キイハンター 195話は、初代・引田天功氏による「魔術トリック」!クリスマスの夜のメルヘンユミちゃん(大川栄子)大奮戦!富士山麓を舞台にしたツタンカーメン王家に伝わる秘宝争奪と考古学者の娘失踪の謎
第195話 ミイラの殺人忘年会 (共同調査:NWP夏目プロダクツ) |
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仮題 | -(※台本#-) | 放送 | 71.12.25 | |||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾)、佐藤肇(佐藤肇・回顧録) | |||||||||
撮影 | 瀬尾脩 | |||||||||
監督 | 佐藤肇 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | - | 啓子 | 吹雪 | - | ユミ | - | - | - | 壇 | - |
主演 | 谷口ユミ | |||||||||
ゲスト |
竹内亨 小倉一郎(タクシードライバーの推理日誌/木下係長) 菅野直行 アーリン・ゾーナー プラバー・シェス 三重街恒二 瀬下圭 岡野耕作 岩本良子 野口友紀子 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 比良元高 西本雄司 |
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魔術指導 | 引田天功 | |||||||||
類似構成 | キイハンター 171話「おばけ怪獣大戦争」 | |||||||||
備考 |
特報「1972紅の翼大空を行く」 |
キイハンター 第195話 ミイラの殺人忘年会 あらすじ(ストーリー)
エジプトのカイロ近郊でツタンカーメン王家に伝わる黄金のカブト虫が発掘された。発掘に携わった考古学者・藤波が持ち帰ったこのカブト虫が富士山麓の遊園地に展示されることになった。
この展示物をガードすることになった国際警察特別室の壇俊介はキイハンターに任務を委ね、谷口ユミに全てを託すことに。
ユミは壇を伴って現場へ直行するが、紅林、小暮という若者が経営する探偵事務所も動き出しユミらに挑戦しようと企てた。そこで、ユミらはエジプト秘宝の展示会場でミイラも展示されていることに気づく。
ひょんなことからユミらはミイラが動き出す現場を目撃!そして藤波博士の娘・リサが消息を絶つという事件に発展する。
キイハンター 第195話 ミイラの殺人忘年会 解説・見どころ
- ユミちゃんの孤軍奮闘大活劇
- 富士急ハイランドを借り切っての大ロケーション
- 初代・引田天功氏による「魔術トリック」
1971年最後の作品は、クリスマス当日に贈るメルヘン・ムード満点のスリラー・ミステリー編。引田天功氏協力による魔術トリックも贅沢で見所でもある。年末らしくお笑いを取り入れた作品だが、行過ぎた遺跡発掘に警鐘を鳴らすような皮肉もちょっぴり。ラストの考古学者のセリフが印象的。キイハンター 171話「お化け怪獣大戦争」を思わせるような幻想的なタッチでドラマは進行する。
この作品には若者が経営する探偵局が登場するが、翌年のキイハンター探偵局・滝裕二登場の設定をテストするような雰囲気が感じられた。
Gメン75でも帰って来た女刑事シリーズや295話「午前6時の通り魔」、297話「ラッシュアワーに動く指」で複数の女性Gメン誕生がテストされたと思われる企画があり、再放送で改めて見直してみた時、同じ意図を感じずにはいられなかった。
本放送当時、この作品が放映された前日は7年続いた『ザ・ガードマン』が終了。TV映画史を築いた一つの時代の転換期でもあった。
そして次回キイハンターは元旦放送でセスナを駆使したスカイアクション編。もちろん予告編は<特報>。(この作品は後のGメン75 78スカイアクションシリーズ 172話「大空のギャング」173話「大空からの脱出」と同一プロット)
「東京警備指令ザ・ガードマン」なきあと、アクションドラマの流れを共に作り上げていった『キイハンター』の意気込みが感じられる新春特番でもあった。
キイハンター 第195話 ミイラの殺人忘年会 新聞記事
キイハンターリアルタイム放送当時の記事。