キイハンター 182話は、中東動乱に隠された悲劇!国連本部国際会議に絡む日本の外交官と某国大使夫人とのミステリアスな過去!国際警察特別室員・小田切慎二(中丸忠雄)の治外法権で守られた外国大使館内でのスリリングな潜入捜査
第182話 秘密指令あの墓を射て! (共同調査:NWP夏目プロダクツ) |
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仮題 | -(※台本#-) | 放送 | 71.9.25 | |||||||
脚本 | 池田悦子 | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 小西通雄 | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | - | 啓子 | 吹雪 | 島 | ユミ | 風間 | - | 小田切 | - | - |
主演 | 小田切慎二 | |||||||||
ゲスト |
岡田真澄 清水まゆみ 渡辺文雄(非情のライセンス/橘警部) 天本英世 真木亜沙子 比良元高 清水照夫 遠藤薫 竹村清子 <アナウンサー>池田孝一郎-TBS- |
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某国 | アルメリア共和国 | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
ロケ地 | 芦ノ湖 | |||||||||
備考 | 英語⇒字幕スーパー |
キイハンター 第182話 秘密指令あの墓を射て! あらすじ(ストーリー)
全世界が注目するニューヨーク国連本部・国際平和会議の席上で、5人の理事が決定した。その理事の内、一人を殺すという暗殺予告が国際警察を通じ吹雪一郎の手元に届いた。選挙から3ヶ月以内に当選者の一人が死ねば、次点の候補者が繰上げ当選となる。誰かがその椅子を狙っているらしい。
国際警察特別室の小田切慎二は、疑惑の某国・アルメニア共和国大使館にダンス教師として潜入を計画。大使夫人・マヤが募集したダンス教師としての潜入である。大使のサムソンは、なぜか小田切を忌み嫌う。
マヤは、小田切が警察関係者であることを知ると、夫を暗殺者にさせないため捜査協力を申し出る。小田切は暗殺指令の証拠を取り大使館外で待機していた島竜彦に託す。
国際警察本部は暗殺を未然に防ぐため行動を開始。ところが小田切は、アルメリア大使館地下室からマヤとは似ても似つかぬ大使夫人の死体を発見する。その現場をサムソンに抑えられた小田切は窮地に陥る。
キイハンター 第182話 秘密指令あの墓を射て! 解説・見どころ
- 小田切慎二・大使館内での極秘潜入捜査
- 大使夫人と小田切の極秘会話
- 大使館内の謎めいた人物の動き
国連本部国際会議に絡む日本の外交官と、某国大使夫人とのミステリアスな過去。中東動乱の最中、熱砂の砂漠で起きた誘拐事件。ミステリータッチのドラマ展開もさることながら、不幸な境遇に置かれた人間と人間の心のぶつかり合いが見所。
人間ドラマとしての出来はGメン75の原点を思わせるものがあり、ハードボイルド・タッチの傑作である。小田切の大使館内での行動ひとつひとつもスリル満点の映像で迫ってくる。
カーテン越しに隠れた小田切を知ってか知らずか、銃口を向けるサムソン大使のシーンはリアルタイムで見た当時も今も、手に汗握る強烈なシーンだ。奥の深い人間ドラマだと感じたのは、本放送後10数年を経て成人した後。九州の地上波で再放送されたものを見てからだった。
「キイハンター」は10代後半から20代の若者にターゲットを絞ったドラマだったそうだが、作品によっては大人の観賞にも充分耐え得るテーマのものが多かった。