あらすじ

キイハンター 第246話 墓場へ走れ! 男と女 

キイハンター 246話

キイハンター 246話は、スパイ組織に狙われる記憶喪失の女(柴田英子)の素性を探る国際警察特別室・小田切慎二(中丸忠雄)と警視庁刑事

第246話 墓場へ走れ! 男と女
(共同調査:NWP夏目プロダクツ)
仮題 -(※台本#-)
シリーズ名
放送 72.12.16
脚本 池田雄一
撮影 村上俊郎
監督 小西通雄
役名(台本)
出演 ユミ 小田切
主演 小田切慎二
ゲスト 根上淳
柴田英子
西沢利明
宮口二郎(宮口二郎、非情のライセンス/坂井刑事)
松川勉
松本朝夫
西本良治郎(現・株式会社ジャパンアクションエンタープライズ代表取締役副社長)
フランク・ジョーンズ
ピエール・カラメロ 
某国
類似作品 Gメン75 第68話 「小菅一丁目35番地 東京拘置所
タイアップ 草津高原ホテルヴィレッジ
番組設定 キイハンターとは
備考 群馬ロケ

キイハンター 第246話 墓場へ走れ! 男と女 あらすじ(ストーリー)

国際警察特別室の小田切慎二はアメリカ軍の軍法会議の証言台に立たされていた。GI・ビル米倉による恋人・竹村真理の殺害容疑の証言である。血まみれになっているところを警視庁に逮捕され、国際警察へ捜査が委ねられた事件。現場の状況証拠から小田切はビルの犯行と断定し米軍に引き渡した。しかしビルは容疑を全面否定。

反戦歌手として二人で世界各国、紛争の有るところへ行き反戦運動をしていた上、真理を愛しているのに殺人を犯すはずがないと主張。罪状認否のままビルの死刑が確定した。

ある日、小田切は街頭の写真展で、ビルに殺されたはずの真理にそっくりな女性が写っている写真に惹かれた。真理が生きているのでは・・と思った小田切は真相を確かめようと、写真の草津高原へ飛ぶ。死刑執行までの時間もない。

そこで小田切は真理そっくりの女性に出会うがなぜか記憶喪失。カメラマンに扮して真理に近づこうとするが、夫と名乗る大友年巌の抵抗に合う。そんな真理が何者かに襲われ命を狙われた!一方、別の角度から事件を追う警視庁・大木刑事の姿があった。

キイハンター 第246話 墓場へ走れ! 男と女 解説・見どころ

キイハンター 246話
  • Gメン75 第68話の基となった作品
  • 無実だと叫ぶ日系人反戦歌手の恋人とよく似た女を追って草津高原へ飛ぶ小田切
  • 記憶喪失の女は自分の妻だという男が現れる
  • 反戦歌手を利用し諜報活動を行う秘密組織

Gメン75 68話をリアルタイムで見ていた時、どこかで見たようなストーリーだなと思っていた。その時は気付かなかったが、当時通っていた高校の図書委員だったことが幸いした。

校内図書館にある新聞縮刷版をひも解いてキイハンターのサブタイトル、あらすじを調査していた時、Gメン75 68話「小菅一丁目35番地 東京拘置所」のあらすじがキイハンター 246話に酷似。後々の地上波再放送を見て同一プロットだと確証を得た。

キイハンター 第246話 とGメン75 第68話 小菅一丁目35番地 東京拘置所

キイハンター 第246話 墓場へ走れ! 男と女
Gメン75 第68話 小菅一丁目35番地 東京拘置所

今回は、Gメン75 68話「小菅一丁目35番地 東京拘置所」の元となった作品。プロットはGメン75とほぼ同じだが、キイハンター、Gメン75それぞれ違う点もあるので見比べてみるのも楽しい。

竹村真理⇒(Gメン75:清瀬マリア)
ビル・米倉⇒(Gメン75:ベン・川崎)
大友年巌⇒(Gメン75:大下俊造)

・反戦歌⇒Gメン75とは違う曲。
・記憶喪失の女性⇒真理が秘密組織に狙われたとき過去を思い出す。
 (Gメン75⇒マリアが記憶を取り戻すのはラスト)
・真理を狙う秘密組織⇒組織の正体は不明。
 (Gメン75⇒組織はCIA)
・もうひとつの事件を追う刑事がいる。
 (Gメン75⇒出会うきっかけとなった現場の回想シーンのみ)
・ビルの死刑が確定し、死刑執行までのタイムリミットがある。
 (Gメン75⇒死刑執行タイムリミットとの死闘はなし)
・クライマックスはネタバレ含むので割愛

カメラマンに扮した小田切慎二(中丸忠雄)、風景写真から現地に佇む小田切へと移行するシーン、記憶喪失の女性の前でギターを奏でながら歌う島竜彦(谷隼人)と谷口ユミ(大川栄子)(Gメン75では響刑事)・・・など共通するシーンも多い。謎の男の正体が明かされるという意表を突くラストのおまけつき。

キイハンター 第246話 墓場へ走れ! 男と女 当時の記事

キイハンター 246話

出典:週刊TVガイド 1972年12月22日号

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