アイフル大作戦 15話は、アイフル探偵学校校長・岸涼子(小川真由美)失踪?!ある裁判の証拠写真を撮った南条京太郎(杉浦直樹)。フィルムを預かった涼子は血とハンドバックを残して姿を消す!
第15話 夏の夜の大はずれガールハント | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 73.07.21 | |||||||||
脚本 | 小山内美江子 | |||||||||
撮影 | 東光一 | |||||||||
監督 | 村山新治 | |||||||||
プロデューサー | 近藤照男、小野耕人、原弘男(TBS) | |||||||||
音楽 | 菊池俊輔=主題歌<VIVA!アイフル>作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:小川真由美、コロムビアSAS-1679- | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 涼子 | 裕二 | 大介 | 三平 | マリ | 南条 | 追出 | - | - | - |
主演 | 南条京太郎、岸涼子 | |||||||||
ゲスト |
村松英子 横山リエ 北原義郎 小林稔侍(バーディ大作戦/行内刑事、Gメン75スペシャル/鬼沢平吉警部) 新井和夫(新井量大) 岡部正純(岡部征純) 久保一 山田甲一(山田光一) 打越正八 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 小野寺康明 |
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タイアップ | - | |||||||||
ロケ地 | 五日市、青梅方面 | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
備考 | - |
アイフル大作戦 第15話 夏の夜の大はずれガールハント あらすじ(ストーリー)
一匹狼の私立探偵・南条京太郎は、朝加弁護士からある裁判に関する調査を依頼された。アイフル探偵学校の校長・岸涼子と井口マリ、丘大介を伴いサギ事件の重要参考人の証拠写真を撮った。
だが、その直後、涼子がその写真を持ったまま行方不明になる。そんな時、警視庁からアイフル探偵学校に涼子のバッグが発見されたと電話がかかってきた。
南条は単身、涼子の足取りを追うが涼子の行方はつかめない。弁護士の助手・敏子は写真を引き取りにアイフル探偵学校を訪れたが事態を知り途方にくれる。
マリと大介はドデカこと追出刑事の力を借りようとしたが、脱獄犯・小池の追跡に大忙し。南条は敏子とともに再び涼子の足取りを追い、涼子がタクシーに乗ったことを知っている女・由紀を見つけた。
南条は由紀に涼子の行動を尋ねようと悪戦苦闘する。
アイフル大作戦 第15話 夏の夜の大はずれガールハント 解説・ポイント
- 「珍珍亭」二階に下宿するラーメン屋探偵・南条「草鹿刑事(鹿賀丈史)の元祖」
- 校長 岸涼子が謎の失踪?!
- 原田三平:生徒だが校長の秘書兼小間使い
- 涼子に淡い思いの南条京太郎
アドベンチャーカリキュラム第15課は、失踪した?!校長・岸涼子を探せ!
初期のアイフル大作戦は生徒達の生活臭が漂っていて実に面白い。今回は丘大介(西田健)の苦学生ぶりが感じられるプロローグに学生時代の思い出がよみがえる。
ドラマは校長・岸涼子(小川真由美・現 小川眞由美)の失踪を軸に深刻な様相を呈し始める。アイフル探偵学校生徒らとともに南条京太郎(杉浦直樹)が涼子の行方を捜すが足取りはまったくつかめない。
裁判の証拠写真を巡る謎が絡み合い、真相はドラマのクライマックスまで闇の中。
スリルとサスペンス、ミステリー三拍子揃った小山内美江子脚本の面白さが堪能できる傑作。
尚、南条京太郎役の杉浦直樹氏は、キイハンター初期に「風間洋介」役で登場するという案があった。もし風間洋介役だったらどんな風間洋介を演じただろうかという思いを浮かべながらでも楽しめる。
アイフル大作戦 第15話 夏の夜の大はずれガールハント 放送当時の資料
※15話番組紹介記事より
※「出番です」のコラム。ドデカこと追出大五郎刑事を好演する藤木悠氏をクローズアップ。ドデカのコトを「職業意識に徹し、自分が国家権力を背負っていると思っているニヒルな追出刑事こと藤木悠」と役柄が紹介されている。
「ボクはどうやっても二枚目はむりですね。」と元気なく「最近、年のとりすぎ、体重も太目、アクションは仲々しんどいですわ」と、今度は息をきらす。だが、素顔は折り目正しく、愉快な二枚目の主役。
※1973年7月21日(土)当時の土曜夜9時台番組表。TVガイド誌は関西版で、当時TBS系ドラマは「朝日テレビ」で放送されていた。この週の週刊TVガイドにも1970年当時に掲載されていた「視聴率ランキング」や読者投票による「番組人気ランキング」のコーナーは無し。
たまたまかもしれないが、最近入手した10話「危機一発!アイフル大混戦」、14話「真夏に死人はスキーする」放送週にもランキングコーナーはなかった。
しかし、当時の「アイフル大作戦」の人気の高さが感じられる読者投稿が今回紹介する週刊TVガイド誌(1973年7月27日号)に掲載されていた。というのも、中学1年生だった自分のクラスでは女子生徒に「アイフル大作戦」は人気でよく話題になっていた。
主人公・岸涼子を演じる小川真由美氏のファッションやアクション。これらが彼女たちの関心を惹きつけていたのである。
13話「逃亡と追跡!赤い唇100万$」の感想記事を読んでいると当時の空気が蘇ってくるようだ。高校時代(76年頃~)のように毎週この手の雑誌を買っていたわけではないので入手できるチャンスがあったのもご縁。時間旅行費用と考えれば安い経費ともいえる。