キイハンター 92話は、宮内洋出演第一作!吹雪の裏磐梯大雪原に展開する空と雪上の大アクション!「国際警察特別室・壇俊介捜査官登場」
第92話 今年もよろしく世界殺人協会 (共同調査:NWP夏目プロダクツ) |
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仮題 | 年賀状の発信は世界殺人協会(シナリオ#92) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 70.01.03 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 竹本弘一 | |||||||||
役名(台本) |
藤倉亜紀 乾 日高 仲上 曾根 藤倉 外人A 外人B 男 配下たち |
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出演 | 黒木 | 啓子 | 吹雪 | 島 | ユミ | 風間 | - | - | 壇俊介 | - |
主演 | 風間洋介・吹雪一郎・壇俊介 | |||||||||
ゲスト |
田島和子 近藤宏 上野山功一 ミスター珍 永井秀明 永井譲滋 沢田浩二 西本良治郎(現・株式会社ジャパンアクションエンタープライズ代表取締役副社長) 佐藤吉蔵 高野巡情、木川哲也(特別機動捜査隊/佐野刑事) 今井宇一 岡田克夫 |
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某国 | - | |||||||||
タイアップ | 裏磐梯高原ホテル | |||||||||
ロケ地 | 福島(裏磐梯) | |||||||||
類似シーン | - | |||||||||
備考 | - |
キイハンター 第92話 今年もよろしく世界殺人協会 あらすじ(ストーリー)
国際警察は新型地雷の入札情報をキャッチし、キイハンターの黒木鉄也らに捜査を依頼してきた。
入札場所は裏磐梯のとある高原ホテル。入札に加わる国際テロ組織の一員になりすまし新型地雷を押収するのが今回の任務だ。
黒木の指令を受けた吹雪一郎は、一員として死の商人に接近することになった。ホテルではメイドに化けた谷口ユミ、支配人に化けた津川啓子、そして風間洋介が既に待機していた。
入札に集まったのは外国人を含む4人。その中には謎の女・亜紀がいた。啓子らが裏工作をしたにもかかわらず落札者は亜紀。風間と吹雪は亜紀に小型発信機を持たせ尾行を開始する。
亜紀が向かった場所は鉱山の精錬所跡で、そこには第二次世界大戦(大東亜戦争)中、日本軍で地雷を作っていた藤倉博士がいた。亜紀は藤倉の娘だったのだ。国際テロ組織の一味・仲上らは、藤倉博士を利用しようとしていた。
真相を知った風間が組織に射殺されようとした時、組織の一味が放った弾丸で風間は命を救われた。その男こそ国際警察本部が送り込んだ潜入捜査官・壇俊介だった!
キイハンター 第92話 今年もよろしく世界殺人協会 解説・見どころ
- 国際警察特別室・壇俊介(宮内洋デビュー)登場!
- 大雪原を舞台にした陸と空の攻防戦!
- 黒木鉄也以下キイハンター全員出演!
キイハンターの風間洋介、吹雪一郎を助けて裏磐梯を舞台に壮絶なるアクションを展開する。後のアクションスター・宮内洋氏のデビュー作でもある。この時の加入が9年後の『Gメン75』・島谷刑事を生み出すことになる。
ヘリコプターやスノーモービルを駆使した雪上アクションが見物!
シナリオと本編での最も大きな変更点は、シナリオ上ではヘリコプターに乗り込むのは風間、吹雪、壇の三人だったが、本編では風間、吹雪のみ。また、シナリオでは風間が縄梯子でまず地上に降下。そして壇も縄梯子で降下するシーンが予定されていたが、本編では風間のみ。
壇は地上でスノーモービルを駆使したアクションに特化していることに注目!
空中の風間、地上の壇、と区分けすることで両者の魅力を最大限に生かそうとした工夫が感じられる。
キイハンター 国際警察特別室・捜査官 壇俊介登場!
今回より国際警察特別室所属の若手捜査官役で宮内洋氏がセミレギュラー入りする。役名は『キイハンター』の原点でもある『スパイキャッチャーJ3』(NET<現:テレビ朝日>木曜夜7:00~7:30 放送:1965.10.7~66.3.31)で川津祐介氏が好演した【壇俊介】。
壇 俊介の役名ができた由来は、『暗殺教程』「桃源社版あとがき(P.528-)」(光文社文庫)<都筑道夫著>に記されてある。
キイハンター 92話「今年もよろしく世界殺人協会」準備稿段階では「壇俊介」役は未定。
このことは「ヒーロー神髄」(著作:宮内洋/風塵社刊)P.49-76で宮内洋氏自身も語られており、まさか自分が壇俊介役とは思わなかったそうだ。この回は宮内洋氏をレギュラー入りさせるテストパターンだったと記されてある。
放送終了後、局や東映には電話や問い合わせが多くかなり反響があったことで4月以降のレギュラー入りがほぼ決まったそうだ。
当時の見たこともない写真や詳しいいきさつなどはぜひ「ヒーロー神髄」を手に取って直に味わっていただきたいと思う。
今回のお休みは、なし(サブタイトル別出演ランキングはこちら)