あらすじ

キイハンター 第39話 消された顔の逃亡者

キイハンター 39話

キイハンター 39話は、サンパウロからの国外逃亡者!無実を立証できるブラジル人は記憶喪失。島(谷隼人)とユミ(大川栄子)は謎と恐怖が交錯する事件を追う

第39話 消された顔の逃亡者
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 消された顔の逃亡者(台本#39)
シリーズ名
放送 68.12.28
脚本 山浦弘靖
撮影 佐々木祐二
監督 小西通雄
役名(台本) 村山文彦(30)
涼子(27)
男A
男B
太郎
アマディオ・サントス
その他
出演 黒木 啓子 ユミ 風間
主演 島竜彦、谷口ユミ
ゲスト 田口計
田島和子
仲原弘二(中原弘二?)
団巌
中庸介
フランツ・ブルーバー
ホセ・トーヤ
菅原壮男
某国
タイアップ
ロケ地 横浜
備考

キイハンター 第39話 消された顔の逃亡者 あらすじ(ストーリー)

若者たちで賑わっているゴーゴークラブへ負傷した男・村山文彦が転がり込んできた。三人の外国人の殺し屋に狙われていた村山を、ゴーゴークラブで楽しんでいた島竜彦と谷口ユミが救出した。

村山は、メモを聖パヴロ病院の女医・涼子に渡してほしいと二人に依頼する。村山は、サンパウロで事件に巻き込まれ、殺人の罪を着せられ日本に逃亡してきたという。無実を証明できるのは、アマディオ・サントスという男のみ。しかし彼は記憶を失っていた。その治療に当たっていたのが、涼子だった。

彼女は以前、村山と恋愛関係にあったが、彼に捨てられた過去があった。島とユミは、彼の無実を証明する手助けをしたいと考え黒木鉄也に相談する。黒木はブラジルの国際警察にサントスの身元調査を依頼。黒木も風間洋介らと独自に捜査を開始した。ブラジルからの情報を得た津川啓子は、村山のいう殺人事件そのものが存在しないことを不審に思う。

一方、島とユミは証人・サントスと村山を引き合わせることにしたが、記憶を取り戻したサントスは、村山を見るや否や、恐怖の叫び声を上げる。

キイハンター 第39話 消された顔の逃亡者 解説・見どころ

キイハンター 39話
  • 記憶喪失のブラジル人が知る真実と愛憎劇
  • シュールな60年代末期のゴーゴークラブで遊ぶ若手キイハンター
  • 島&ユミちゃん・猛犬の部屋からの脱出劇
  • 1968年最後の大サービス!黒木ボス以下全員の見せ場あり
  • 風間くん、啓子さんが乗るスポーツカーは当時新車のマツダ・コスモスポーツ

今回は結末に二つのどんでん返しが用意されたサスペンス作品。島&ユミ・コンビの活躍編。モノクロという画像を生かした光と闇の怪しげな映像美。その中で踊るように描かれる人物の描写が実にスリリング。謎と恐怖が交錯しながらドラマは進んで行く。初期キイハンターらしく丁寧に作られた傑作。

無実の罪で追われ日本にやって来た男は、本当に無実なのか?そしてその男に捨てられたはずの女が男の逃亡に手を貸した理由は・・・。

この頃の「キイハンター」は「ザ・ガードマン」と視聴率的に肩を並べ、両番組とも追いつけ追い越せといった状態だったそうだ。TBSの看板番組としての地位を徐々に確立していく時代でもあった。

キイハンター 放送当時の記事

キイハンター 第39話 消された顔の逃亡者
出典:報知新聞
キイハンター 第39話 消された顔の逃亡者
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