Gメン75 第5話は、未亡人の夫に成りすました関屋警部補(原田大二郎)の潜入捜査!国際犯罪組織によるカリフォルニア金精錬所襲撃事件の真相を暴いて行く
第5話 純金の死体 | ||||||||||
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仮題 |
-(※シナリオ#5) | |||||||||
放送 | 75.06.21 | |||||||||
脚本 | 池田雄一 | |||||||||
撮影 | 吉田重業 | |||||||||
監督 | 村山新治 | |||||||||
役名(台本) |
川名早苗 川名京介(男B) 永尾 男A 男C 大使館員 少年 税関係員 |
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出演 | 黒木 | 関屋 | 草野 | 津坂 | 山田 | 圭子 | - | - | - | - |
主演 | 関屋警部補 | |||||||||
ゲスト |
佐野厚子 菅貫太郎 中村孝雄 影山条二 宝井宏治 高野隆志 ユセフ・オスマン(オスマン・ユセフ、ジョニー・ユゼフ、オズマンド・ユセフ) アニト・リューズ 東原稔 |
備考 | プロット:キイハンター 44話「殺人特急007号」 カリフォルニアのシーン:国内撮影 横浜ロケ 造船所のアクションシーンで負傷したと後年、別番組で語る原田大二郎氏 |
Gメン75 第5話 あらすじ(ストーリー)
アメリカの金精錬所が国際犯罪組織に襲われ画家の川名京介がカリフォルニアの渓谷で殺された。川名を乗せた乗用車は断崖絶壁から落下し、現場にはフェニックスを象ったタイピンが落ちていた。
アメリカ大使館を通じ、川名の遺品が妻・早苗のもとに届けられた。遺品を持ちかえった早苗は悲しみに暮れるがそこへ永尾という男が押し入ってくる。彼は川名の遺品から秘密文書を持ち出そうと探していたのだ。
そこへ死んだはずの川名が帰宅した。早苗が玄関で迎えるとそこにいたのは何と関屋警部補だった。関屋は川名になりすまし、国際犯罪組織が奪った金の一部の行方を黒木警視の指揮で内偵していた。そのことを関屋が渡したイヤホンを通じ知った早苗は、関屋を夫・川名京介として迎え入れる。関屋は川名と学生時代、射撃競技で競い合ったライバルだった。
関屋の行動に不審を抱いた永尾は、川名なら組織のボスの肖像画が描けるはずだと関屋を試す。
窮地に陥った関屋は筆を走らせようとした時、ドアの向こうに人の気配を感じ拳銃を発射。ドアを開けると一人の男が倒れていた。永尾は男の内ポケットから「警察手帳」を発見する。
Gメン75 第5話 解説・見どころ
- 関屋警部補以下全員で洋館を包囲する潜入捜査!
- アメリカから別送された絵具に仕組まれたモノは…
- 草野&津坂のカーアクション!
- クライマックス、暗闇の中から真実が明るみに
キイハンター 44話「殺人急行007号」をベースに脚色し直した作品。Gメン75は時折、過去のシリーズからプロットを借用するが、第二話「散歩する囚人護送車」同様、荒唐無稽な潜入捜査が面白い。まだGメン75の世界観が確立されておらず刑事ドラマというよりはスパイアクションドラマの雰囲気を色濃く打ち出している。
インターポールのことを”国際警察”と称する点も「キイハンター」をはじめとする過去のシリーズの名残だ。どことなくぎこちないストーリー展開だが、倉田保昭、岡本富士太両氏による牽引車とGメン車による捨て身の体当たりアクションも見せ場のひとつ。草野刑事&津坂刑事も初期はまだまだ、「バーディー大作戦」のドラゴン&一条吾郎。
肩の凝らない娯楽アクション作品に仕上がっている。
Gメン75 第5話 雑誌記事
死んだ夫に成りすまし国際犯罪組織の男を煙に巻こうとする関屋警部補。