キイハンター 109話は、ウェスタンアクション編!千葉真一×下沢宏之(真田広之)共演!来日した平和主義者を暗殺した金色の銃が8年間火を吹かなかった謎
第109話 俺は西部の殺し屋キッド (共同調査:NWP夏目プロダクツ) |
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 70.05.02 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 東光一 | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 黒木 | 啓子 | - | 島 | ユミ | 風間 | - | - | - | - |
主演 | 風間洋介 | |||||||||
ゲスト |
室田日出男 下沢宏之(下沢広之、真田広之) 富田仲次郎 高宮敬二 小林千枝 木川哲也(特別機動捜査隊/佐野刑事) 高月忠 清水照夫 佐藤好将 |
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某国 | - | |||||||||
タイアップ | ホテルマウント富士、忠ちゃん牧場 | |||||||||
ロケ地 | 山梨(ホテルマウント富士)・静岡(忠ちゃん牧場) | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
番組設定 | キイハンターとは | |||||||||
備考 | 劇伴:「荒野の渡世人(1968年)」「新網走番外地(1968年)」より一部流用(作曲:八木光生) |
キイハンター 第109話 俺は西部の殺し屋キッド あらすじ(ストーリー)
来日した平和主義者が14名、次々と暗殺される事件の犯人はまだ逮捕されていなかった。犯行に使われた銃は金色の銃というだけで、犯行の手掛かりは何一つ残されていない。その拳銃が突然火を吹き4人が殺された。
黒木鉄也は一連の犯行に使われた銃の事件ファイルを調査して奇妙なことに気づく。1962年から8年間その銃が火を吹くことは無く、8年後になって再び火を吹いたことだった。
一方、風間洋介は少年雑誌に載っていた絵が、犯行に使われた金色の銃に酷似していることに気づく。絵を描いたのは工藤明という少年。風間は明がなにかの拍子に拳銃を見てしまったのではないかと考え山中湖近くの牧場へ少年を訪ねる。しかし牧場主の父親・工藤はなぜか風間を追い返そうとする。
そこで風間は工藤に自分も同業の殺し屋だと吹聴し揺さぶりをかけるが敵意をむき出しにした工藤は風間を殴りつける。それを見た明は殴り掛かった風間から父親を守った。
キイハンター 第109話 俺は西部の殺し屋キッド 解説・見どころ
- 澄み切った富士山麓ロケ
- 乗馬アクション&ガンアクション
- 千葉真一・真田広之(子役)の共演
- 殺し屋が8年間殺しをしなかった理由
富士山麓ロケ。牧場を舞台に千葉真一氏の爽快なアクションが軽快なBGMに乗って炸裂するキイハンター初のウェスタンアクション編。
牧場で知り合った明少年役に子役時代の真田広之氏が好演。8年ぶりに火を吹いた銃の真相を追う風間と少年、その父親との人間的なふれあいが見どころ。
非情な暗黒街に生きる男の生き様を室田日出男氏が好演。殺し屋として親としての揺れ動く心理と、追う側である風間洋介との対立、心の交流、少年への願いなど様々な人間心理が交錯する骨太な人間ドラマ。辛口のハードボイルド・タッチが堪能できる作品。
劇中の風間のナレーションで進行する構成も無駄がなく、キイハンター 第1話で使用されたBGMもハードボイルドな展開を盛り上げて行く。キイハンター全盛期のノリに乗った千葉真一アクションが楽しめる。
今回のお休みは、FBIこと吹雪さん(サブタイトル別出演ランキングはこちら)
キイハンター 第109話 俺は西部の殺し屋キッド 放送当時の記事
週刊TVガイド誌・「キイハンター」での千葉真一
五月二日放送の「キイハンター・俺は西部の殺し屋キッド」のロケが静岡県 御殿場にある”忠ちゃん牧場”で行われた。テンガロン・ハットをかぶったウェスタン・スタイルの千葉真一の独断場である。銃を持ったり馬に乗ったりあわただしいシーンがあいつぐ。ロケに慣れない馬が暴走してしまうアクシデントがあって全員肝を冷やした。少々無理な撮影でも根をあげない千葉真一も強風に雨という天候に”サムイ サムイ”を連発。さすがの彼もからだをブルブルふるわせていた。