キイハンター 148話は、東側諜報機関の責任者(フランツ・グルーバー)が組織を裏切りマドリッドから東京へ逃亡!極東の軍事緊張を背景に東京で展開する工作活動に立ち向かう吹雪一郎(川口浩)!
第148話 射て!情無用ギャングの勲章 (共同調査:NWP夏目プロダクツ) |
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仮題 | 情無用 自殺への契約書(※台本#151) | 放送 | 71.01.30 | |||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾)、佐藤肇 | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 佐藤肇(佐藤肇・回顧録) | |||||||||
役名(台本) |
フェニックスと呼ばれる男 リサ 桂 真紀 山藤 城野 ユトロフ 諜報局員 フラメンコダンサー |
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出演 | 黒木 | 啓子 | 吹雪 | - | ユミ | 風間 | - | - | 壇 | - |
主演 | 吹雪一郎 | |||||||||
ゲスト |
真山知子 高林由紀子 小池朝雄 渥美国泰 蜷川幸雄 橋爪功(部長刑事/爪部長刑事、はだかの刑事/田村太助捜査課長、あいつがトラブル/水原万吉署長、ショカツ/鹿間義則警視正、京都迷宮案内、新・京都迷宮案内/杉浦恭介) 中村孝雄 フランツ・グルーバー |
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某国 | リバトニア | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
番組設定 | キイハンターとは | |||||||||
備考 | - |
キイハンター 第148話 射て!情無用ギャングの勲章 あらすじ(ストーリー)
マドリッドでスパイ活動をしていたリバトニア(東側某国)諜報局責任者・ユトロフが本国から派遣された工作員に狙われスペインを出国、東京へ潜入した。
ユトロフは国際警察に連絡を取りキイハンターに保護を求める。黒木鉄也は吹雪一郎を伴い彼が指定するゴーゴークラブへ出向く。黒木は腕利きの大物スパイ・ユトロフが裏切るとはどうしても信じられない。ユトロフは本国の国家機密を黒木に渡したいという。それは極東の主要都市に向け配備された核弾頭大陸間弾道ミサイルのマイクロフィルムだという。
それを国際警察に渡す条件として自分の保護を要求するが、黒木はフィルムの事前受け取りを条件にする。ユトロフの承諾を取り付けた黒木は改めて吹雪と風間洋介を取引場所の高級クラブへ向かわせる。
一方、東京でスパイ活動をしていたリバトニア工作員・城野と真樹は、国際警察とユトロフの取引を知り、国際警察員になりすましフィルムを受け取ろうと企む。ユトロフは取引現場にやってきた吹雪たちの眼前で城野に射殺される。
キイハンター 第148話 射て!情無用ギャングの勲章 解説・見どころ
- 東西冷戦下の諜報活動の渦中に飛び込む吹雪一郎!
- 諜報機関のフェニックスという人物とは
吹雪一郎(川口浩)活躍編。極東の軍事緊張を背景に諜報機関の暗躍に立ち向かうキイハンターの活躍をハードボイルド・タッチで描く国家的なサスペンス!
吹雪一郎が諜報機関東京支局に本国の使いとして潜入する際、工作員しか知らない質問攻めで窮地に立たされるシーンは実にスリリング。川口浩氏の絶妙な心理描写は実に見事。
非情な国家、諜報機関に操られる様々な人間模様を軸に描かれるストーリーを改めて見直してみると、国家権力に対してあまりにも小さい人間を感じずにはいられない。国家犯罪に巻き込まれた無関係な人間の非情な末路。