Gメン75 137話は、岡村節子巡査(結城なほ子)最終編!警視庁引越しで押収ヘロイン盗難?!囚人・中屋刑事(伊吹剛)の陸・空を股にかけた78新春御用始め脱獄大作戦
第137話 ’78新春大脱獄 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮題 | ’78新春御用始め-大脱獄(シナリオ#137) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 78.01.07 | |||||||||
脚本 | 西島大・高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
役名(台本) |
船田栄次 船田ハルミ 魚住部長刑事 田原 三谷 看守A 看守B 警官A 警官B 警官C 警官D 警官E 警官F 警官G 警官H 刑事A 犯場の責任者 岡村節子巡査(結城なほ子) |
|||||||||
出演 | 黒木 | 立花 | 草野 | 中屋 | 山田 | 涼子 | 小田切 | 岡村節子巡査 | - | - |
主演 | 中屋刑事・小田切警視 | |||||||||
ゲスト |
西田健(アイフル大作戦/丘大介) 内藤杏子 田口計 中田博久 市川好朗(市川好郎) 佐川二郎 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 横山繁 亀山達也 畑中猛重 遠藤重夫 今村均 森本薫 藤原益二 山浦栄 大泉公孝 比良元高 高野隆志 伊達弘 久地明 村添豊徳 —– 結城なほ子(東島祐子)<岡村節子巡査> |
|||||||||
タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:- (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):- |
|||||||||
備考 |
使用機材:ヘリコプター 劇伴:アイフル大作戦 1話などで使われた曲が復活(Gメン75 126話などでも使用) |
Gメン75 第137話 ’78新春大脱獄 あらすじ(ストーリー)
桜田組組員・中屋達雄として刑務所に潜入したGメンの中屋刑事は、ある容疑者に近づき事件の真相解明を託されていた。
警視庁は小田切警視の指揮の下、ヘロイン密売組織を摘発したが、押収した大量のヘロインが警視庁庁舎移転のどさくさに盗まれてしまった。警視庁の威信にかかわる事件だけに捜査はGメンに託され、極秘捜査が開始された。
捜査線上に浮かんだ容疑者は中屋が接近した船田栄次。黒木警視らの指揮の下、中屋は船田を脱獄させヘロインの在処を探ろうとした矢先、何と本物の仲間が刑務所に潜入してきた!
Gメン75 第137話 ’78新春大脱獄 解説・見どころ
- 警視庁から選び抜かれた奴ら、それがGメンだ!-魚住部長刑事-
- 仮庁舎へ引越しの最中、押収した20億円のヘロインが盗まれた?!
- 身分を隠して脱獄作戦を決行する中屋刑事
- あのシーンに「Gメン75のテーマ」が流れる
- 建物解体後の警視庁旧庁舎空撮
- サヨナラ岡村節子巡査
Gメン75の新春作品は毎年ややコミカルなシーンやセリフが散りばめられている。
85話「77元旦デカ部屋ぶっ飛ぶ!」では山田刑事のシーンにドデカ(アイフル大作戦・バーディー大作戦の追出大五郎刑事)風味な笑いがあったが、今回も刑務所に潜入した中屋刑事と船田が脱獄し、船田の妹と合流するあたりからやりとりが面白くなる。
筋書きはシリアスである。警視庁庁舎改築に伴うゴタゴタの中で、保管してあったヘロインが何者かに盗まれるという緊迫したストーリー。
冒頭の刑務所内潜入捜査には往年の「キイハンター」の名残が感じられるし、ヘリコプターを活用したクライマックスのアクションシーンや小田切警視が絡む爆破シーン、解体後の警視庁旧庁舎跡地の空撮は、圧巻。
1978年新春を飾る特番と言っても言い過ぎではない作品だ。
「警視庁から選ばれた奴ら。それがGメンだ。」
黒幕のこのセリフは特に心に残っている。短いセリフではあるが、Gメン組織を解説するセリフはドラマの中ではそれほど多くないだけにセリフも音楽もやけにシビレさせてくれるシーンになっている。
そして何より残念なのは岡村節子巡査の降板。第一話「エアポート捜査線」から小田切警視室の秘書を務めた「岡村節子巡査(結城なほ子=東島祐子)」は今回で最後の出演となる。
Gメン75 中屋刑事のフルネーム・137話は「中屋達雄」
中屋刑事フルネーム | ||
---|---|---|
128話 | 六万五千円の警察手帳 | 中屋武(料亭の請求書) |
137話 | ’78新春大脱獄 | 中屋達雄(TVニュースの画面) |
209話 | 女が見ていた焼殺事件 | 中屋武(逮捕状) |
217話 | 3時間30分銀行支店長夫妻の秘密 | 中屋武(TVニュースの画面) |
137話の中屋刑事フルネームは「中屋達雄(ナカヤタツオ)」。
今回は潜入捜査であることから意図的に偽名を使って(?)マスコミに流した可能性もある。一年半後の1979年(217話 3時間30分銀行支店長夫妻の秘密)では「中屋武(ナカヤタケシ)」に戻っている。
中屋刑事は立花警部補に次いで比較的よくフルネームが出てくるが、出身地、経過年齢とともによく管理されており名前も「中屋武」でほぼ安定している。
Gメン75 137話 当時の資料
※警視庁旧庁舎解体に伴う引越しで小田切警視が保管していた証拠品「20億円相当のヘロイン」が盗まれていることが発覚する!
※ヘロイン盗難事件の前に警官の制服が一式盗まれていたことが発覚する!中屋刑事は刑務所に潜入し容疑者の男に接近する。
※今回の関東地区視聴率・Gメン75 28.5%
東映実写映画版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」にGメン75が登場!
1978年新春映画として公開された東映実写版「こちら亀有公園前派出所」(脚本:鴨井達比古 撮影:中島芳男 監督:山口和彦 1977年12月24日公開)。
何らかの諸事情で公開後、再上映や地上波放送、CS放送、ディスク化もされていない幻の作品である。(1981年頃、東映芸能ビデオからVHSが4万9000円で発売された。)
この実写版「こち亀」の詳細がわかる冊子が「こちら葛飾区亀有公園前派出所(せんだみつを主演・東映実写映画版)徹底研究」(さんぽプロ/このシート・著 2018年12月発行)である。
この冊子に78年当時のGメン75・オールキャスト(丹波哲郎、若林豪、倉田保昭、伊吹剛、藤木悠、森マリア/夏木陽介)が出演した様子が詳細に記録されている。
当時、この映画を見ておけばよかったと後悔しているが、この冊子を入手できればどんなシーンだったか、どんなセリフがあったかがわかる。草野刑事(倉田保昭)、中屋刑事(伊吹剛)らの華麗なアクションシーンもあったそうだ。
後のGメン・レギュラーも共演している。(夏木マリ、谷村昌彦)
こちら葛飾区亀有公園前派出所(せんだみつを主演・東映実写映画版)徹底研究
-目次-
劇場用ポスター
作品解説
スタッフ・キャスト
キャラクター検証・・・Gメン75の記載あり
ストーリー検証・・・Gメン75のシーン詳細
関連記事再録・・・・・・Gメン75の記載あり
ビデオソフト化・CS放送について
35mmプリントを入手
シングルレコード「亀有公園前派出所異常なし!」
【番外編】「バンビーノ レースンチェイス」CMについて
【番外編】鏡の謎
「こち亀徹底研究」は同人研究誌であるため、「ヤフオク」や「日本の古本屋」などで幅広く探してみると入手できるチャンスに恵まれるかもしれない。(事例)