Gメン75 310話は、コールガールに間違えられた賀川陽子刑事(范文雀)!シンガポール・コネクション潜入捜査時代のマレー人傷害事件に絡んだ連続殺人
第310話 バスルーム切り裂き魔 | ||||||||||
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仮題 | バスルーム切り裂き魔(シナリオ#310) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 81.05.16 | |||||||||
脚本 | 西島大 | |||||||||
撮影 | 加藤弘章 | |||||||||
監督 | 山口和彦 | |||||||||
役名(台本) |
村尾警部補 エミリー<スーザン・ジャクソン>※シンガポール国籍 サラ・ジャクソン マリアンヌ リンダ・バネット カレン ダイアナ コールガールA コールガールB コールガールC 看守 シンガポールの刑事 殺し屋の外人 スナックのマスター リンダの客 所轄署員たち コールガールたち |
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出演 | 黒木 | 立花 | 草鹿 | 田口 | マリコ | 陽子 | - | - | - | - |
主演 | 賀川陽子刑事 | |||||||||
ゲスト |
長塚京三 鮎川浩 ガムダー・デヴァニー イソルダ・アレマン 宮田光 井村昴 佐藤達郎 鎌田功(俳優メモ) |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | 1981年5月2日~6日(台本メモより) | |||||||||
ロケ地 |
シンガポール ・全景:Gメン75 307話・308話から流用(マウントフェーバーからの眺め/本編編集前のフィルム) ・アクションシーン:横浜赤レンガ倉庫 |
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収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- |
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音楽 | アイキャッチ曲変更:(B)-2 /(B)曲の終わりをカット | |||||||||
備考 | 全編日本語吹き替え |
Gメン75 第310話 バスルーム切り裂き魔 あらすじ(ストーリー)
夜の六本木、賀川陽子刑事はひとりの女性を探していた。その女性はシンガポール国籍で、スーザン・ジャクソンという。
アイリッシュパブで聞き込み捜査を展開中の陽子の前で、私服警官が次々に外国人女性を逮捕していった。何と、警官らは陽子にも手錠をかけて署に連行する。係員は陽子の言葉に耳を傾けることなく留置場に放り込んでしまった。陽子は看守を呼びとめ自分はGメンであることを告げる。
私服警官のひとり村尾警部補はGメン本部に確認しただちに陽子を釈放し謝罪。コールガール取締り月間につき、陽子はとんだトバッチリを受けたことが判明した。
事態を知った立花警部は陽子と落ち合い真相を尋ねると、陽子は非番を利用し細長い袋に入った短刀をスーザンという女性に返したかったと告げる。
陽子はシンガポールへ派遣されていたとき、とある事件でこの短刀をマレー人のサラ・ジャクソンから預かった。日本の大学に留学している娘に渡してほしいと頼まれていたのだ。
立花と別れ帰宅途中、何者かが陽子のショルダーバックを奪って逃走する。その中にはシンガポールで預かった短刀が入っていた。
Gメン75 第310話 バスルーム切り裂き魔 解説・見どころ
- コールガールに間違えられ所轄署の豚箱に留置される賀川陽子刑事
- シンガポールへ派遣されていた時、傷害事件の被害者から預かった短刀
- 甘くなかった日本での留学生活
- 七転八倒のマリコ流見習い捜査官
- 魔女のような切り裂き魔の正体
今回は、賀川陽子刑事がシンガポールコネクションの全容をつかむために現地へ派遣されていた時の出来事が絡んだ連続殺人事件。
シンガポールで陽子を救ってくれたマレー人の娘を探している時に発生したトバッチリが、刺殺事件へと発展。困窮する留学生の弱みに付け込んだ犯罪を下敷きに外国人ばかりを刺殺する恐るべき切り裂き魔を追いつめてゆく。
田口刑事(千葉裕)がマリコ・寺岡刑事(セーラ)に細かな日本語を教える描写や凶悪事件に遭遇したマリコの反応、ミニリーダーのような草鹿刑事の振る舞いなど数々の新鮮な描写を溶け込ませてドラマは展開していく。
マリコはどちらかというと「キイハンター」のユミちゃんこと谷口ユミ(大川栄子)タッチのキャラクターではないかと思う。今回はおっかなびっくりな捜査シーンが印象的だが、秋の降板編で見せたマリコの姿は刑事としての成長した姿でもあった。
Gメン75 第310話 バスルーム切り裂き魔 当時の記事
※Gメン75 330話「19才の金髪美女強盗団」や339話「金髪の女スリ学校」のように、日本語吹き替えでは不自然なシーンは字幕スーパーでお願いしたかった。
※シンガポール派遣時代に陽子を救ってくれた人の娘はどこにいるのか?深夜の六本木界隈で発生する魔女のような装いの連続殺人鬼の正体と殺しの真相を暴いて行く。
上記週刊TVガイド誌の紛失した番宣写真は「テレビジョンドラマ(1990年4月号)」でも掲載された下記画像が使われていた。
Gメン75 第310話 当時の東映撮影所風景
放送当時存在した私設ファンクラブ会員の方が撮影した「Gメン75」ロケ見学の写真。今となってはお会いすることもできないボス(丹波哲郎)のオフの表情も貴重。