あらすじ

キイハンター 第6話 影のメロディー

キイハンター 第6話 影のメロディー

キイハンター 6話は、中東の秘宝すり替え作戦!日本とムンガ共和国の友好協定締結阻止を狙う国際的な陰謀事件を黒木鉄也(丹波哲郎)たちが秘密裏に打ち砕くサスペンス

第6話 影のメロディー
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 ターナーの奇蹟(※シナリオ#6)
放送 68.5.11
脚本 小川英
撮影 西川庄衛
監督 島津昇一
役名(台本) 村岡特別室長(※準備稿のみ登場)
シモーヌ(※古美術の研究家/父:フランス人 母:日本人)
ハンス・シュワルト(※別名:禿鷹ハンス/ユダヤ人/六か国語に精通したスパイ)
張 白明(※日本に住みついている謎の中国商人)
キリー(※プエルトリコ人/ハンスの配下)
尾崎(※龍古堂の店主)
野毛敏男(※25才/文化博物館警備員)
店員A(※サイケデリックミュージックホール)
店員B(※サイケデリックミュージックホール)
ムンガ王宮美術長官(※アラブ民族衣装の男)
マネージャー
ボーイ(※決定稿で追加)
出演 黒木 啓子 ユミ 風間
主演 黒木鉄也
ゲスト 上田忠好
田武謙三
三島耕
フランツ・グルーバー(フランツ・グルーベル)
チャーリー・ギルモア
カール・ヘンリー
水原仗二
山浦栄
岡野耕作
都健二
楠侑子
某国 ムンガ共和国
備考 スペイン語⇒日本語字幕スーパー
類似作品 バーディー大作戦 26話「燃えよ!ドラゴン日本上陸」

キイハンター 第6話 影のメロディー あらすじ(ストーリー)

黒木鉄也はゴーゴークラブで津川啓子、風間洋介、谷口ユミに国際警察からの情報を伝えていた。店内にいる蝶ネクタイの男・張白明(チャン・パイミン)。彼は三年前から日本に住みついているが経歴、生活資金など一切不明。最近アメリカのある男から頻繁に手紙が郵送され、その手紙に残された指紋が国際警察の目に留まった。

津川啓子の情報では、指紋の主は六か国語に精通したプロスパイ「禿鷹ハンス」と異名を取るユダヤ人・ハンス・シュワルツ。黒木はハンスが国際紛争を種に巨額の金をせしめるプロの犯罪者だと告げる。彼はユダヤ人でありながらナチに魂を売った男。戦後はアメリカ政府から追及されスパイとして暗躍する経歴があった。

そのハンスがフランスから秘書のプエルトリコ人・キリーとともに近々来日するらしい。黒木らは羽田空港で彼をマーク。都内の高級ホテルに身を潜めたところを確認した。

その頃都内では中東某国・ムンガ共和国の秘宝展が開催されていた。秘宝に詳しい古美術愛好家・シモーヌは何者かに命を狙われたが黒木に救われる。

事件は古美術マニアによる犯罪かと思われたが、日本と中東の間で新たに結ばれる友好協定があることが判明。その友好協定締結を脅かそうとする何者かの陰謀が介在していることを黒木は突き止める。その陰謀にハンスが絡んでいるらしい。

シモーヌは秘宝が贋物と摩り替えられたと告げる。

キイハンター 第6話 影のメロディー 解説・見どころ

キイハンター 第6話 影のメロディー
  • 60年代末期のサイケデリックなゴーゴークラブ
  • 友好協定阻止を企むプロスパイと黒木たちの死闘
  • 中東の秘宝をめぐるスリリングな攻防戦

準備稿「ターナーの奇蹟」では冒頭のゴーゴークラブで黒木鉄也と村岡特別室長が密会。指令を伝達するシーンが描かれていた。本編では村岡のセリフを黒木が、黒木のセリフを風間洋介、津川啓子、谷口ユミが受けるという内容に変更されている。おそらく仲谷昇氏のスケジュールの都合で欠場となったのではと推測。

今回は秘宝<ターナの奇跡>をめぐって、黒木が中心となって事件を追うキイハンターの活躍を描く。島ちゃんこと島竜彦は欠場。秘宝、すり替え、友好関係への陰謀・・となると、後のバーディー大作戦 26話「燃えよ!ドラゴン日本上陸」を彷彿とさせるシーンも。

黒木ボスらがゴーゴークラブへ潜入するシーンでは当時の若者文化も懐古できる。ユミちゃんも実にキュートな潜入捜査で画面に花を添えている。黒木ボスは第1話から見る限りでは、悪と闘うプロというキャラクターを前面に押し出して渋くキメている。この渋さも初期の見所かと思う。

キイハンター 第6話 放送当時の資料

キイハンター 6話 影のメロディー
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