JERRY KUKLEWSKY(ジェリー・ククルスキー) LOWELL BYNUM |
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タイアップ | コンパスクラブツアー日新航空、SASスカンジナビア航空 | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 |
【ヨーロッパロケ手帳より】 スペイン・フランス・デンマーク 1978年1月11日~27日 日本国内 1978年1月29日~2月20日 |
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ロケ地 |
スペイン(マドリッド/トレド/チンチョン) フランス(パリ/シャンティ) デンマーク(コペンハーゲン/ドラゴア) 詳細:ロケ手帳・抜粋 |
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収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- (7)DVDコレクション:49号50号 |
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音楽 |
エンディング主題歌:「道」(作詞:佐藤純弥、作曲・編曲:菊池俊輔 1978年4月1日発売) 劇伴:アイフル大作戦の曲復活(参照:3話~、6話~) |
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備考 |
スペイン語、フランス語:字幕スーパー 【フィクション告知】 本放送:2回(オープニング前とエンディング後) 【次回予告】 ・本放送時(愛知):なし/146話・147話・148話 ・地上波(愛知):あり/147話 ・CS放送:なし/146話・147話・148話 (5)DVD-COLLECTION II(予告編集):あり/146話・147話・148話 |
Gメン75 第145話 北極回りSK980便 あらすじ(ストーリー)
スペインの首都・マドリッドで日本人商社員・宗方正之がサイレンサーを持つ覆面の男に射殺された。インターポール(国際刑事警察機構)本部から情報を受け取った黒木警視は、その男に見覚えがあった。
商社員と最後に接したその男は数年前、クアラルンプールで起きたアメリカ大使館ジャック事件で国外逃亡、アルジェリアへ消えた田口文雄であることを知る。彼は日本国内で連続企業爆破を決行、実の母親・きぬをも爆死させた凶悪な国際テロリストだった。
警視庁の小田切警視は黒木の指揮の下、草野刑事、速水涼子刑事を伴い事件の真相を探るべくマドリッドへ飛んだ。マドリッド警察本部のロメロ・ペドロ警部の協力を得、田口逮捕の為、スペイン全域に包囲網を敷く。
一方、殺された商社員・宗方の部屋から”ピレネー山脈を越えるとそこはアフリカ”というフランス語の暗号文が発見された。それは数年前、ベルギーのブリュッセルで国際テロ組織が活動を起こす前に何者かが警視庁に送りつけた文書と同じものだった。
<<第二弾へつづく
Gメン75 第145話 北極回りSK980便 感想・ポイント
- ヨーロッパロケシリーズ(1)デンマーク・スペイン編
- スペインで日本人商社マンが射殺される
- 捜査線上に浮かんだのは国際テロリスト
- 東南アジアでの大使館ジャック事件と超法規的措置での国外逃亡
- 小田切警視はGメンを伴いマドリッドへ飛ぶ
- マドリッド警察本部殺人課警部との合同捜査
今回より4話連続でデンマーク、スペイン、フランスを股にかけた国際捜査線を描く。自分の知る限りでは、日本国内のポリスアクションものでは最も国際的でスケールが大きい作品だと思う。
現実に起こった超法規的措置で釈放せざるを得なくなった事件を主軸に迫力あるストーリー展開で惹きつけられる。
冒頭、消音銃を持った黒覆面の殺し屋が、商社員の部屋へ行く時のシーンはゾクッとして釘付けになった思い出がある。
本放送当時、番組の始まりと終わりに「2回」「この番組はフィクションである」という告知文書が出た。この告知タイムが原因かどうかわからないが4作品全て予告編はなし。静止画にサブタイトルが表示されるのみだった。
愛知の地上波再放送(CBC・アクションシリーズ枠)では147話「パリ行スペイン特急」のみ流れて度肝を抜かれた。CSファミリー劇場では全てカット。その後発売された「(5)DVD-COLLECTION II(特典:予告編集)」では予告編が全て存在したことが判明した。
特別告知やプレゼント告知がある場合、予告編は時間的な制約を受けるのか流されないケースがあることを知った。本放送が全てではないんですね。
「Gメン75」は本編同様に予告編も力作が多いし本編にはないカットやシーンが含まれている場合もある。今後発売される予定の「Gメン75DVDコレクション」ではぜひとも完全商品化をお願いします。
インターポール国際手配書とは
(ア) 国際手配書(Notices)
国際手配書は、国家中央事務局等からの要請に基づき、インターポール事務総局が全加盟国に対して発行するものであり、次の9つの種別がある。(以下略/P7~)
出典:警察庁刑事局組織犯罪対策部国際捜査管理官作成
Gメン75 第145話 北極回りSK980便 当時の資料
※マドリッドで起きた商社マン射殺事件の捜査線上に浮かんだ男は、数年前に超法規的措置で国外逃亡した日本人テロリストだった。
今夜から4週はヨーロッパロケシリーズ
冬のデンマーク、フランス、南国スペインの風物を背景にGメンたちの大追跡劇が始まる。「Gメン75」の海外ロケはこれが4度目。マドリッドで日本人商社員が射殺された。現地警察は容疑者として日本人青年を割り 出したが、彼は3年前日本を脱出したテロリスト。Gメンがスペインに飛ぶ。そんなストーリー。
ロケ隊は、黒木警視役の丹波哲郎らレギュラー7人に、島かおり、江波杏子、佐々木功らゲスト陣やスタッフら30人の大所帯。1月12日から約2週間、コペンハーゲン、パリ、マドリッドなどを回った。
清純派、島のアクションドラマ出演は珍しい。といっても、スペインに絵の勉強に来ている留学生。兄が殺されて事件の渦中へ―とのまじめな役柄。そして佐々木は追われるテロリスト。江波はその姉の役。シリーズは「北極回りSK980便」「マドリッド闘牛場の殺し屋」「スペイン特急大追跡」「ヨーロッパ縦断大捜査」と続くが、今夜は、魅力のセニョリータが見せる本場フラメンコショーが楽しい。
出典:毎日新聞(情報提供:ふじともさま)
※145話の関東地区視聴率 29.1%
ミスターカラテもスペイン料理には!?
「Gメン75」のメンバーが、ロケでヨーロッパ4カ国をまわって来た。しかしユニークな連中ばかりなので、当然、その旅も珍道中に。倉田保昭にその報告をしてもらうと・・・「いやあ、旅といっても17日間で5本分の撮影をするのだから、朝から晩まで仕事ばかり。でも、ヨ-ロッパのワインはウマイんだよね。まるで飲めないボクも飲んだくらい。
ただし、そのあと足がもつれて、仕事中に3回も引っくりかえったけど。フランスで森マリアらが列車の中の撮影をしてるとき、急に列車が動き出して大あわて!藤木悠さんは、ボクに情熱的なスペインの女の子を紹介させようと思ってたらしいけど、中国語はペラペラでもスペイン語まではねえ。もっぱら子どもに空手を教えてましたよ。
それから、スペイン料理の量の多さにもビックリ。それをひとりで、3人前はタップリ食べたんだから。おかげで日本に帰る頃は、オナカがポチャポチャ!」
出典:週刊明星か週刊平凡(情報提供:ふじともさま)
Gメン75 当時の資料(スチール写真・台本)
※スペインのマドリッド・マヨール広場にて。作品の1シーンではなく番組イメージの宣伝用。黒木警視(丹波哲郎)はストーリー上ではパリから合流する。
※当初予定では3部作だった。筋書きはほぼ同じだが展開が早くテロリストに拉致されるのは草野刑事ではなく立花警部補の予定だった。
Gメン75 145話・146話・147話・148話・160話 ヨーロッパロケーション・ロケ手帳(日程抜粋)
145話・146話・147話・148話・160話 ヨーロッパロケ手帳(日程抜粋) | |||
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日付
(1978年) |
班
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移動
|
撮影場所・備考
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1/11(水) | (16:00)東映出発 (22:00)羽田 ↓SK980 アンカレッジ |
機内撮影 | |
1/12(木) | ↓ (06:00)コペン (09:30) |
時計塔(市庁舎前)、市庁舎、チボリ公園、中央駅、王宮前、運河 | |
B | コペン | コペンハーゲン市内 | |
1/13(金) | (9:30)ドラゴア (13:30)カストラップ空港 |
DRAGORE(カーフェリー発着所、小路、ヨットハーバー)、空港 | |
B | カストラップ空港 | カストラップ空港滑走路、着陸 | |
(20:05)コペン ↓SK569 (21:55)パリ |
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1/14(土) | (9:30)パリ | モンマルトル、サクレクール寺院、北駅 | |
1/15(日) | (9:30)パリ | サンマルタン運河(北ホテル周辺)、ボンヌーフ、ルーブル、ビルアケイム橋、パッシイ駅、トロカデロ駅、エトアール駅 | |
B | パリ | ボンヌーフ | |
1/16(月) | (09:30)シャンティ ↓ パリ |
競馬場 ↓ ドゴール空港 |
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B | パリ | ドゴール空港 | |
1/17(火) | (9:00)パリ ↓ (17:30)ホテル出発 (20:00)パリ ↓IB161 (21:45)マドリッド |
ニッコードパリ、ルーブル、チェルリー庭園、コンコルドホテル・コンチネンタル内庭(閉館?現・ハイアットリージェンシー?)、日本大使館 | |
1/18(水) | (8:00)ホテル出発 マドリッド |
ヌエストラセノラディアルムネス(墓地)、チャマルチン駅(中央駅)、マドリッドの街、走るプエルタデルソル号個室 | |
B | マドリッド | イベリア半島を走るプエルタデルソル号 | |
1/19(木) | (8:00)ホテル出発 | DEL PEDE AVENUE、レティロ公園、タブラオの表 | |
B | マドリッド | 州立病院、下町、裏町 | |
(終了後)マドリッド ↓ トレド |
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1/20(金) | (8:30)ホテル出発 トレド |
アルカンタラの塔、教会、坂道、迷路、路地、裏町 | |
B | トレド | トレド全景 | |
1/21(土) | (8:30)ホテル出発 トレド ↓ チンチョン ↓ マドリッド |
坂道、通り ↓ 広場とバーの表、裏通り ↓ ホテルのロビー |
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1/22(日) | (8:30)ホテル出発 マドリッド |
マヨール広場(CUCHI LLEROS ARCH)、スペイン広場、ホセアントニオ通、オリエンテ広場、王宮近くの街、パレスホテル | |
1/23(月) | (8:00)ホテル出発 マドリッド |
闘牛場、北駅、バラハス空港 | |
B | マドリッド | アルカラ門、市内、マヨール広場、マドリッド警察 | |
1/24(火) | (11:30)マドリッド ↓TWA900 (13:35)ローマ |
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1/25(水) | ローマ | 自由行動 | |
1/26(木) | (08:05)ローマ ↓AZ392 (11:55)コペン (15:20)コペン ↓SK989 |
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1/27(金) | ↓ (16:55)羽田 |
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1/29(月) ~2/13(月) |
東京 | セット、大塚、石神井、厚木、横浜、羽田、日比谷、六本木、銀座、渋谷 | |
2/14(火) ~2/20(月) |
東京 | アフレコ |
【略した文字】
※コペン:コペンハーゲン
※B(班):実景撮影班
※SK:スカンジナビア航空
※IB:イベリア航空
※TWA:トランス・ワールド航空
※AZ:アリタリア航空
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【日本国内】
※セット:ロメロ警部の部屋、アジト、取調室、拘置所、刑事部屋、死体安置所、タブラオやバーの店内、酒場、マドリッドのマンション廊下など
※大塚:都電の踏切
※石神井:家、廊下
※厚木:マドリッド警察本部地下取調室
※横浜:新港埠頭(マドリッド北駅操車場、駅舎の内部、駅舎の前)
※羽田:スカンジナビア航空の機内
※日比谷:「三信ビル」(パリ警視庁廊下)(マドリッド警察廊下)
※六本木:マドリッドのレストラン(店内)
※銀座:「東急ホテル」(ニッコードパリの特別室)
※渋谷:「パティオフラメンコ」店内、楽屋、廊下
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【宿泊】
コペンハーゲン:パレスホテル
パリ:ホテルニッコードパリ
マドリッド:パレスホテル
トレド:ホテルカルロスV
ローマ:未定