Gメン75 331話は、古田部長刑事(谷村昌彦)・風間刑事(藤川清彦)加入編!警視庁副総監暗殺の白バイ軍団がGメン・黒木警視正(丹波哲郎)、警視庁幹部・結城警視正(中丸忠雄)もターゲットとして付け狙う謎
第331話 新GメンVSニセ白バイ軍団 | ||||||||||
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仮題 | 新GメンVSニセ白バイ軍団(シナリオ#331) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 81.10.10 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 小松範任 | |||||||||
役名(台本) |
前島副総監 柿崎 寺町 中西 まゆみ 捜査一課長 捜査主任 捜査員A 捜査員B 捜査員C 白バイ警官・山岸 白バイ警官・小倉 白バイ警官・三好 運転の警官A 運転の警官B 駐在所の巡査 前島副総監の妻 前島副総監の娘 医師 — 結城警視正(中丸忠雄) |
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出演 | 黒木警視正 | 立花警部 | 草鹿刑事 | - | - | 賀川陽子刑事 | 津村冴子警部補 | 結城警視正 | 古田部長刑事 | 風間刑事 |
主演 | 黒木警視正・立花警部以下全員/結城警視正/古田部長刑事・風間刑事 | |||||||||
ゲスト |
中丸忠雄<結城警視正>(キイハンター/小田切慎二) 浜田晃 高品正広(高品剛) 達純一 大塚國夫 早川雄三(早川雄二・「特別機動捜査隊」松木部長刑事役) 江角英(江角英明/Gメン75 黒谷署・大町刑事課長) 小沢寿美江(小沢咲子・小沢さき子・小沢紗季子・小沢左生子) 水野あや 山田光一(山田甲一) 武田博志(当時の「若林プロモーション」関係者) 山浦栄 五野上力(斎藤力、斉藤力、五之上力、五ノ上力) 石井浩 中村浩二 岩井文男 山口正一郎 杉山孝志(杉山孝) 前平広美 高野隆志 |
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タイアップ | - | |||||||||
類似プロット | - | |||||||||
撮影日 | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
収録 |
(1)FOREVER:〇 (2)BEST SELECT:- (3)BEST SELECT(女Gメン編):- (4)DVD-COLLECTION I:- (5)DVD-COLLECTION II:- (6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):〇 |
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備考 | アイキャッチテーマ変更、オープニングなし |
Gメン75 第331話 新GメンVSニセ白バイ軍団 あらすじ(ストーリー)
マリコ・寺岡刑事がシンガポールに帰国し、田口刑事がFBIに派遣されたその日、警視庁に激震が走った。
前島警視庁副総監が出勤途中、謎の白バイ警官三人組に誘導されたあと射殺された。事件を知った黒木警視正らGメンは警視庁とともに緊急捜査に乗り出す。
現場から押収された凶器の拳銃の弾丸は現職警察官の所持するニューナンブ回転式拳銃のものだった。
警視庁幹部の結城警視正は黒木に協力し、三ヶ月前の白バイ警官襲撃事件を割り出す。犯行に使われた拳銃はその襲撃事件で奪われた拳銃であることがわかった。
城西署捜査一係の古田部長刑事、部下の風間刑事も捜査に当たったが事件は未解決。殺された警官は風間刑事の同期生でもあった。
立花警部、草鹿刑事らは銃声を聞いたという知らせがあった現場に出向いたところ、前島副総監、結城警視正、そして黒木警視正を標的とした看板を発見する。ホシは次は結城警視正か黒木を狙うものと睨み、津村冴子警部補は結城警視正の護衛にあたった。
しかし、冴子の警護を以ってしても阻止することはできず結城は狙撃され重体となる。黒木は次は自分を狙うと判断し、謎の白バイ警官部隊あぶり出しのため警察無線を使って捨て身の行動に出る!
Gメン75 第331話 新GメンVSニセ白バイ軍団 解説・見どころ
- 城西暑捜査一係・古田部長刑事、風間刑事加入編
- 黒木警視正、結城警視正も暗殺のターゲット
- 白バイと初代ソアラなどとのカーアクション
- 黒木警視正、結城警視正も暗殺のターゲット
古田刑事(谷村昌彦)と風間刑事(藤川清彦)がGメンの捜査に加わり事件を解決したことが加入のきっかけとなったプロローグ。
黒木警視正(丹波哲郎)のナレーションで加入が語られる。
黒木や草鹿刑事(鹿賀丈史)、賀川陽子刑事(范文雀)らが風間刑事の姿を目の当たりにして自らの新人時代を振り返るセリフもある。
新メンバーの活躍編というよりは、黒木ボスを中心とした全員の活躍編。お馴染みの白バイ疾走&転倒アクションも然ることながら見所はボス自らのカーアクションも。
地下取調室に設置してある射撃訓練場でのボス(丹波哲郎)の射撃シーン。標的のど真ん中に、発射した弾丸全てを寸分の狂いもなくぶちこむ姿などは刑事生活30年の重み、凄みを見せつけてくれる。
捜査の過程の中で浮き彫りにされる職務に熟知した「様々な分野のベテランの姿」、職務に携わって間もなく気負い負けしてしまいがちな「新人の姿」の対比がいい。
さらに、ベテランであっても手に汗することで歩んできた年月を振り返る人間・黒木哲也の姿も描写している。
新人に行動も見せて、失敗も見せ体験させる古田部長刑事(谷村昌彦)。やり遂げた実感を味わわせるかのような立花警部(若林豪)のふるまいにも心が熱くなる。
Gメン流・新人育成マニュアルとも感じ取れる傑作。
それにしてもGメン黒木に協力する結城警視正(中丸忠雄)。Gメン75 13話「バスストップ」をはじめ初期の頃を思うと随分丸くなったなぁ。
また、この時期、山田刑事(藤木悠)を復活させようとする案もあったというまた聞きとともに、どこかの書籍でも読んだことがあるがソースが手元になくなってしまったので詳細は不明。
藤木悠ご夫妻著の「夫婦愛」(アミューズブックス)やDVD-BOXブックレットでは、そんな覚えはないと藤木悠氏ご本人が否定されていた。
新メンバーが城西署からの転属という設定であったことからもしやと思ったが、台本では××署ゆえこちらでも該当する設定は記されてなかった。
Gメン75 新メンバー・古田刑事、風間刑事
Gメン75 第8期 新メンバー | ||
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役名(俳優名) | 所属・その他 | |
古田部長刑事(谷村昌彦) | 城西暑・捜査一係 ※通称:デカチョウ ※歩くことが得意 ※ヘビースモーカー |
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風間刑事(藤川清彦) | 城西暑・捜査一係 ※刑事になったばかり ※古田部長刑事の部下 |
今回の事件を解決した後、古田部長刑事と部下の風間刑事が城西署捜査一係からGメンに転属。
古田は地味だがねばり強さと緻密な捜査が得意なベテラン・デカチョウ。暑内では「デカチョウ」と義理で呼ばれるということも本人が語っているが、Gメン転属後は立花警部からは「古さん」と呼ばれることもあった。
風間は古田の部下で刑事になりたての新人。人一倍の情熱家でもある。初期設定では明かされてないが高校時代はラグビー部で活躍するラガーマンだった。(343話「’82オートバイに乗った暗殺者たち」)
Gメン75 田口刑事、マリコ・寺岡刑事
Gメン75 田口刑事、マリコ・寺岡刑事 | ||
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役名(俳優名) | 転属先・転出先 | |
田口刑事(千葉裕) | FBI(アメリカ連邦捜査局) ※派遣 |
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マリコ・寺岡刑事(セーラ) | シンガポール ※帰国 ※研修生として警視庁へ派遣されていたのでシンガポール警察に戻ったと推測 |
今回は新メンバー加入編のタイトル後に、田口とマリコの転出先が「黒木警視正のナレーション」で告げられるという告知方法だった。ただしシナリオでは記載がないことから、撮影時に現場で急遽加えた可能性が高い。
Gメン75 330話「19歳の金髪美女強盗団」を最後に降板した田口刑事(千葉裕)、マリコ・寺岡刑事(セーラ)の最後の活躍編がなく消息がわからずじまいで、またかと当時ファンの間ではかなり不評だった。
ちなみに転属先、その後を本編では明かされなかったメンバーは、村井刑事(有希俊彦)、小田切警視(夏木陽介)、南雲警視(川津祐介)。
ただし、小田切警視は新設された「特殊部隊」の隊長、南雲警視は降板編で語っていた「捜査一課」が転属先と推測できる。小田切も南雲も「Gメン」と「警視庁」のパイプラインの任務は解かれたようである。
津川螢子警部補(夏木マリ)は、パリのインターポール(国際刑事警察機構)本部から帰国する”帰って来た女刑事シリーズ” 280話「パリから来た車椅子の女刑事」で判明する。
Gメン75 滑走路ってどこ?(オープニング・エンディングのタイトルバックロケ地考察)
Gメン75・オープニング、エンディングを撮影した滑走路は、調査の結果以下のような点が判明している。雑誌等の公式発表のほか、実際に検証された方、当時、撮影現場に行かれた方などの証言に基づいてタイトルバックのロケ地をまとめてみた。
Gメン75・初期~最終メンバーの滑走路、タイトルバック撮影場所
(1)001話~033話/羽田空港脇の道路(書籍名不明)(大田区平和島説・京浜島説、品川区八潮5丁目説)
(2)034話~104話/羽田空港脇の道路(書籍名不明)(大田区平和島説・京浜島説、品川区八潮5丁目説)
(3)105話~204話/千葉(物証:海上自衛隊館山基地)
(4)205話~226話/千葉(証言:海上自衛隊館山基地)
(5)229話~252話/千葉(海上自衛隊館山基地)
(6)254話~266話/千葉(女性自身1980年、1982年・海上自衛隊館山基地)
269話~291話
295話~306話
(7)308話~318話/静岡(航空自衛隊・静浜基地)※(8)の逆(確認:制作デスク1983年3月)
321話~327話
330話
(8)331話~354話/静岡(証言:航空自衛隊・静浜基地)※(7)の逆(確認:制作デスク1983年3月)
355話SP
(9)Gメン82/千葉(週刊明星1982年:海上自衛隊館山基地)
(10)Gメン75スペシャル1・2/静岡(TBS公式2001特設ページ削除・三保飛行場)
Gメン75 第331話 新GメンVSニセ白バイ軍団 当時の記事
※警視庁副総監が暗殺された!ホシは白バイに乗った三人組の警官?!黒木警視正と結城警視正も標的にされる謎
※Gメンの捜査に加わる城西暑・捜査一係の古田部長刑事と風間刑事!