あらすじ

キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目

キイハンター 62話

キイハンター 62話は、千葉館山ロケ!ヤングキイハンターたちのモーレツアクションロケに約400名の女子学生集結!盗まれた日本の古美術品の隠し場所を秘めた4枚の絵葉書!

第62話 宝の山は地獄の一丁目
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 宝の山は地獄の1丁目(台本#64
シリーズ名
放送 69.6.7
脚本 高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
監督 小西通雄
役名(台本) 西岡ローザ(※混血の女泥棒)
野呂(※乾分<子分>)
諸星(※泥棒)
麻子(※諸星の愛人)
岩佐(※ギルバートの子分)
杉崎(※ギルバートの子分)
ギルバート(※ギャングのボス)
運転手(※タクシー運転手)
メイド(※ホテル館山ガーデンのスタッフ)
出演 啓子 ユミ 風間
主演 谷口ユミ、島竜彦、風間洋介
ゲスト 牧紀子
川合伸旺Gメン75 黒谷編・長野県警 矢野捜査一課長
根岸明美
高島稔
加地健太郎
中庸介
フランツ・グルーバー
伊達弘
貝塚みさ子
某国
タイアップ 館山市観光協会
ホテル館山ガーデン(閉館?)
ロケ地 千葉県・館山市
類似シーン
備考 次回予告のゲスト名:なし

キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目 あらすじ(ストーリー)

少々トンマな泥棒・西岡ローザと痴漢の野呂が、美術館で展示中の国宝・黄金仏像を狙っていた。ところが二人の前で、あざやかに仏像を盗んだ男がいた。諸星というプロの泥棒だ。ギルバートをボスとする古美術密売ギャングの手先となっての犯行である。

その諸星が、取引金額の不満からギルバートに反旗を翻し、逆に殺されてしまった。だが諸星は愛人の麻子に4枚の絵葉書を託し、館山へ向わせていた。

ギルバートに狙われた麻子は持っていた絵葉書を谷口ユミのハンドバッグに忍ばせたことから、ユミは野呂、ローザ、ギャングに次々と襲われることになる。ユミは麻子を助け絵葉書の謎を解こうと奮闘するが。

キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目 解説・見どころ

キイハンター 62話
  • ユミちゃんの化けっぷり
  • ヘリVSモーターボート!
  • 千葉で千葉真一ガンアクション!

今回はユミちゃんメインのアクション編。風間くん&島ちゃん(谷隼人)の見せ場もたっぷり。

盗まれた日本の古美術品の隠し場所を秘めた4枚の絵葉書をめぐって密輸団とヤング・キイハンターの活躍を痛快に描いた娯楽大作。千葉県館山の海岸でのロケ。

前半は美術品の有りかを記した絵葉書の謎解きと密輸団のばかし合い。そしてマリンガールや老女に変装するユミちゃん(大川栄子)の逃げっぷりが面白い。後半は砂丘でのガン・アクションが堪能できる。

(当初パラシュートで降下する風間くんの見事なスカイダイビング・アクションが予定されていたが何らかの理由で変更された。)

ライフル銃を片手に砂丘を走る千葉真一氏のアクションは当時、小学生だった自分でもしっかり心に焼き付いている。徹底的に娯楽を追究したアクション編。

今回のお休みは、ボス、吹雪さん(サブタイトル別出演ランキングはこちら

キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目 放送当時の記事

館山ロケのアクションシーンは雑誌社5社くらいの取材があったそうだ。おそらく当時の千葉真一、谷隼人人気から推察すると、他は放送と同時進行の小説を掲載していた「週刊セブンティーン」や「少女フレンド」などのティーン向けの雑誌かと思われる。どこかで手にする機会があれば追記したい。

週刊TVガイド・館山ロケ特集「モーレツに忙しくモーレツにもてる男・千葉真一」

キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目
キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目

【抜粋】オハコのアクションは一発でOK
ライフル片手に千葉真一扮する風間洋介がさっそうと立つ。それだけで女学生たちはキャーキャー、ワーワー。続いてアクション。自動小銃の弾をよけた風間洋介が横っ飛びに二回転、三回転。いったんフィルムをとめてさらにもう一度横っ飛び。こんどは砂山の下までころがり落ちる。どちらもリハーサルなしのぶっつけ本番で見事にOK。

彼がころがり落ちてピタッと止まったとき女学生の中には砂の上にすわりこんでしまったものもいた。場所を変えて、こんどは千葉が谷隼人、大川栄子、牧紀子、根岸明美をうしろに悪漢と向い合うシーン。谷が「先輩!」と声をかける。さぞかし勇ましいセリフが飛び出すだろうと思ったら意外にも

「坊や、女性に囲まれて幸せね」

これには監督が喜んだ。

「それ、いい。それいい。それでいきましょう。」

※62話館山ロケ特集!「モーレツに忙しくモーレツにもてる男・千葉真一」
出典:週刊TVガイド

週刊TVガイド誌の特集記事によると、宿舎はホテル館山ガーデン。撮影が終わった晩はホテルの食堂でファンの集いを開いたそうだ。

千葉さんが今日来るというのをどこかから聞きこんで、十時半ごろからああして待っているんですよ。」ホテルのフロント係もびっくり。夜7時半からというのに超満員の盛況だったとのこと。当時のキイハンター人気の凄さがうかがえる。

近代映画・千葉真一特集号

キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目

ライフルを軽々とあつかう彼をみていると、日本にもようやく本格的なアクションスターが誕生したとの感を深くする。
出典:近代映画 10月増刊号

千葉真一氏による砂丘でのガンアクション!クライマックスシーンは迫力満点!
キイハンター 第62話 宝の山は地獄の一丁目

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