あらすじ

キイハンター 第145話 ギャング対Gメン自動車レース

キイハンター 145話

キイハンター 145話は、陸と空に展開する風刺の効いたダイナミックなコミカルアクション編!軍事革命にとち狂った某国副大統領(上田吉二郎)が大使館に保管してある20億円を独裁政権樹立に使おうとギャングと化す!

第145話 ギャング対Gメン自動車レース 
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 -(シナリオ#-)
シリーズ名
放送 71.01.09
脚本 池田雄一
撮影 東光一
監督 山内柏
役名(台本)
出演 啓子 吹雪 ユミ
主演 島竜彦、吹雪一郎
ゲスト ジェリー藤尾
上田吉二郎
大泉滉
潮健児
三笠れい子
青空あきお(横山あきお、横山あきを)
青空はるお
団巌
植田灯孝
沢田浩二
岡野耕作
宮井実
木村修
某国 マッカラ共和国
タイアップ 神奈川(仙石原
ロケ地
類似シーン
番組設定 キイハンターとは
備考

キイハンター 第145話 ギャング対Gメン自動車レース あらすじ(ストーリー)

軍事革命にとち狂った某国(マッカラ共和国)副大統領・ドロンが大使館に保管してある資金・20億円に目をつけた。この金はマッカラの平和主義者が使おうとしていたが、ドロン副大統領が独裁政権樹立という大いなる野望遂行の為、国際的な大泥棒・ペイント赤木を雇い横取りを企んでいた。

マッカラ共和国大使・キーンは、国際警察・村岡特別室長に20億円のガードを依頼したがキイハンターに任された。

大使館へ出向いた島竜彦と吹雪一郎らは、大使が既に脳溢血で死んだことを告げられる。大使館に葬儀屋に扮した赤木とその仲間・緑川、黄村が現れた。

大使館に潜入しまんまと20億円を盗み出し、警視庁の非常線を突破しようと霊柩車を走らせるが、しかし今度はそれを島たちが奪還!副大統領の武器取引を阻止するという作戦に打って出た。

島と吹雪が検問の警官に化けて赤木らに近づく。

キイハンター 第145話 ギャング対Gメン自動車レース 解説・見どころ

キイハンター 第145話 ギャング対Gメン自動車レース
  • 陸!空!ダイナミックなコミカルアクション編
  • 登場人物の表情をデフォルメ!冴える東光一カメラマン
  • 現金輸送車、霊柩車、パトカー、消防車など登場車両特盛!
  • 風刺!革命の名のもとの戦争
  • 風刺!官憲の不祥事のもみ消し

ヘリコプターやカーアクションを駆使したダイナミックなコミカルアクション編

囚人護送車が郵便トラックにクルマを塗り替えて逃走するシーンなど徹底した漫画タッチの決定版

週刊少年サンデーで1975年に連載されていたシリアスな「秘密戦隊ゴレンジャー(当時:著作/石森章太郎)」がいつのまにかギャグ路線の「ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ」に衣替えしたような感じだろうか。

魚眼レンズを駆使し登場人物の表情をデフォルメするように捉える東光一カメラマンの手腕が冴えわたる

パトカーに追われる島に近づいた若い女性が、「あんたは8マン?それともガードマン?」島「肝心なことを忘れちゃ困るよ、キイハンター」。いいね!このセリフ。「姿三四郎よりも強い!」と裏番組にさりげなくエールを送ったGメン75・中屋刑事(伊吹剛)のセリフを思い出してしまう。(Gメン75 175話「香港カラテ対Gメン」)

革命の名のもとで行われる戦争や、官憲の不祥事のもみ消しなど風刺をチクリと利かせたところも見所。

ちなみに大使館として使われた建物は、Gメン75 166話「女医の告白」のニコライ通商部と同じ建物である。

今回のお休みは、ボス(丹波哲郎)、風間くん(千葉真一)(サブタイトル別出演ランキングはこちら

キイハンター 145話

キイハンター 第145話 ギャング対Gメン自動車レース 放送当時の記事

キイハンター 第145話 ギャング対Gメン自動車レース
※副大統領の燃える野望を阻止しようと島たちが奪われた20億円を奪還!副大統領の武器取引を阻止するという作戦を打ちたてる。

出典:週刊TVガイド

きょうの話題
「一度パトカーに乗ってみたいな」「俺は消防車を運転してみたいんだ」などという欲望は誰にでもあるもの。ところが、今夜の「キイハンター」で川口浩と谷隼人が、それをやるんだな。まず、囚人護送車、金網のついたやつね。それから郵便車、科学消防車、パトカー。庶民の乗れない車を片っ端から乗り回すんだ。それから、トレイラーにダンプカー、ブルドーザーなんてのもいいものだよね。それにオマケとしてヘリコプターも。コドモ絵本「のりものずくし」のページを広げるような楽しい、ギャング対Gメン自動車大追跡が始まるんんだ。
出典:週刊TVガイド(1971年1月9日号)

※「佐藤肇回顧録」P194に記してあったが、「当時の安定したキイハンター人気のためか、局やスポンサー、制作会社のプロデューサーすらも”白紙委任状”で”テレビ映画”をつくらせてくれた。」まさに今回のような突き抜けた作品が自由に作れる環境があった時代。昭和時代の古き良き部分を感じながら楽しめる。

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