バーディー大作戦 44話は、モノレール大追跡!釈放した外国人(ロルフ・ジェーサー)は12年前イギリスで27億円を強奪した大列車ギャング!パリから国際警察本部捜査官(フランツ・ジョーンズ)が来日する
第44話 殺人パニック捜査官 | ||||||||||
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仮題 | -(シナリオ#-) | |||||||||
シリーズ名 | - | |||||||||
放送 | 75.03.08 | |||||||||
脚本 | 高久進(池田和雄、井口真吾) | |||||||||
撮影 | 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞) | |||||||||
監督 | 鷹森立一 | |||||||||
プロデューサー | 近藤照男、原弘男(TBS) | |||||||||
音楽 | 菊池俊輔=主題歌<愛と死のパスポート>作詞:佐藤純弥 作曲:菊池俊輔 唄:嶋崎由理、コロムビアP-359 | |||||||||
劇伴 |
1)アイフル大作戦 26話「東京-ホノルル ビキニの女王大作戦」 2)86話「パリ警視庁の五百円紙幣(離陸シーン)」へ継承される劇伴 3)202話、203話「Gメン対香港カラテ軍団」などへ継承される劇伴 |
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挿入歌 | - | |||||||||
役名(台本) | - | |||||||||
出演 | 桜田 | 裕二 | ドラゴン | 吾郎 | 三平 | マリ | ミッチー | 追出 | 行内 | - |
主演 | ドラゴン | |||||||||
ゲスト |
風間千代子 川崎あかね 中原早苗 八名信夫 フランツ・ジョーンズ(フランク・ジョーンズ) ロルフ・ジェーサー(ロルフ・ジェッサー) 金井進二 玉村駿太郎 山田甲一(山田光一) 伊藤慶子 松村美枝子 田口和政 |
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タイアップ | - | |||||||||
ロケ地 | - | |||||||||
類似シーン | Gメン75 1話「エアポート捜査線」 | |||||||||
備考 | - |
バーディー大作戦 第44話 殺人パニック捜査官 あらすじ(ストーリー)
スナックで暴れたゴードンを連行した追出と行内両刑事。彼の素性に疑問を抱いた追出は国際警察に身元照会を依頼するが、事件を知った捜査官・マイクがパリから来日した。
しかし、ゴードンはすでに釈放された後だった。ゴードンは1962年、イギリスのグラスゴーで現金輸送列車を襲撃した強盗団の一味で国際手配中の重要人物。
マイクはゴードンの行方を追うと共に、日本で生き別れた妻と娘の行方も追っていた。12年前在日米軍に従軍していたマイクは基地の街で愛子という女性と知り合ったが、ヨーコと名付けた子供の顔を見ることもなく本国へ帰還してしまった。
ドラゴンにとってマイクはヨーロッパで命を救ってくれた恩人でもあったため、伊吹裕二たちとともに米軍基地の街へ行き愛子とヨーコの消息を探ることにした。
二人の消息が判明したが愛子と聴かされた女は自分は千秋だと名乗り愛子は死んだと裕二たちを墓に案内する。ファッションモデルをしている娘のヨーコは何故かマイクに会おうとはしない。桜田局長や裕二の懸命な説得が続くが難航する。
一方、マイクはゴードンを追い詰めついに逮捕した。追出刑事の護衛の下、本国に身柄を送還すべく羽田空港へ向う途中、仲間の強盗団が出現しマイクの手からゴードンを奪還した。
ゴードンたちはモノレールで逃走を計る。マイクも同じモノレールで追跡するが、強盗団の非情な弾丸はマイクの体を貫いた!
バーディー大作戦 第44話 殺人パニック捜査官 解説・ポイント
- 深夜バーで暴れていた外国人を照会したら12年前のイギリス列車ギャング
- 大物とは知らず釈放してしまった追出刑事
- パリから国際警察の担当捜査官が来日する
- 捜査官は米軍に従軍していた時生き別れた妻と娘がいた
- 捜査官はヨーロッパでドラゴンを救った恩人でもあった
ナイスショット44打目は、Gメン75タッチの国際的ハードボイルド・ストーリーが堪能できる作品。
来日した国際警察捜査官(フランツ・ジョーンズ)との合同捜査を通して、米軍基地やそこに生きる人間模様、そして親と子の愛憎を巡る悲劇を都会的なハードボイルドタッチで描く。
ドラゴン(倉田保昭)のカラテアクションこそクライマックスで炸裂したものの、「Gメン75」への路線変更を意識したかのようなシリアスな展開だった。
実は、この回でモノレールに逃げ込んだゴードン(ロルフ・ジェーサー)とその仲間を伊吹裕二(谷隼人)たちの車が追跡するというシーンがあるが、まさしくGメン75 1話「エアポート捜査線」のクライマックスにかけての盛り上がりそのものである。